ホーム計量関係機関および団体の行動の基本2008年・関係団体の行動の基本(2008年一覧)>日本計量史学会会長 蓑輪善蔵

2008年・関係団体の行動の基本

新年を迎えて

日本計量史学会会長 蓑輪善蔵 


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 平成20年の年頭にあたり皆様にご祝辞を申しあげます。本年が皆様にとり良いお年でありますよう祈念いたします。

 昨年は国の内外を問わずいろいろと騒がしい年であったように思います。中でも地球温暖化は何となく待った無しの感を深くしました。昭和50年頃でしたか、電力中央研究所の高橋実氏が、地球の水は多すぎるとの発想からの著書の中で、北半球で産業の発達と共に、化石燃料をこのまま使い続けると、今世紀末には、地球の平均気温の上昇により、北極圏の氷河が融け、海面上昇から大きな影響を与えるとの記述がありました。この頃から、温暖化と水の新聞記事が目につくようになりました。南極の棚氷から分離する巨大氷河の大きさに目を見張ったのもこの頃でした。NASAの研究者で、アイオワ大学の物理学教授フランク博士による、地球の氷は地球外の彗星群から降る氷塊によるもので、45億年の蓄積との説にも興味を持ちました。

 地球温暖化は、異常気象により大きな災害をもたらしていますが、海水の温度変化の監視は、重要課題の一つではないでしょうか。温暖化や異常気象に、直ぐに水に思いが行くのも性のなせる業なのでしょうか。

 今年は良い年になりますように。

(以上)

 
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