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日本計量新報 2012年7月8日 (2924号)
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第20回 品質工学研究発表大会
6月28日・29日、きゅりあん(東京都品川区)で
20年間の成果と今後の課題検討
矢野宏名誉会員が特別講演
品質工学会は、6月28日(木)・29日(金)の両日、東京都品川区のきゅりあんで「第20回品質工学研究発表大会」を開催した。当日の入場者数は2日間合計で約731名。創立20年の節目を迎える今回は「品質工学の果たすべき役割を探る−20年間の成果と今後の課題−」をテーマに、20年の歴史を振り返るとともに、同会の今後の課題を探った。矢野宏名誉会員が特別講演した。品質工学賞受賞者による記念講演もおこなわれた。
テーマごとの発表
大ホールと小ホールで行われた壇上発表とイベントホールABCDはそれぞれのテーマごとに発表した。質疑応答では、時に参加者や司会者から発表者に厳しい指摘がされるなど、活発な質疑がおこなわれた。
ポスター発表は4会場で行われた。
表彰式や特別講演も
1日目には、貢献賞、(公財)精密測定技術振興財団品質工学賞論文賞、ASI賞、(一財)富山県経営者協会品質工学賞の表彰式が挙行された。「品質工学の20年とこれから−マクロ的視点での品質の展開−」と題して、矢野宏品質工学会名誉会員による講演があった。
2日目には、(公財)精密測定技術振興財団品質工学賞発表賞、品質工学会会長賞、品質工学研究発表大会実行委員長賞の表彰式があり、精密測定技術振興財団論文賞、富山県経営者協会賞、ASI賞の受賞者による受賞記念講演がおこなわれた。
矢野氏は講演で、現在の品質工学会の課題として7点をあげた。▽上昇から下降期、大震災後の復興が課題▽職業的には恵まれた条件の人が多い▽品質工学の独創性が解体されようとしている▽実績もないのに、相手に理解してもらおうとしている▽品質工学の新しさが俗化されている。▽品質工学の記述統計的の意味が考えられていない▽因果関係による科学主義の弊害への考察。
大会直前に田口玄一氏死去
今年は、品質工学会創立20周年になるので「特別企画」として、ポスター(品質工学研究の歴史と発展、研究発表大会の歴史)を展示し、田口玄一名誉会長の2002年の品質工学研究発表大会での講演「品質保証(信頼性)は品質工学で−機能性評価の活用−」を収録したDVDを上映した。
大会直前に同氏が死去したので、品質工学会は記帳所を設け、哀悼した。 |
日本計量新報 2012年7月8日 (2924号) |
NMIJ計量研修センターが受講生募集
非自動はかりの定期検査研修
東京、福岡、大阪で実施
(独)産業技術総合研究所NMIJ計量研修センターは、指定定期検査機関の職員および代検査に関わる計量士を対象に、東京(9月25日(火))・福岡(10月18日(木))・大阪(11月2日(金))で、非自動はかりの定期検査研修を実施する。
非自動はかりの検査方法は、2005(平成17)年に検定検査規則がJIS化(B7611−2)されてから、改定が重ねられている。そこで最新のJISを基に、非自動はかりの定期検査手法などについての「非自動はかりの定期検査研修」を全国3カ所で実施する。JISなどの解説や、はかりと分銅を使用した検査手法の実習を中心に教習を実施する。
【受講対象者】指定定期検査機関の職員および代検査に関わる計量士
【開催期日】▽東京会場9月25日(火)▽福岡会場10月18日(木)▽大阪会場11月2日(金)
【会場】▽東京会場=(独)産業技術総合研究所 臨海副都心センター(東京都江東区青海2−3−26)▽福岡会場=アクロス福岡(福岡県福岡市中央区天神1−1−1)▽大阪会場=(独)産業技術総合研究所関西センター(大阪府池田市緑丘1−8−31)
【受講料】8000円(非課税)
【定員】▽東京・大阪会場=40名▽福岡会場=30名(各会場とも、受講希望者が10名未満の場合中止することあり)
【講師】(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門担当官
【申込み方法】計量研修センターのホームページから、受講申請様式をダウンロードし、必要事項を記入の上、返信用封筒(角形2号、140円切手貼付)を同封して、計量研修センターまで送付。
【送付先】(独)産業技術総合研究所計量研修センター非自動はかり定期検査研修担当=〒305−8561、つくば市東1−1−1中央第1外周 さくら館
【申し込み期間(定員になり次第締め切り)】▽東京会場=7月2日(月)〜8月24日(金)必着▽福岡会場=7月2日(月)〜9月14日(金)必着▽大阪会場=7月2日(月)〜9月28日(金)必着
【教習スケジュール(案)】▽9時45分〜10時オリエンテーション▽10時〜12時検査手法解説・実習▽12時〜13時休憩▽13時〜16時検査手法解説・実習▽16時〜16時15分修了式
【その他】教習修了者には、修了証を発行。
【問い合わせ先】計量研修センターはかり定期検査研修担当=電話029−861−2422、FAX029−861−2423、電子メールmettrain@m.aist.go.jp
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日本計量新報 2012年7月8日 (2924号) |
人事異動
経済産業省産業技術環境局知的基盤課計量行政室=▽法定計量班長中村大紀(貿易経済協力局貿易管理部原産地証明室)【転出】▽多田孝夫(法定計量班長、商務情報政策局商取引・消費経済政策課市場監視官へ)(7月1日付)
日本電気計器検定所=▽理事(非常勤)田中充(7月1日付)▽退任(理事・非常勤)今井秀孝(6月30日付) |
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