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日本計量新報 2014年4月6日 (3005号)

   

グローバルニッチトップ企業100選
イシダ、東日など計量計測関連企業も

グローバル展開に優秀と認める
今回が初選定

経済産業省は、国際市場の開拓に取り組んでいる企業のうち、ニッチ分野で高いシェアを確保し、良好な経営を実践している企業を「グローバルニッチトップ企業100選」として選定した。計量計測関連企業も選ばれている。また、今後の飛躍が期待される企業を「ネクストGNT」として選定した。


経済産業省は、国際展開に優れ、日本経済のけん引役となる企業を支援し、国際競争力の向上を確保していくため、グローバル展開に優秀と認められる実績がある企業を「グローバルニッチトップ企業(GNT企業)」として顕彰するとともに、こうした企業の経験値を一般化し、GNT企業を目指す企業に対する経営の羅針盤を示すことを目的として、「グローバルニッチトップ企業100選」を選定した。今回が初めての選定。
 公募で候補企業を募り、外部有識者で構成する選定評価委員会で選定した。
 評価のポイントは、@世界シェアと利益の両立、A独創性と自立性、B代替リスクへの対処、C世界シェアの持続性等に着目した。
 「グローバルニッチトップ企業100選」として100社、100選に準じる企業を「ネクストGNT」として7社選定した。
 政府は今後「日本再興戦略」(2013年6月閣議決定)に基づき、グローバルニッチトップ企業やこれを目指す企業に対する支援策を講ずることにしている。
 選定企業は、部門別では、@機械・加工部門(52社)A素材・化学部門(20社)B電気・電子部門(15社)C消費財・その他部門(13社)DネクストGNT部門(7社)。規模別件数では大企業6社、中堅企業25社、中小企業69社。
【選ばれた計量計測関連企業(企業名、GNT製品・サービスの順)】
▽(株)アタゴ(デジタル糖度・濃度計)▽英弘精機(株)(全天候型分光放射計〔太陽電池の性能測定等に活用可能〕)▽スガ試験機(株)(促進耐候性試験機)▽(株)東日製作所(トルク機器〔トルクレンチやトルク測定機器〕)▽(株)堀場製作所(エンジン排ガス測定装置)▽(株)イシダ(組み合わせ式自動計量機〔質量で組み合わせ、高速で均一に計量する装置〕)▽大阪精密機械(株)(CNC〔数値制御式〕全自動歯車測定機)▽シグマ(株)(レーザー傷検査装置)▽エスペック(株)(環境試験器〔恒温恒湿、冷熱衝撃試験用途など〕)

   

日本計量新報 2014年4月6日 (3005号)

   

分析機器・科学機器遺産認定2014
申請受け付け開始

(一社)日本分析機器工業会と(一社)日本科学機器協会は、分析機器・科学機器遺産認定の申請受付を4月1日から開始した。5月21日まで。
 この事業は、日本国民の生活・経済・教育・文化に貢献した貴重な分析技術/分析機器や科学機器を、文化的遺産として後世に伝えることが目的。

   

日本計量新報 2014年4月6日 (3005号)

   

第64回計量士国家試験正解発表

2014年3月2日、全国9会場で実施された第64回計量士国家試験の正解番号が、経済産業省のWebサイトに掲載された(3月31日付)。
科目名及び問番号 環・化
(1)
環・物
(2)
環・濃
(3)
環・音
(4)
法規
(5)
管理
(6)
一・基
(7)
計・質
(8)
問 1 3 4 1 5 4 4 1 2
問 2 4 4 4 2 1 2 4 5
問 3 1 2 5 4 2 2 5 4
問 4 3 4 3 2 5 1 3 3
問 5 2 2 4 2 2 2 2 1
問 6 3 2 3 3 1 4 5 2
問 7 1 2 2 4 2 4 1 5
問 8 5 3 5 5 3 4 4 1
問 9 5 4 5 1 5 3 2 3
問 10 5 1 1 3 4 3 4 4
問 11 2 5 5 1 2 4 3 1
問 12 4 3 1 1 2 2 5 4
問 13 2 5 4 3 4 5 2 2
問 14 1 4 2 4 1 3 5 5
問 15 4 2 4 3 4 1 3 3
問 16 4 1 2 4 3 4 2 2
問 17 3 3 1 1 5 4 5 5
問 18 3 1 1 5 4 4 4 5
問 19 3 1 2 3 4 2 1 5
問 20 2 3 5 3 2 5 4 3
問 21 2 5 4 3 2 2 5 2
問 22 4 5 3 4 1 3 2 2
問 23 4 1 3 2 5 5 4 5
問 24 4 3 5 4 1 5 3 4
問 25 2 4 3 1 1 4 1 1
区分 略科目名 科目名
環境計量士(濃度関係) (1)環・化 環境計量に関する基礎知識(化学)
環境計量士(騒音振動関係) (2)環・物 環境計量に関する基礎知識(物理)
環境計量士(濃度関係) (3)環・濃 化学分析概論及び濃度の計量
環境計量士(騒音振動関係) (4)環・音 音響・振動概論並びに音圧レベル及び振動加速度レベルの計量
全区分 (5)法規 計量関係法規
全区分 (6)管理 計量管理概論
一般計量士 (7)一・基 計量に関する基礎知識
一般計量士 (8)計・質 計量器概論及び質量の計量

■受験者は5488名
 出願者数は8382名で、前年比94.2%。環境計量士(濃度関係)95.2%、環境計量士(騒音・振動関係)92.8%、一般計量士91.9%。
 実際の受験者数は5488名(最終時限)。前年比は92.0%と減少した。受験率は65.5%。ここ数年の受験率は66〜67%程度で、試験実施が民間に委託されても変化はない。
 合格発表は5月末頃の予定で、本紙および計量計測データバンクのほか、官報、経済産業省ホームページ(http://www.meti.go.jp/information/license/index.html)に合格者の受験番号を掲載する。
■合格率は14〜20%
 昨年実施された第63回の合格率は、全体で14.4%。実施年によって増減はある(第62回は16.9%)が、難しい資格試験の一つである。
 計量士になるには、国家試験を受験するほかに、(独)産業技術総合研究所計量研修センターに入所して所定の講習を修了する方法がある。

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