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日本計量新報 2010年11月14日 (2846号)

NMIJ・CMSシンポジウム
低炭素社会に向けた計量計測の取り組み

1月17日、東京国際フォーラムで
日本と台湾の相互理解目指す

(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ)は、台湾・工業技術研究院計測標準センター(CMS)と共催で、シンポジウム「低炭素社会に向けた計量計測の取組み」を、2011年1月17日(月)に東京国際フォーラムのホールD5で開催する。入場無料。


現在、地球規模で温室効果ガス排出削減への取り組みが行われており、日本でも高い削減目標の達成に向けた技術開発が進められている。産総研は、2010年から開始された第3期(5年間)の中期計画の中で「グリーンイノベーション」を研究開発の柱の一つとして掲げており、産総研計量標準総合センター(NMIJ/AIST)ではグリーンイノベーションを実現するための計量・計測技術の研究に取り組んでいる。

一方、台湾は低炭素社会を目指した技術のなかでもLEDや太陽電池の生産に関して高い水準であり、それを支える計量・計測の研究が、台湾・工業技術研究院計測標準センター(CMS/ITRI)で進展している。

今回のシンポジウムは、日本と台湾の専門家による講演を通じてこの分野での技術の現状と問題点を相互に理解し、今後の技術開発を加速することを目的としている。

【日時】2011年1月17日(月) 、10時30分〜17時

【場所】東京国際フォーラム(ホールD5)

【定員】120名

【参加費】無料

【内容】▽「地球温暖化対策と計量」=(株)三菱総合研究所永村知之▽「台湾の自然エネルギー産業と低炭素社会を支持するCMS−NMLの役割」=台湾・工業技術研究院計測標準センター(CMS/ITRI)Tzeng-Yow Lin▽「固体照明評価の信頼性向上のための測光放射測定」=(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ/AIST)座間達也▽「固体照明光源技術とその展望」=日亜化学工業(株)板東完治▽「固体照明の計測技術」=台湾・工業技術研究院計測標準センター(CMS/ITRI)Kuei-Neng Wu▽「水素利用のための流量計量技術」=(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ/AIST)森岡敏博▽「北九州水素タウン実証と計量・計測技術の活用」=水素供給・利用技術研究組合(HySUT)仲村哲治▽「金属水素化物アセンブリとその測定値のリークテスト標準」=台湾・工業技術研究院計測標準センター(CMS/ITRI)Hsien-Chen Ma

【申し込み方法】WEBサイトの申し込みフォーム(http://intermet.jp/NMIJ_CMS/registration.html)に必要事項を記入して送信。

【申し込み・問い合わせ先】(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター国際計量室=EメールNMIJ-CMS@intermet.jp、電話029−861−4149

【主催】(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ/AIST)

【共催】台湾・工業技術研究院計測標準センター(CMS/ITRI)

【後援】(社)東亜科学技術協力協会

日本計量新報 2010年11月14日 (2846号)

オーバル
中国工場・宮崎工場を拡充
太陽電池関連装置の市場に対応

(株)オーバル(東京都新宿区下落合3−10−8、近藤健二社長)は、中国市場を中心に大きく需要が拡大する太陽電池関連装置の市場への対応を強化するため、中国および宮崎の工場で、生産体制を大幅に拡充する。

太陽電池関連市場が、中国だけでなく、欧州も合わせて3倍規模にまで拡大していることから、太陽電池生産に不可欠な工作機器装置に組み込まれる流量計の需要も増加している。

同社は、既に生産体制の要となっている中国子会社の第一工場の増産体制を整えると共に、新たに第二工場を設立するなど、大型設備投資を決めたほか、国内子会社である宮崎オーバルの増産体制を整えるため、2割の人員増強を図る。

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