計工連が創立60周年
5月23日、東京會舘で記念式典を開催
将来へ決意新た
感謝状贈呈、功労者を表彰
(一社)日本計量機器工業連合会(計工連、中本晃会長)は5月23日、東京都千代田区の東京會舘で「創立60周年式典」と「祝賀レセプション」を開催した。式典では、5氏に創立60周年感謝状を贈呈、計量機器事業振興功労者表彰として2氏に感謝状を贈呈、47氏に表彰状を授与した。式典に先立って「第1回定時総会」を開催した。
計量機器事業振興功労者表彰を挙行
一社)日本計量機器工業連合会は、1952年創立で今年で60周年を迎えることから、記念式典と祝賀レセプションを開催した。
中本晃会長が式辞を述べた。中本氏は、同会創立60周年にあたって、歴史の節目に過去を振り返りながら、同会の今後の活動に関しての決意を表明した。
式典では、5氏に創立60周年感謝状を贈呈した。計量機器事業振興功労者表彰を挙行し、2氏に感謝状を贈呈、47氏に表彰状を授与した。
来賓を代表して、経済産業省製造産業局宮本聡大臣官房審議官が祝辞を述べた。
祝賀レセプションを開催し、中本晃会長があいさつした。来賓を代表して三木幸信(独)産業技術総合研究所理事が祝辞を述べた。
藤吉建二計量行政審議会会長の乾杯の発声で、60周年を祝って懇談した。中締めは龍野廣道常任理事。
『60年の歩み』作成
同会は記念誌『60年の歩み−計量計測産業これからの10年−』を作成した。会場で手渡すとともに、関係方面へ配付した。
■電気計器は4・4%減
電気計器は36億9400万円(前年同月比4・4%減、以下かっこ内は前年同月比)。
【内訳】(1)指示計器4億6200万円(1・1%増)(2)電力量計32億3200万円(5・1%減)
■電気測定器は8・7%減
電気測定器が177億9600万円(8・7%減)。半導体・IC測定器を除いた金額は、88億4900万円(8・1%減)。
【内訳(1)電圧・電流・電力測定器9億2300万円(21・8%減)(2)波形測定器2億9200万円(47・0%減)(3)無線通信測定器30億1000万円(28・5%増)(4)伝送特性測定器4億2700万円(8・9%増)(5)測定用記録計・データ処理装置4億4400万円(26・2%減)(6)その他の電気測定器37億5300万円(17・8%減)
第1回定時総会を開催
計工連は、式典に先立って「第1回定時総会」を開催した。
一般社団法人となって初めての総会は、第1号議案2011(平成23)年度事業報告書、第2号議案同度決算報告書承認、第3号議案2012(平成24)年度事業計画書および収支予算書、第4号議案役員の報酬など、第5号議案任期満了にともなう役員選任、をいずれも原案どおり可決した。
10月に国際計量計測展を開催
同会は、正会員111社5団体、賛助会員13社2団体(3月31日現在)で構成されている。同会は2012年度事業を次の計画で進めていくことにしている。
東日本大震災の復旧・復興では、復興庁のもとで多くの事業が進められることになり、計量計測機器の供給、メンテナンス・サービスなどを通じて引き続き支援、協力を行なう。
10月には「INTERMEASURE2012(国際計量計測展)」を開催して、会員各社の新製品・新技術を一堂に展示・紹介し、国内外へ最新の計量計測情報を発信して需要の開拓を推進する。
これらを含め、技術開発に係わる事業、高度化に係わる事業、規格の作成と普及に係わる事業をはじめ需要開拓に係わる事業、低炭素・環境型社会対応に係わる事業、市場動向など調査研究に係わる事業、国際協力・交流に係わる事業などに取り組む。
創立60周年感謝状
(敬称略)
▽藤原菊男(元会長、元(株)島津製作所代表取締役会長、現相談役)▽宮下茂(前会長、前長野計器(株)代表取締役社長、現相談役)▽沼田智秀(元副会長、前(株)ミットヨ代表取締役会長、現相談役)▽加島淳一部(前副会長、元(株)オーバル代表取締役社長)▽伊藤尚美(前専務理事)
計量機器事業振興功労者表彰感謝状
(敬称略)
▽石田隆一(前常任理事、(株)イシダ取締役会長)▽村上和雄(前理事、(株)村上衡器製作所取締役会長)。
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