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アズビル金門など4社
水道メーターの実証実験を開始
検針作業の自動化の検証

イメージ図 アズビル金門、中海テレビ放送、KDDI、KCCSモバイルエンジニアリングは、共同で「IoT」の通信技術を用いた水道メーターの検針業務の自動化に関する実証実験を2018年12月から、鳥取県米子市を対象に開始した。

 この実証実験は、既設の水道メーターをスマートメーターに交換し、IoTで用いられる、少ない消費電力で遠距離通信を実現する無線通信技術であるLPWAを活用してデータ取得することで、水道検針作業を自動遠隔化、効率化する仕組みを構築することが目的。

 検針データを適宜把握できるようになることで、検針作業が効率化するととともに、利用者への見える化による、節水意識の向上にも貢献する。
 同時に、現在のケーブルテレビの加入データに加え、取得したデータを利用することにより、水道検針業務に必要な機能やデータの活用について検討をする。

 今後、4社は協力して高品質なサービス・システムの提供に向けて検討をしていく。

■実証実験の概要

【実証期間】2018(平成30)年12月上旬〜2019(平成31)年3月末(予定)
【実証対象地域】鳥取県米子市
【実証実験内容】@提供機能:▽新たに設置するスマートメーターによる指針値の自動計測(12時間毎)▽計測データのCloudサーバへの送信機能・新たに構築する自動検針プラットフォームによるデータ管理、分析機能・データの可視化、外部出力機能A将来的なデータ利活用:自動検針プラットフォームに実装する新規開発のアプリケーション機能により、水道料金の自動算出化(請求システムとの連携を含む)、漏水の早期発見や配水圧管理による水運用の最適化の実現に向けた検討を進める。

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