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日本計量新報 2010年12月9日 (2849号)

2010年度近畿計量大会開く
11月19日、大阪に330名が集合

近畿計量協議会
会長感謝状を贈呈

2010(平成22)年度近畿計量大会が、大阪府の当番で、11月19日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で開かれた。近畿各県の計量関係者が約330名集まった。大会では、近畿計量協議会会長感謝状を6氏に贈呈した。記念講演は2題。第1部が「法定計量を含めた我が国の計量制度の現状と展望」(小島孔(独)産業技術総合研究所計量標準センター計量研修センター長)。第2部が「天神祭−日本人の心−」(寺井種伯大阪天満宮宮司)。次年度開催県は和歌山県。懇親会も開かれ、近畿各府県の計量関係者が懇親を深めた。

記念講演は2題
「法定計量を含めた我が国の計量制度の現状と展望」
「天神祭−日本人の心−」

大会は川畑尚子さんの司会で開会。主催者の楠輝雄(社)大阪府計量協会理事長があいさつした。

来賓を代表して、吉川雅之経済産業省計量行政室長、木村愼作大阪府副知事、飯塚幸三(社)日本計量振興協会会長が祝辞を述べた。

近畿計量協議会会長感謝状が6氏に贈呈され、川西勝三(社)兵庫県計量協会会長から感謝状と記念品が贈られた。川西氏は祝辞を述べた。

記念講演第1部は、小島孔(独)産業技術総合研究所計量標準センター計量研修センター長が「法定計量を含めた我が国の計量制度の現状と展望」と題して講演した。第2部は、寺井種伯大阪天満宮宮司が「天神祭−日本人の心−」を演題に講演した。

次年度開催県の畑山忠徳和歌山県計量協会会長が、歓迎のあいさつをした。来年の近畿計量大会は11月18日に、ホテルグランヴィア和歌山で開かれる。

藤田眞弘(社)大阪府計量協会副理事長が閉会の辞。

親会は、伊藤哲夫(社)大阪府計量協会副理事長が開会の辞を述べ、山上春美同常任理事の乾杯の発声で、近畿各府県の計量関係者は交流を深めた。

講演者の寺井種伯大阪天満宮宮司と宮野功勝同常任理事が音頭をとって大阪締めをした。閉宴の辞は、松浦道浩同常任理事。

法改正の状況にない

あいさつした吉川雅之経済産業省計量行政室長は、地方計量行政機関の予算や人員の削減、検定所の廃止、検定の外部委託の問題など、現在の計量行政や計量協会、指定定期検査機関が抱えている問題などを指摘したうえで、現状ではただちに法改正をしなければならないほどの混乱は生じていないと述べた。また、国ができるサポートをしていきたいと述べた。

(次号以下につづく)

日本計量新報 2010年12月9日 (2849号)

東亜計器
内外の最高最低温度を日付・時刻付で記録
デュアル温度計TP7/A81F

(株)東亜計器製作所(横山眞一社長、東京都大田区南雪谷4−3−19、電話03−3720−5141)は、大型の液晶を備え、最高最低温度の日時を記録するデュアル温度計「TP7/A81F」を発売した。

デュアル温度計「TP7/A81F」は、高さ125mm×幅60mm×厚み18.5mm、重さ100gの片手で持てるコンパクトなボディに、半分以上を占める大きな液晶表示が目を引くデザイン。まずはカレンダーと時計を設定したあとで温度計測を開始すると、メモリをリセットするまでの間の内部温度センサで計測した温度と、外付け温度センサで計測したそれぞれの最高最低温度を、日付、時刻入りで記録する。液晶には、内外温度とカレンダー、時計が常時表示される。3mのコードが付いた外部センサは防水設計のため、本体は室内気温を、外部センサは外気温を測定するといった使い方ができる。センサの先には吸盤が標準で装備されているため、平滑な面に固定して測定できる。また水槽などにも完全浸水して測ることができるため、熱帯魚や水生生物などの飼育管理に適している。

温度表示横にある上下矢印で温度の上昇下降傾向を表示する。電池が消耗すると電池交換時期表示のアイコンが表示され、交換のタイミングが分かりやすい。

本体は、卓上、壁掛けのほか、裏面マグネットでスチール面にも設置ができる。

【使用例】▽室内温度・室外気温の温度管理。▽冷蔵庫内・冷凍庫内の温度管理。▽水槽の水温管理。▽園芸用ハウスの温度管理。▽離れた場所のいろいろな温度管理。

【仕様】▽内外温度センサ=サーミスタ▽測定範囲=外部温度マイナス20.0℃〜70.0℃、内部温度マイナス10.0℃〜50.0℃▽表示分解能=0.1℃単位▽温度計精度=外部温度±1.0℃(マイナス5.0℃〜45.0℃)、それ以外は±2.0℃、内部温度±1.0℃(0.0℃〜40.0℃)、それ以外は±2.0℃▽外部センサ=コード長3m、防水設計

【価格】税込3360円

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