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日本計量新報 2012年4月8日 (2912号)

タツノとNESが合併
「株式会社タツノ」が誕生

製品開発から メンテ・サービスまで

(株)タツノ・メカトロニクスと日本エンヂニヤー・サービス(株)(NES)は2012年4月1日をもって合併した。新しい会社名は「株式会社タツノ」になった。


 

 新会社の(株)タツノは、専門技術を駆使した独創的な製品開発をはじめ、社内のあらゆる部門で、ニーズを的確に把握し、設計・施工やメンテナンス技術で、ユーザーからの一層の満足と信頼をもらえるような高品質の技術とサービスの提供を目指していく。
 タツノの組織の概要は次のとおり。

5つの本部制の設置

 社内全域に、研究開発本部、生産本部、営業本部、サービス本部、管理本部の5つの本部体制を敷き、「メンテナンス事業(技術部門/営業部門)」「環境事業」はサービス本部の傘下に置く。
 本部制の導入により、各部門の報告・指示系統の簡素化と迅速化を図る。

8支店制の設置

全国8支店(北海道・東北・関東・東京・中部・関西・中四国・九州)の体制となり、その支店傘下に全国71か所の営業所を設置。
 これまでは支店傘下で営業所、出張所、駐在所と名称を用いてきたが、合併を機に、すべて「営業所」の名称で統一する。各支店にサービス課と環境課を設置し、従来のメンテナンス事業はサービス課、環境事業は環境課の事業となる。

合併後の会社概要

▽商号=株式会社タツノ
▽ブランド名=TATSUNO▽資本金=4億8千万円▽本社所在地=東京都港区芝浦2−12−13▽代表者=代表取締役社長龍野廣道▽売上高=約400億円(2010年度実績、国内・海外タツノグループ売上)▽社員数=約1300名(2011年3月末日現在)
管轄地域と事務所移転
 この合併に伴い、両社の東京支店と関東支店は、支店の事務所が移転した。管轄する営業所の一部変更など改編がおこなわれた。詳細は次のとおり。
■タツノ東京支店
▽合併後=東京、神奈川、千葉、埼玉、静岡、山梨
■NES 東京支店
合併後も変更なし(上記、「合併後」と同じ)
■タツノ関東支店
▽合併後=栃木、茨城、群馬、長野、新潟
■NES宇都宮営業所、新潟営業所
上記2営業所が合併後の関東支店に統合
■合併後の支店事務所(移転)
▽(株)タツノ東京支店=〒230−0023、横浜市鶴見区市場西中町10番7号、電話050−9000−0303▽(株)タツノ関東支店=〒321−0973、宇都宮市岩曽町1395番1号、電話050−9000−2474

日本計量新報 2012年4月8日 (2912号)

第62回計量士国家試験正解発表

 2012年3月4日(日)、全国9会場で実施された第62回計量士国家試験の正解番号が、経済産業省のWebサイトに掲載された。
 今年の出願者数は9519名で、前年比94・4%と2年連続で減少。環境計量士(騒音・振動関係)99・8%で横ばいだが、環境計量士(濃度関係)93・2%、一般計量士93・3%と減少している。
 実際の受験者数は6282名(速報値、最終時限)。前年比は92・3%と減少した。受験率は66・0%。ここ数年の受験率は66〜67%程度。
 合格発表は5月末頃の予定で、本紙および計量計測データバンクのほか、官報、経済産業省ホームページに合格者の受験番号を掲載する。
 昨年実施された第61回の合格率は、全体で18・6%。実施年によって増減はある(第60回は16・1%)が、難しい資格試験の一つである。
 今年の試験運営は、初めて民間(日本通運(株))に委託して実施された(試験問題作成や合否判定などを除く)。
 計量士になるには、国家試験を受験するほかに、(独)産業技術総合研究所計量研修センターに入所して所定の講習を修了する方法がある。

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