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日本計量新報 2011年7月24日 (2879号)

A&D プラスチック製パレット一体型スケール
SNシリーズ4機種を発売

 

(株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、電話03−5391−6128、古川陽社長)は、PP(ポリプロピレン)製の軽くて丈夫なパレットと、大型台はかりの両方の特長を併せ持った一体型のデジタル台はかり「SNシリーズ」を発売している。


SNシリーズ

   

 SNシリーズは、プラスチック製のパレットをベースとしている。
 計量台が1000mmを超す大型はかりは、破損や歪みなどの強度面を考えスチール製が主流であるが、同シリーズは計量台をパレットタイプにすることでそれらの課題を解決し、なおかつスチール製よりも軽量かつ頑丈なはかりを実現した。
 計量台は75kg。フォークリフトに負担をかけることがなく、移動が容易である。不使用時には簡単に壁に立て掛けることができ、その状態で保管可能なので、従来の設置タイプの大型台はかりよりも作業スペースを広く活用できる。
 さらに、材料コストと加工コストを低く抑えられることから、低価格を実現している。
 計量指示部(インジケータ)は、倉庫などの暗いところでも見やすい蛍光表示式を採用し、表示器スタンドも標準装備している。
【主な特長】▽簡単に運搬が可能=PP(ポリプロピレン)製の計量部は軽量かつ頑丈な構造。フォーク部分の差込み穴があいているのでフォークリフトで運搬が可能。▽大型計量台=1100(W)×1100(D)mmの大型計量台。▽コードメモリ機能=4組のコード番号により単位質量、比較値、デジタル風袋値を記憶。▽さまざまなインタフェース=RS−232C、RS−422/485、カレントループ出力、アナログ出力、外部コントロール入力、リレー出力などのインタフェースを用意(別売品)。▽アクセサリ=内蔵プリンタ(別売品)▽検定付(取引・証明用)=商品のはかり売りや公的な重さの証明にも使用が可能(Kタイプ)
【シリーズ共通仕様】▽計量台積載面寸法=1100×1100mm▽計量台高さ=257〜262mm▽計量台質量=約75kg▽計量表示部=7セグメント蛍光表示管(コバルトブルー)、文字高20mm
【仕様】▽SN−600K=ひょう量600kg、最小目量0・1kg(0〜300kg)/0・2kg(300〜600kg)、価格36万5400円(税込)
▽SN−1200K=ひょう量1200kg、最小目量0・2kg(0〜600kg)/0・5kg(600〜1200kg)、価格36万5400円(税込)
▽SN−600K−K=ひょう量600kg、最小目量0・1kg(0〜300kg)/0・2kg(300〜600kg)、価格37万5900円(税込)
▽SN−1200K−K=ひょう量1200kg、最小目量0・2kg(0〜600kg)/0・5kg(600〜1200kg)、価格37万5900円(税込)

日本計量新報 2011年7月24日 (2879号)

東京計器、長野計器、チノー、オーバル
海外水市場をターゲットに業務提携

 東京計器(株)(脇憲一社長)、長野計器(株)(依田恵夫社長)、(株)チノー(苅谷嵩夫社長)、(株)オーバル(谷本淳社長)は、伸張する海外水市場の開拓を主な目的に包括的な業務提携を行うべく、基本合意を決めた。
 現在36兆円と言われる世界の水ビジネス市場規模は、2025年には87兆円に膨らむものと予想されている。
 超音波流量計や電波レベル計などを中心に国内の上下水道市場で高いシェアを持つ東京計器(株)。圧力計の国内トップシェアを誇る長野計器(株)。記録計・センサー・ロガーなどの計測・制御機器メーカーとして国内外で高い実績を残している(株)チノー。流体計測市場の国内最大手であると同時に、海外市場や石油市場に豊富な経験と実績をもつ(株)オーバル。独自の強みを持った4社が連携することにより、ビジネスチャンスの拡大を目指していく。
 今後は、4社で構成されるプロジェクトチームで、具体的な協業体制の構築・整備に着手する。
 海外水市場を当面のターゲットとし、以下の事項について具体的に検討していく。
(1)販売協力=4社の提携を象徴する新ブランドを立ち上げ、品揃えを充実させると共に、各社が海外に拠点を持つ販売・サービス・物流などの経営資源を相互活用し、現地の営業活動、サポート体制の充実を図る。
(2)高付加価値商品・計装システムパッケージの創出=各社が保有する固有の技術を融合させ、新たな高付加価値商品や計装システムパッケージを創出し、高度・大規模・多様性に富むシステム要求に対し迅速に応えていく。
(3)生産拠点の相互活用=各社の生産拠点を相互活用し、グローバルな価格競争力を強化する。

日本計量新報 2011年7月24日 (2879号)

経済産業省産業技術環境局
人事異動
知的基盤課長、計量行政室長交代

知的基盤課


▽課長補佐 永井裕司((独)製品評価技術基盤機構企画管理部経営企画課長)
【転出】▽堀坂和秀(知的基盤課課長補佐、(独)製品評価技術基盤機構へ)(7月1日付)
▽課長 籔内雅幸(中小企業庁事業環境部財務課税制企画調整官)
【転出】▽山下善太郎(知的基盤課長、内閣府へ)(7月15日付)

計量行政室


▽課長補佐(調整担当) 飯塚利行(内閣官房地域活性化統合事務局)
【転出】▽吉岡勝彦(課長補佐、製造産業局アルコール室課長補佐〔企画調整・技術〕へ)(7月11日付)
▽計量行政室長 星野雄一(通商政策局中南米室長)
【転出】吉川雅之(計量行政室長、新エネルギー・産業技術総合開発機構人事部長へ)(7月15日付)
(星野室長の顔写真と略歴は次号)

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