日本計量新報 2010年10月17日 (2842号) |
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東北・北海道計量大会開く
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日本計量新報 2010年10月17日 (2842号) |
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第5回 スマートメーター制度検討会開く(1)
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検討会のようす
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経済産業省主催の第5回スマートメーター制度検討会が、10月4日、経済産業省で開催された。当日の議事要旨、議事録、配付資料は、資源エネルギー庁WEBサイトに掲載(http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/k_9.html#meti0004668)。
今回の議題は「スマートメーター情報の取扱について」(原則、提供情報、プライバシー・セキュリティーの確保)。
経済産業省の山下隆一電力市場整備課長が資料説明した後、委員が自由に討論した。
山下課長は、概略を次のように説明した。
スマートメーター情報の取扱に関する論点は、(1)原則=メーター情報は誰がコントロールすべきものか、(2)提供情報=計測・提供されるメーター情報の内容、(3)プライバシー、セキュリティーの保護=講ずるべき対策は何か、の3つ。
今後は、電力メーターを中心に議論する。ガスメーター固有の事項は、別途、整理・検討する。水道メーターは、引き続き技術検証する。
スマートメーターの定義は、遠隔検針、遠隔開閉、双方向通信を有する狭義のスマートメーターとして議論する。
電力メーターで計測・提供される情報は、電力使用量、逆潮流値。
電力使用量の粒度の考え方を示した。現在、季節別時間帯別電灯契約などの料金算定単位は1時間、また、電力自由化部門の同時同量スキームやスポット市場などでは30分値で取引されている。現時点での粒度の基準では30分が1つの目安(適時再検討の必要はある)。
(次号以下につづく)
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