新年あけましておめでとうございます。2006年の年頭にあたり一言ご挨拶申し上げます。
昨年は11月頃から小中学生が犠牲となる卑劣な事件が相次いで発生し、また建築物の耐震強度偽装が発覚し、一般社会に大きな激震が走る不安な年末となりました。
さて私は昨年7月に第5代の会長に就任致しました。大変微力ではございますが、会員はじめ、業界団体の発展に少しでもお役に立てますよう、一生懸命務めさせていただきます。
計販連の歴史を振り返ってみますと、1960(昭和35)年7月に岩下正次氏により設立、初代会長に就任され、2代古屋勇造氏、3代宮坂正夫氏、4代岩下貞治氏と順に会長に就かれ、中央団体の一角として大きく育ち、名実共に今日まで発展してまいりました。しかし、昨今は団体組織が会員の減少により厳しい状況に直面しておりますが、私は歴代の会長が築き上げた組織をしっかり守ります。
今年の飛躍を誓うには、会員のご理解と協力を賜り、会員相互発展のため、全国ネットワークを立ち上げ、組織強化に取り組む元年にしたいと思います。また販売事業者は社会のニーズに対応のため唯一の資格である計量器コンサルタント制度を(社)日本計量振興協会と共に協力しあい全国に普及させ、計販連の認知度を高めたいと存じます。
これからの計販連は、会員が一致団結し社会の計量の安全を守る使命と役割があります。今後とも適正計量器の供給に努め、計量管理とコンサルティングも行い、ユーザーの良きパートナーとして日夜活動致してまいります。
ところで、昨年突然降って湧いてきました計量制度見直し検討の件。重要な法改正にしては、何か時間を急いでいる感じがしております。WG(ワーキンググループ)担当の皆さん、大変ご苦労様です。今年はその内容が決定されることになりますが、どうか国民が納得し解りやすい内容であってほしいものです。もちろん我々計量業界も安心して社会に貢献できる内容であると、私は確信しております。
計販連は日常の文化、経済、産業、研究、生活、社会の発展に貢献、寄与する所存です。また中央団体の一角として、販売事業者の役割と使命を充分果たすべく、責任ある行動をしてまいります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
なお、本年も行政及び計量関係団体、計量関係者、会員皆々様の絶大なるご指導とご協力を賜りますよう、今年こそは業界と社会が繁栄し、平穏無事の良い年でありますようお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせて頂きます。
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