日本計量新報 2009年6月28日 (2779号) |
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計販連総会開く
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左から、計販連総会のようす、石蔵利治新会長 |
はじめに大森健次会長があいさつした。
総会は、2008(平成20)年度事業報告、同収支決算書を承認した。2009(平成21)年度事業計画(案)、同収支予算(案)を審議し、原案どおり決定した。
任期満了による役員改選を実施し、新しい会長に(株)石蔵商店社長の石蔵利治氏を選出した。前会長の大森健治氏は、相談役に就任した。
感謝状贈呈式を挙行した。
来賓の高森博(社)新潟県計量協会会長があいさつした。
翌日は、参会者の希望毎に別れて、メーカー視察((株)田中衡機工業所)とゴルフコンペを実施した。
計販連は全国の計量計測機器の販売事業者の団体。4月1日現在の会員数は個人会員49社、賛助会員8社である。社会の安心・安全への関心が高まっているなか、計販連は適正な計量器の供給に直接携わる事業者の団体として、計量における安心・安全への貢献など、消費者の利益を守るために重要な役割を果たしている。
同会は計量器コンサルタント制度の全国への普及拡大に力を入れており、(社)日本計量振興協会や各地域の計量協会と協力して、資格認定講習会の開催を予定している。08年度は仙台、札幌、福岡の3会場で実施している。
【同会】〒162−0837、東京都新宿区納戸町25−1日本計量会館内、電話03−3268−0577、FAX03−3268−4924、http://www.ansd.jp/
MS上皿天びん |
メトラー・トレド(株)(ゲルハルト・ケラー代表取締役社長、東京都千代田区三番町3−8泉館三番町ビル4階、電話03−3222−7106)は、「New Classic MS天びん」シリーズを発売した。
同シリーズは、従来器AB−S/FACT及びPB−S/FACTの後継器。迅速に信頼性の高い計量が可能で、卓越した計量パフォーマンスと生産性の向上を実現する。
以下の大きな3つの特長を柱とする。
(1)高精度計量が可能。ディスプレイにHigh Contrast Display (HCD)を採用し、計量結果を見やすくした。また、「LevelLock」サポート脚が天びんの水平状態の変化を防止。アルミダイキャスト製メタルハウジングは、他の測定機器から発生するノイズをカットする。さらにFACT−全自動調整(校正)機構により、計測結果の正確性を保証する。
(2)クリーニングが容易。風防は取り外しが10秒ででき、また風防ガラスは食器洗浄機などで洗浄できるため、常に清潔な状態で使用することができる。同シリーズのハウジングは耐薬品性も高く、アセトンなどの溶剤の影響を受けない。またプロテクトカバーで天びんを傷や汚れから守る。
(3)長期間安心して使用するためにさまざまな特長を備えている。頑丈で耐久性に優れたアルミダイキャストハウジングにより、周辺の環境や衝撃から計量セルを守る。
また計量セルのオーバーロードプロテクション機構により、超過の負荷がかかっても計量セルのパフォーマンスが劣化しない。
さらにモノブロック計量セルを搭載し、計量セルの部品数を大幅削減。高速で正確な計量スピードと、高い耐久性を実現した。
【仕様】※全23機種共通▽秤量=120g〜24kg▽最小表示=0.0001g〜2g
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