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日本計量新報 2012年9月9日 (2932号)

   

計量計測関連企業の2013年度3月期の第1四半期
円高・欧州危機の影響をうけ、結果は各社さまざま

 

計量計測関連企業の2013年3月期第1四半期報告が出そろった。企業ごとの内容は次の通り。


エー・アンド・デイ

 

売上高は74億45百万円(前年同期比14・7%増)、営業損失は93百万円(前年同期は4億66百万円の営業損失)、経常損失は3億96百万円(前年同期は5億46百万円の経常損失)、四半期純損失は5億34百万円(前年同期は632百万円の四半期純損失)となった。
 計測・計量機器事業の売上高は44億72百万円(前年同期比18・7%増)、営業利益は37百万円(前年同期は2億22百万円の営業損失)となった。
 医療・健康機器事業の上高は29億72百万円(前年同期比9・2%増)、営業利益は1億63百万円(前年同期比269・1%増)となった。

長野計器

売上高は95億55百万円(前年同期比4・2%減)。利益面は、海外子会社の業績の下支えと固定費の削減を中心とした原価低減に取り組んだ結果、営業利益は3億10百万円(前年同期比61・0%増)、経常利益は2億16百万円(前年同期比87・2%増)、四半期純利益は1億40百万円(前年同期比60・8%増)となった。
セグメント別では、圧力計事業の売上高は49億44百万円(前年同期比3・6%増)。圧力センサ事業の売上高は24億58百万円(前年同期比17・1%減)。計測制御機器事業の売上高は11億17百万円(前年同期比9・0%減)。その他事業の売上高は10億34百万円(前年同期比3・3%増)。

東亜DKK

売上高29億59百万円(前年同期比0・8%減)、営業利益2億17百万円(前年同期比31・5%減)、経常利益2億53百万円(前年同期比25・2%減)、四半期純利益99百万円(前年同期比39・9%減)となった。
 計測機器事業の売上高は28億85百万円(前年同期比0・8%減)となった。

愛知時計電機

売上高は、昨年11月から事業を開始したアイレックス<CODE NUMTYPE=SG NUM=73C2>の売上高が加わったことにより、前年同期比26・1%増加の100億79百万円となった。利益面は、販売価格低下の影響等を受け、営業損益は32百万円の損失(前年同期に比べ68百万円の減益)、経常利益は45百万円(前年同期に比べ2千9百万円の減益)、四半期純損益は投資有価証券評価損の計上などにより、1億6百万円の損失(前年同期に比べ2億44百万円の減益)となった。

オーバル

受注高は28億42百万円で前年同四半期に比べ11・1%の減少、売上高は28億17百万円で前年同四半期に比べ3・0%の増収、利益面では営業利益は79百万円で前年同四半期に比べ60・4%の減益、経常利益は83百万円で前年同四半期に比べ59・0%の減益、四半期純利益は33百万円で前年同四半期に比べ70・9%の減益となった。
 センサ部門の受注高は前年同四半期比14・8%減の15億88百万円、売上高は前年同四半期比7・1%減の16億89百万円。システム部門は前年同四半期比5・6%減の6億43百万円となった。売上高は前々期受注海外大口案件等の売上により、前年同四半期比74・1%増の4億97百万円。サービス部門の受注高は前年同四半期比5・2%減の6億9百万円、売上高は前年同四半期比1・2%増の6億29百万円となった。その他の部門は、受注高、売上高共に前年同四半期比84・7%減の1百万円。

   

日本計量新報 2012年9月9日 (2932号)

   

計工連が講演会

カーボンフィット及びLCAの今後の方向

(一社)日本計量機器工業連合会は、9月21日(金)、東京都新宿区の日本出版クラブ会館でカーボンフットおよびLCAの今後の方向並びにガスメーターの環境対応の取り組みに係わる講演会を開催する。 【テーマ・講師】▽「カーボンフット及びLCAの今後の方向〜海外の活動に流される?〜」稲葉敦(工学院大学工学部環境エネルギー化学科教授)▽「日本ガスメーター工業会における環境対応の取組み事例紹介」梅田赤人(日本ガスメーター工業会環境問題対策検討委員会前委員長) 【申し込み期限】9月14日(金) 【問い合わせ先】同会(重森・坂入)=電話03−3268−2121

放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質を開発

(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門は、(独)農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所放射性物質影響ワーキンググループと共同で、放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質を開発した。(詳細次号以下)

環境放射線測定のガイドライン作成
日本電気計測器工業会

(一社)日本電気計測器工業会放射線計測委員会は、「簡易的な環境放射線の測定」に関する測定器の種類、用途、測定方法について記載した「ガイドライン」をまとめた。  簡易型の放射線測定器の急速な普及で要求が強まっている、正しい測定方法や取り扱いに関する適切な情報をまとめたもの。

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