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日本計量新報 2009年12月20日 (2802号)

2009年度電気計測器売上見込
前年度比13.3%減
電気計測器の中期予測2009〜2013年度

2010年度以降、緩やかに回復

(社)日本電気計測器工業会(小野木聖二会長)は、2009年12月、同工業会の統計データをもとに2013年度までの電気計測器の需要予測を行い、冊子「電気計測器の中期予測2009〜2013年度」版を発行した。08年9月以降の経済危機の影響を受け、09年度は、売上高は前年度比13.3%減の6355億円の見込み。10年度以降は緩やかな回復基調を辿ると予想している。なお、冊子は有料で配布中。

 
発表会のようす
 
 

需要予測は、(社)日本電気計測器工業会の自主統計または経済産業省の生産動態統計を参照しつつ、対象品目の国内販売及び輸出合計額を予測したもの。予測の基礎データを得るため、会員企業へのアンケートも実施している。

2008年9月のリーマンショック以降の経済の激震により、PA計測制御機器、半導体・IC測定器、一般電気測定器等、工業会の主力製品は大きな影響を受け、電気計測器全体の2008年度売上実績は前年比26.5%減の7334億円となった。

昨年12月の予測では「12年度まで年平均5.2%の成長」としていたのに対して、今回は大幅な下方修正を強いられる結果となった。

2009年度も、中国経済の成長はあるものの、円高、米国景気の回復遅れ、国内企業の設備投資抑制等により回復は期待できず、売上高は前年度比13.3%減の6355億円の見込み。

2010年度は、東南アジア諸国の景気回復・成長、環境・エネルギー分野での新技術への投資、国内設備投資の全般的な下げ止まり、パーソナルコンピュータの需要回復に伴うDDR3 DRAMの生産拡大、移動通信分野のLTE(Long Term Evolution)等、次世代通信システムの立ち上がり等の要因により、主力製品が下げ止まりからプラス成長に転じる結果、売上が前年比5.7%増の6718億円まで回復、以降2013年まで緩やかな回復基調を辿ると予測している。

なお、各項目のダイジェストは、本紙2803号(新年特集増大号)にも掲載予定。

「電気計測器の中期予測」冊子を頒布

(社)日本電気計測器工業会(JEMIMA)は、今回の予測内容を詳述した冊子「電気計測器の中期予測2009〜2013年度」を頒布している。

【発行日】2009年12月11日

【価格(税込・送料別) 】一 般8400円、JEMIMA会員3150円

【掲載内容】▽序文▽本書の使い方▽中期予測の概要▽電気測定器(一般)の中期予測▽半導体・IC測定器の中期予測▽PA計測制御機器の中期予測▽指示計器の中期予測▽放射線計測器の中期予測▽環境計測器の中期予測▽電力量計の中期予測▽工業会自主統計

【申し込み先】JEMIMAウェブサイト(http://www.jemima.or.jp/issue/index.html

【問い合わせ先】JEMIMA企画・調査・国際部、電話03−3662−8182、Eメールtoru_akabane@jemima.or.jp(担当赤羽)

日本計量新報 2009年12月20日 (2802号)

計工連 理工系学生を対象とした
計量計測・制御・分析・センサ業界合同求人説明会

(社)日本計量機器工業連合会は、理工系学生を対象とした「計量計測・制御・分析・センサ業界合同求人説明会」を、2010年2月13日(土)12時〜17時(12時〜講演会、13時〜ブース)、新宿住友ビルスカイホール47階で開催する。

首都圏を中心とした主要大学・高専・専門学校を2011(平成23)年春に卒業する理工系学生(大学院生を含む)が対象。15社が参加予定。

【主催】(社)日本計量機器工業連合会

【協力】(株)ダイヤモンド・ビッグ&リード

【内容(予定)】(1)企業の採用担当者による学生への会社説明(面談形式、一部時間制限を設ける)(2)就活アドバイス講演会の開催(3)参加企業の若手エンジニア(女性を含む)によるパネルディスカッションの開催(検討中)(4)学生への参加企業1分間PRコーナー

【参加申し込み企業】アンリツ産機システム(株)、(株)エー・アンド・デイ、(株)オーバル、(株)共和電業、(株)金門製作所、新光電子(株)、(株)タツノ・メカトロニクス、(株)チノー、(株)寺岡精工、東京計装(株)、東亜ディーケーケー(株)、長野計器(株)、ミネベア(株)、(株)山武、(株)山武商会

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