ホーム計量関係機関および団体の行動の基本2008年・関係団体の行動の基本(2008年一覧)>日本環境測定分析協会

2008年・関係団体の行動の基本

「安全・安心」の社会に向けて

(社)日本環境測定分析協会会長 笠井光博 


笠井光博会長

 平素は協会の活動に対して深いご理解とご支援を賜り深く感謝申し上げます。
 わが国の経済は景気の回復により、大企業においては増収増益であると報道されていますが、中小企業にとりましては未だ厳しい状況であると思われます。
 昨年は「食の安全・安心」において数多くの不祥事が起こり、企業の社会的責任が厳しく問われています。協会といたしましては、数年来より「環境測定分析業界における企業行動規範」や「環境測定分析技術者のための倫理規範」を作成し、会員に配布してその実践に取り組んでまいりました。また、我々環境計量証明事業所にとりましては、企業の社会的責任として測定値の信頼性が最も重要な課題であると考え、環境測定分析の技術力の担保と向上を図っております。そのためにも一昨年より環境測定分析技術者の技術力を確保するために「環境測定分析士」制度を立ち上げてまいりました。幸いにもそのニーズは高く、多くの方々の関心を集めています。今後はこの制度を社会的に認められた資格として認知されるものに努力したいと思っています。
 日本経済のグローバル化が進み、計量証明が「ワンストップテスティング」の方向にあります。また、現在の環境問題は地球温暖化、砂漠化等の地球規模での様相を呈しています。これらのことを考えると環境計量は国際的に通用する必要があると思われます。そのために協会としてUILI(国際独立試験所連合)に参画し、環境計量に関する各国の現状や将来への取り組み等の情報収集に努めると共に、LILIと共同で国際技能試験を実施しております。
 最後になりましたが、関係機関のますますのご発展を祈願すると共に、協会活動に対しまして更なるご支援・ご協力をお願いいたしまして新年のご挨拶といたします。

(以上)

 
↑ページtopへ
ホーム計量関係機関および団体の行動の基本2008年・関係団体の行動の基本(2008年一覧)>日本環境測定分析協会