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日本計量新報 2010年7月4日 (2828号)

4月の計量計測機器生産額
電気計測器271億円、分析機器147億円

半導体・IC測定器前年比469.4%増
電気計測器、分析機器は回復傾向顕著
長さ計も回復の兆しに

経済産業省が公表した2010年4月分の機械統計確報によると、計量計測機器の生産額はおもなところで前年同月比で増えたのは、電気計器30.9%増、電気測定器(半導体・IC測定器を除く)69.9%増、半導体・IC測定器469.4%増、工業用計測制御機器2.7%増、工業用長さ計20.8%増、工業用計重機25.5%増、精密測定機(光学測定機を含む)58.4%増、分析機器42.7%増、である。減ったのは、医用測定器13.6%減、ガスメータ21.5%減、試験機51.1%減、である。電気計測器や分析機器は回復傾向がはっきりした。長さ計も回復基調に。


生産指数は、電気計測器69、計測機器107.8

2005(平成17)年を100とした機械工業業種別生産指数(付加価値額ウェイト)は、電気計測器(ウェイト75.0)は、原指数(当月の数量÷基準数量により算出)52.9、前年同月比65・3%増、季節調整済指数69.0、前月比2.0%減、計測機器(同80.7)は、原指数94.1、前年同月比34・2%増、季節調整済指数107.8、前月比2.0%増。

業種別の生産指数は、対象業種の生産活動の水準や推移を示すもので、経済活動の動きや全体像の把握、景気判断の指標として重要。

機械工業生産能力指数は、電力量計(ウェイト12.3)は原指数92.5、前年同月比5.2%減、工業用計測制御機器(同89.9)は、原指数99.9、前年同月比1.6%減、ガスメータ(同23.3)は、原指数92.0、前年同月比0.1%減。

生産能力指数は、生産能力を、操業日数や設備、労働力に一定の基準を設け、これらの条件が標準的な状態で生産可能な最大生産量の能力を指数化したもの。

電気計測器全体は61.9%増

電気計測器の2010年4月の生産額は機械統計確報では251億4900万円。(社)日本電気計測器工業会のまとめでは、271億2700万円となる。前年同月比は61.9%増。金額の違いは両者で集計項目が異なるためで、放射線測定器と環境計測機器を電気計測器に含めるかどうかの違い。

電気計器は32.4%増

電気計器は38億2500万円(前年同月比32.4%増、以下かっこ内は前年同月比)。

【内訳】(1)指示計器3億6200万円(4.6%増)(2)電力量計34億6300万円(36.2%増)

(次号以下につづく)

日本計量新報 2010年7月4日 (2828号)

大和製衡
低価格、防水防塵のSUSボディはかり
DP−6700

大和製衡(株)(兵庫県明石市茶園場町5−22、電話078−918−6540、川西勝三社長)は、リーズナブルな防水型デジタル台はかりDP−6700シリーズを発売している。

防水・防塵等級IP65準拠のオールステンレスボディをもちながら、税抜き10万円を切る低価格を実現。食品加工場をはじめ、飲料品の原料製造業、水産卸市場、生産農家などあらゆる業界で活躍できる。

【特長】(1)定量計量機能=最初に目標値をマイナス表示し、つねに計量目標値が0kgになるよう計量作業をするので、誰でも間違えることなく簡単に計量できる。(2)チェッカ機能=検品作業時において規定重量内か否かを3色(赤・青・黄)のLEDランプにより判別することができる。内蔵ブザー(工場オプション)にも対応可能。(3)ランク選別機能=従来の加算式ランク選別に加え、新たに減算式ランク選別を搭載。減算式ランク選別では、沢山ある品物の中から抜き取るだけで、抜き取られた品物がどのランクであるかを液晶表示とLEDランプにより即座に判別する。さらに、ランク結果の音声出力(工場オプション)も可能。(4)ワイヤレス通信機能(工場オプション)=ワイヤレス通信機能を使って計量データをパソコンに取り込むことで、計量データの集計・分析・管理が簡単に行える。(5)USBメモリ機能(工場オプション)=USBメモリを使用し計量データを簡単にパソコンへ取り込むことができる。

【仕様(ひょう量/目量)】◇検定モデル▽DP−6700K−30=30kg/10g▽DP−6700K−60=60kg/20g▽DP−6700K−150=150kg/50g▽DP−6700M−150=150kg/100g

◇検定外モデル▽DP−6700N−30=30kg/10g▽DP−6700N−60=60kg/20g▽DP−6700N−150=150kg/50g

【税込価格】▽DP−6700N(検定外品)標準価格9万6600円▽DP−6700K(検定品)標準価格9万9750円▽DP−6700M水産型(検定品)標準価格9万9750円

日本計量新報 2010年7月4日 (2828号)

日本圧力計温度計工業会
新会長に藤原勉氏

日本圧力計温度計工業会会長に藤原勉東洋計器興業(株)会長が就任した。6月4日開催の同会第13回通常総会で選出された。兵田善男前会長は顧問に就任した。

同会は、日本圧力計工業組合と日本金属製温度計工業組合が合同して、1997(平成9)年4月1日設立。国内で圧力計温度計およびそれらの部品等の製造,修理,販売を営む事業者団体として、JISの制定などに力を尽くしている。

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