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日本計量新報 2007年11月11日 (2699号)

景気は緩やかな回復基調が続いている
計工連が景気・業況・施策等に対する会員の意見調査

当面の景気動向は「ほぼ現状で推移する」が77%

(社)日本計量機器工業連合会(宮下茂会長)が、9月3日〜10月5日まで、法人(企業)会員115社を対象に実施した「景気・業況・施策等に対する会員の意見調査」がまとまった。71社から回答があった。全体の傾向は「景気は緩やかな回復基調が続いている」である。会員企業の業況は、今年度上半期の実績は「良い」「やや良い」「ほぼ横ばい」が合わせて全体の76%となり、下半期の予想も同様に77%となっている。


主要項目別の概要は次のとおり。

景気動向全般

製品価格は「上昇」もしくは「横ばい」

【当面の景気動向】「ほぼ現状で推移する」とした回答が前回調査の65%から77%に増え、「徐々に回復基調になる」とした回答が前回調査の30%から16%に減少している。

【先行き6ヶ月後の経済諸指標の見通】「公共投資」「住宅投資」「個人消費」「雇用所得」を「横ばい」とする回答が多い。

 「民間設備投資」及び「輸出」「輸入」は「横ばい」または「増加」、「製品価格」「土地価格」及び「金利」は「上昇」または「横ばい」とする回答が多くなっている。

「株価」は前回調査では「上昇」が53%あったが、これが今回調査では29%に減り、「横ばい」52%「低下」18%となっている。

「為替」は「円高」が53%「横ばい」38%、原油価格は「高騰」66%、「横ばい」32%の回答である。(次号以下へつづく)

 

日本計量新報 2007年11月11日 (2699号)

計量標準供給拡大で意見を募集
募集期間は12月3日まで

経済産業省は10月3日開催の計量行政審議会の答申を受けて、高周波インピーダンスの計量標準供給の開始と、光減衰量、抵抗温度計、振動加速度の供給範囲の拡大に関する公示をするが、告示案「特定標準器の指定及び特定標準器による校正等の実施に係る告示(案)」に関する意見を募集している。

募集期間は、11月3日(日)〜12月3日(月)。意見は、郵送、FAX、電子メールで受け付けている。資料はwebサイト「電子政府の総合窓口」、経済産業省産業技術環境局知的基盤課(経済産業省別館6階)で配付している。詳細は、電子政府の総合窓口(http://search.e-gov.go.jp/)を参照。

日本計量新報 2007年11月11日 (2699号)

ザルトリウス オートセルフ校正機能搭載電子はかり
「ザルトリウスCPAシリーズ」

ザルトリウス・メカトロニクス・ジャパン(株)(東京都品川区北品川1−8−11、ピーター・グリムリー社長)は、オートセルフ校正機能isoCAL搭載の電子はかり「CPAシリーズ」を発売した。読み取り限度1μg、ひょう量2g〜34kgまでの30器種。価格は13万5000円から175万円。

同シリーズは、オートセルフ校正機能「isoCAL」を搭載。設置場所の重力加速度の違いから生じる重量誤差の校正のほかに、微妙な温度変化による感度ドリフトの自動校正および、出荷時に設定された内蔵タイマーによる自動校正を行う。耐久性・精度・信頼性に優れた「ニューモノリスィック計量セル」を採用。優れた繰り返し性と非常に短い安定所用時間を可能にしている。

型式「CPA2P」は、読み取り限度1μgのミクロ天びん。「CPA2P−F」は静電気対策用に大型の網皿を使用しているので110mmφのフィルター測定も可能。

製品前面の表示部は、ヨーロピアンブルー・バックライトを採用し、文字高は16.5mm。操作場所の照明状況にかかわらず、ひょう量値の読み取りがしやすい。操作キーは実験用手袋をはめていても操作しやすいクリックキーを採用。

ISO/GLPに準拠し、品質保証に必要なひょう量・校正データを出力できる。RS232Cインターフェースが標準装備、プリンタやパソコンに接続可能。パソコン用接続ケーブルは、RS232C用とUSB用がある。(発売キャンペーン詳細は8面)

日本計量新報 2007年11月11日 (2699号)

江原称仁 氏

(社)計量管理協会(現(社)日本計量振興協会)元会長で(株)オーバル元会長の江原称仁氏が、11月4日死去した。83歳。

通夜は11月7日、告別式は8日に、神奈川県平塚市の湘和会堂平塚で執りおこなわれた。喪主は長男の江原嘉夫氏。

江原氏は1923(大正12)年11月6日生まれ。1943年9月神戸高等工業学校精密機械科を卒業。同年10月(株)園池製作所に入社。同10月から1945年10月まで兵役につく。1949年オーバル機器工業(株)(現(株)オーバル)に入社、取締役横浜工場長、常務取締役をへて1986年代表取締役社長に就任。社業の発展に力をつくした。1988年取締役会長、1992年相談役。

この間、1984年(社)日本計量機器工業連合会常任理事、1995年(社)計量管理協会会長に就任し、計量業界の発展に貢献した。

1990年計量功労者として通商産業大臣表彰を受賞している。

日本計量新報 2007年11月11日 (2699号)

秋の叙勲

【旭日双光章】松倉重昭(80、(社)群馬県計量協会会長、(社)日本計量振興協会理事、(株)ユニオン会長)


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