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日本計量新報 2014年1月1日 (2994号) 1面

   

(一社)日本計量振興協会
4つの計量士技術講習会を開催

(一社)日本計量振興協会は、2013(平成25)年度計量士技術講習会として、「実務コース」(商品量目検査業務の実務)、同(電子式非自動はかりの校正と不確かさの評価の実務)、同(分銅校正の不確かさの評価と校正実務)、「専門コース」(計測管理)の4講座を東京会場(日本計量会館)で開催する。リフレッシュ基礎コースは、今年度から通信講座を新設した。

3つの「実務コース」と、「専門コース」
リフレッシュ基礎コースは通信講座新設

理解度チェックで認定証も
 

 計量士技術講習会は、同会の計量士育成事業の一環で、技術レベルの向上をめざしている。受講修了者には修了証を交付する。講義内容の理解度を「理解度チェックシート」により確認し、一定の基準をクリアした受講者(同協会会員計量士のみ)には後日認定証を交付する。実務コース、専門コースの受講はリフレッシュ基礎コースの受講を前提としている。
 講習会の内容は同会Webサイト(http://www.nikkeishin.or.jp/)でも案内しており、「専門コース(計測管理)」の講義詳細や到達目標も示している。
【問い合わせ先】(一社)日本計量振興協会推進部=〒162−0837、東京都新宿区納戸町25−1、電話03−3268−4925、FAX03−3268−2553、電子メールkb@nikkeishin.or.jp
 

実務コース(商品量目検査業務の実務)
 

【日時】1月27日(月)、10時〜16時45分
【会場】日本計量会館
【参加料(テキスト代含)】会員計量士1万円、会員外計量士1万5000円
【定員】30名
【条件】OSはWindowsXP以上でExcel2003以上がインストールされており、USBポートが2つ以上あるノートパソコンを持参
【プログラム】▽商品量目制度の概要・特定商品について▽商品量目制度の活用にあたって▽商品量目検査の実施方法(@はかりとパソコンの活用事例A使用するはかりとパソコンの接続方法B演算ソフトと計算シートについてC商品量目の実習)▽理解度チェック/修了証交付
実務コース(電子式非自動はかりの校正と不確かさの評価の実務)
【日時】1月28日(火)、9時20分〜16時45分
【会場】日本計量会館
【参加料(テキスト代含)】会員計量士1万円、会員外計量士1万5000円
【定員】30名
【条件】ノートパソコン持参、または関数電卓(平均値・分散??標準偏差・√の計算ができるもの)持参
【プログラム】▽不確かさの概要▽電子式非自動はかりの校正の不確かさ評価▽電子式非自動はかりの校正手順▽電子式非自動はかり校正実習(目量が小さいはかり)▽電子式非自動はかり校正実習(目量が大きいはかり)▽理解度チェック/修了証交付
 

実務コース(分銅校正の不確かさの評価と校正実務)
 

【日時】1月29日(水)、9時20分〜16時45分
【会場】日本計量会館
【参加料(テキスト代含)】会員計量士1万円、会員外計量士1万5000円
【定員】30名
【条件】ノートパソコン持参、または関数電卓(平均値・分散・標準偏差・√の計算ができるもの)持参
【プログラム】▽分銅校正と規格の概要(JISB7609:2008)▽分銅校正の不確かさ評価の方法(@測定原理A不確かさ要因と算出方法B校正手順書C最高測定能力と評価方法Dバジェット表の作成Eトレーサビリティの確保〔校正用機器の管理〕)▽分銅校正の校正方法、手順(校正手順:@校正室環境A参照標準B温度ならしC校正前の準備D予備負荷E測定手順F質量差の測定方法G読み取り時間H校正データの処理)▽分銅校正の実習(呼称質量200g、1kg)▽理解度チェック/修了証交付
 

専門コース(計測管理)
 

【日時】1月30日(木)、31日(金)
【会場】日本計量会館
【参加料(テキスト代含)】会員計量士2万円、会員外計量士3万円
【定員】50名
【プログラム】<第1日>▽これからの計測管理とは(@計量法と計量管理A計測管理と品質向上B計測管理の目的と機能)▽ISO/JISQ9001品質マネジメントシステム(ISO/JISQ9001規格の概要)▽ISO/JISQ10012計測マネジメントシステム(@ISO/JISQ10012規格の概要A計測リスクの回避B顧客重視、計量機能C計量確認〔校正と検証〕D測定プロセスの設計EISO9001とISO10012の補完的活用)▽計測管理の具体的手法(JISZ9090:1991「測定−校正方式通則」の概要)<第2日>▽計測管理の具体的手法(測定器の精度を考慮した合否判定基準の決め方)▽測定のトレーサビリティと不確かさ(@測定のトレーサビリティ)▽同(A正しく計測器の校正をするにはB計測管理と不確かさを求める必要性)▽同(C(1)不確かさ評価の考え方〔電子式非自動はかりの校正の不確かさと評価事例〕)▽同(C(2)〔標準抵抗器の校正の不確かさの評価事例〕)▽同(D産業界における不確かさの活用事例)▽理解度チェック/修了証交付
 

リフレッシュ基礎コース通信講座(新設)
 

【費用】5000円(会員計量士??会員外計量士共通)
【受講方法】@申し込み後、テキスト??理解度チェックシート??返信用封筒を送付。Aテキストで勉強後、理解度チェックシートに回答。B理解度チェックシートを同封の返信用封筒で返送(テキスト発送から1カ月以内)。C修了証を交付。実務コースの受講資格が得られる。D一定の基準をクリアした受講者(同協会会員計量士のみ)に認定証を交付。

     
     

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