東北・北海道計量大会開く
10月8日、山形市に180人が参集
環境に配慮した大会運営
計量行政事務の協会への委託など討議
東北・北海道の計量関係者が参加する「2009(平成21)年度東北・北海道計量大会」と「第58次東北六県北海道計量協会連合会総会」が、10月8日午後、山形県山形市のホテルキャッスルを会場に、関係者約180名が参加して開かれた。台風18号の通過という悪天候下での開催で、講演者の交代など運営スケジュールの一部変更もあったが、開催県の努力でスムーズに運営された。連合会総会では、5つの議題が討議された。総会に先立って東北・北海道計量大会が開かれ、計量功労者表彰、大会記念事業発表、大会宣言採択がおこなわれた。記念講演、懇親会があり、10月9日は視察研修が実施された。本大会では環境に配慮した運営がされた。次期開催地は宮城県。
東北・北海道計量大会
大会は、東北六県北海道計量協会連合会の小林信治会長((社)山形県計量協会会長)が挨拶した。
計量功労者表彰式が挙行され、計量功労者8名(▽加藤清隆▽中川猛夫▽千葉謹七▽籏生哲哉▽進藤勝哉▽三上敬二▽芳賀昌子▽門馬正)、感謝状1名(尾形賢司)が表彰された。
大会記念事業が発表された。開催地福祉施設に山形市社会福祉事業団を通じて計量器を贈呈した。大会は「くらしを守る確かな基準……計量計測」と「確かな計量計測に愛を添えて、守ろう、私たちの暮らしと地球」のスローガンを掲げて、これが達成実現に最善を尽くすことを決意するという文章を盛り込んだ大会宣言を採択した。
第58次東北六県北海道計量協会連合会総会
第58次東北六県北海道計量協会連合会総会は、会長があいさつし、(1)前年度連合会総会報告と(2)各道県協会提案議題を審議した。
提案県が趣旨説明をした後、情報交換等をした。各道県の提案議題は、指定定期検査機関の指定の進展など計量行政の計量協会への委託が進んでいるなか、協会の安定的運営と財源・人材の確保なども含めて、各府県の実状を参考に協会運営の将来展望をさぐろうというものが多く、各道県の実状などが報告された。
提案議題は次のとおり。▽議題1=適正計量管理事業所の標識について(宮城県)▽議題2=協会の安定的運営と財源・人材確保の対策について(秋田県)▽議題3=指定定期検査機関の今後の将来展望について〔情報交換〕(福島県)▽議題4=地方行政機関の計量事務委託方式について(青森県)▽議題5=連合会次期開催地について(山形県)
次期総会開催地は、各県が持ち回りで開催していることから、宮城県に決まった。
環境に優しい大会運営
今計量大会は、環境に配慮した大会運営を実施した。『天・地・人「愛」は地球を救う』というスローガンを掲げ「環境に優しい大会」をめざした。
懇親会、視察研修を実施
総会終了後、記念講演「景勝と兼続」、懇親会で交流を深めた。
翌10月9日は視察研修を実施した。NHKの大河ドラマ「天・地・人」の主役である直江兼続ゆかりの米沢市を視察し、長谷堂城跡、伝国の森(兼続展示館、上杉神社)、上杉城址苑などを訪ねた。
|