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日本計量新報 2014年1月19日 (2995号)
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計量団体・業界・機関合同賀詞交歓会開く
革新的な取り組みが必要
宮下日計振会長が主催者あいさつ
渡邊技術総括審議官、三木産総研理事が祝辞
計量計測関連業界の新年賀詞交歓会が各地で開かれている。計量計測関係の11団体と本紙が主催する「計量団体・業界・機関合同賀詞交歓会」が1月10日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で開かれ、主催団体の関係者、経済産業省、産総研、関東地区の計量行政関係者などが参集した。全国各地でもこれから2月初旬まで計量関係団体の新年会が開催される。
「計量団体・業界・機関合同賀詞交歓会」は11時開会。宮下茂(一社)日本計量振興協会(日計振)会長が主催の11団体1社を代表してあいさつした。来賓を代表して渡邊宏経済産業省大臣官房技術総括審議官と三木幸信(独)産業技術総合研究所理事・計量標準総合センター(NMIJ)代表が祝辞を述べた。昨年就任した内山田竹志計量行政審議会会長(トヨタ自動車(株)代表取締役会長)が乾杯の発声をし、参会者は新年のあいさつを交わした。中締めは、脇治日本電気計器検定所理事長。
人材育成など位置づけて取り組む
宮下日計振会長(写真)はあいさつで、次のように述べた。
アベノミクスによる円安や株高、また東京オリンピックの招致決定などで2014年は明るいムードで開けたが、実体経済はまだ本格回復に至っていない。官民一体となって産業競争力を強化していかなくてはならない。
計量業界は昨年、三木幸信産総研理事・NMIJ代表の国際法定計量委員会(CIML)副委員長就任、山本弘氏の日本人として4人目のOIML功労賞受賞、JCSS制度20周年などの明るいニュースがあった。
また一昨年には計量協会100周年を祝った。計量協会の使命は一貫して変わらず、このことに誇りを持っている。しかし計量団体の活動は、会員の減少、技術者の減少などでやや停滞している。旧体制の殻を打ち破り回復していくためには、事業のやり方や幅広い分野での取り組み、人材育成などで、革新的な取り組みが必要である。
■「放射線・放射能の測定に関する講習会」を開催
宮下会長は、日計振の主要事業を紹介した。2013年12月には放射線測定における信頼性を確保するために、福島県で、「放射線・放射能の測定に関する講習会」を開催し、好評だった。今後も開催していく。
また人材育成として、計量士や校正技術者を対象とした講習会、中小企業を対象としたものづくりを支援するための講習会を実施する。ISO/JISQ10012計測マネージメントシステムの規格を普及させる取り組みを進める。JQAと共同で認証審査制度を構築する予定である。
計量計測は競争力の源泉
渡邊技術総括審議官は、経済産業省の一番のミッションは持続可能な成長の体制をつくりあげることだとした。13年12月に「産業競争力強化法」が成立したが、競争力とは新しい付加価値を生む力であると述べた。ユーザーや生活者などの潜在的な課題に解決策を提示することであり、その対価が付加価値であるとし、計量計測は競争力の源泉になると述べた。計量行政審議会会長にトヨタ自動車(株)代表取締役会長の内山田竹志氏(写真)が就任したことを紹介した。
(次号以下へつづく) |
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日本計量新報 2014年1月19日 (2995号)
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計工連がJIS解説セミナー
液体用流量計の校正方法及び試験方法
2月12日(水)、日本計量会館で
(一社)日本計量機器工業連合会は、JIS解説セミナー第3回「液体用流量計の校正方法及び試験方法」を、2月12日(水)、東京都新宿区の日本計量会館で開催する。
セミナーでは、産総研の協力を得てJISB7552の解説および校正不確かさ評価例に基づく演習を実施する。
【開催日】2月12日(水)、9時50分〜17時
【会場】日本計量会館
【プログラム】▽解説(概論および5・2節詳説)▽演習(計算例1および2)▽演習(計算例4)▽解説(器差試験)
【テキスト】▽JISB7552「液体用流量計の校正方法及び試験方法」▽講師資料
【参加費】2万円(テキスト代、税込、1社2人目から1人1万5000円)
【定員】36名(先着順)
【申し込み・問い合わせ先】同会業務部(鈴木)=電話03−3268−2121、FAX03−3268−2167、電子メールsuzuki@keikoren.or.jp
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