東北・北海道計量大会
10月10日、会津若松市で開催
各県提案議題を討議
記念講演は「新島八重と会津戦争」
2013(平成25)年度東北・北海道計量大会は、福島県の当番で、10月10日(木)、福島県会津若松市の「御宿東鳳」で開催し、約230名が参加した。大会は計量功労者7件を表彰した。記念事業を実施し、大会宣言した。第62次東北6県北海道計量協会連合会総会を開催し、放射線測定機器の規制など各県から提案された議題を討議した。記念講演は、石田明夫会津古城研究会長による「新島八重と会津戦争」。歓迎レセプションで交流を深めた。11日は視察研修を実施した。
約230人が結集
東北・北海道計量大会および東北6県北海道計量協会連合会総会は、東北・北海道の各道県計量協会が持ち回りで当番県となって主催している。年に一度、計量関係者の交流を深めるとともに、各県が提案する、計量や事業遂行に関する喫緊の問題を討議する場として定着しており、東北・北海道地区の計量関係者にとって重要な会議である。今回は約230名ほどが一堂に会した。
計量大会は、13時30分開会。安倍信幸副会長が開会の辞を述べた。物故者へ黙祷し、紺野道昭連合会会長((一社)福島県計量協会会長)があいさつした。
7氏(社)を表彰
計量功労者表彰を挙行し、7氏(社)を表彰した。表彰者を代表して大竹龍也氏が謝辞を述べた。
大会記念事業を実施
計量大会を記念し、福島県社会福祉協議会の特別養護老人ホームの内、特に東日本大震災被害が甚大であった2施設に、車いす用体重計を寄贈した。福島県社会福祉協議会の古川雅之氏が謝辞を述べた。
大会宣言
東北・北海道計量大会は、計量関係者としての使命感と決意を大会で宣言している。今回のスローガンは「暮らしを守る確かな基準……計量・計測」「地球環境と生活を守り、はかることはすべての基本です」。
5氏が祝辞
来賓を代表して経済産業省計量行政室長(代理:狩野浩幸課長補佐)、福島県理事(代読:星春男商工労働部長)、室井照平会津若松市長、千葉光一(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門長、(一社)日本計量振興協会会長(代理:河住春樹専務理事)が祝辞を述べた。
閉会の辞は、松井博幸副会長。
東北6県北海道計量協会連合会総会ー各県提案議題を討議ー
放射線測定の計量法での規制は難しい
引き続き、東北6県北海道計量協会連合会総会を開催した。
紺野道昭連合会会長があいさつし、紺野会長を議長として、各道県から提案された5議題を討議した(討議の内容は次号以下)。
放射線測定に係る規制の要望に関しては、狩野浩幸計量行政室課長補佐らは、強制力をともなう計量法での規制は難しいとの考えを示した。
次回は北海道で
次期開催県は、持ち回り順で北海道に決まり、土谷令次(一社)北海道計量協会会長が歓迎のあいさつをした。
新島八重に関する講演と視察
今年、NHKで放映されている大河ドラマ「八重の桜」にちなんで、講演と、視察研修(11日、希望者)を実施した。
年に一度の交流
会議後、歓迎レセプションおよび交流会を開催し、情報交換や交流を深めた。(大会の詳細は次号以下)
|