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日本計量新報 2014年4月20日 (3007号)
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2014年1月の計量計測機器生産額
電気計測器248億円、分析機器165億円
精密測定機器は81億円
経済産業省が公表した2014年1月分の生産動態統計確報によると、計量計測機器の生産額のうち、電気計測器248億円(工業会統計)、分析機器165億円、精密測定機器は81億円となった。放射線測定器は6億円。分析機器は前年同月比24.2%増、精密測定機器13.6%増。
電気計測器は生産動態統計では230億円
電気計測器の2014年1月の生産額は生産動態統計確報では230億200万円。(一社)日本電気計測器工業会の統計では、248億3600万円となる。金額の違いは両者で集計項目が異なるためで、放射線測定器と環境計測機器を電気計測器に含めるかどうかの違い。
■電気計器は23.4%減
電気計器は28億8900万円(前年同月比23.4%減、以下かっこ内は前年同月比)。
【内訳】(1)指示計器3億9300万円(13.4%減)(2)電力量計24億9600万円(24.8%減)
2014年2月分の速報値は、34万9692個(前年同月比0.4%増、前月比0.3%増、以下同じ)。
■電気測定器は108億円
電気測定器の生産額は108億4500万円。
【内訳】(1)電圧・電流・電力測定器10億2500万円(6.2%増)(2)波形測定器5億5300万円(95.4%増)(3)無線通信測定器3億9500万円(82.8%減)(4)半導体・IC測定器56億3500万円(53.8%増)(5)伝送特性測定器2億1400万円(32.7%減)(6)測定用記録計・データ処理装置5億9500万円(34.6%増)(7)その他の電気測定器24億2800万円(27.3%増)
電気測定器(半導体・IC測定器を除く)の14年2月分速報値は、56億2700万円(11.3%減、8.0%増)。
半導体・IC測定器の14年2月分速報値は、73億400万円(32.6%増、29.6%増)。
■工業用計測制御機器は93億円
工業用計測制御機器は92億6800万円(8.0%増)である。
【内訳】プロセスオートメーション(PA)用計測制御機器92億6800万円(8.0%増)
14年2月分速報値は105億8900万円(10.4%増、14.3%増)。
■放射線測定器は6億円
放射線測定器は6億4300万円(37.1%減)。
14年2月分速報値は、8億2000万円(28.8%減、27.5%増)。
■環境計測機器は1.8%増
環境計測機器は11億9100万円(1.8%増)。
(次号以下につづく)
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日本計量新報 2014年4月20日 (3007号)
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A&D
疲れにくい電動マイクロピペット MPAシリーズ発売
(株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、古川陽社長)は、ピペットの電動版「電動マイクロピペットMPAシリーズ」を発売した。
マイクロピペットは1μLからの少量の液体の体積を正確に計量し分注する器具で、主に大学などの教育機関の理化学研究、バイオ・製薬メーカーの研究所などで利用されている。A&Dがマイクロピペットの精度管理ツールを販売し、また、ピペットユーザーを対象にしたセミナーを開催するなかで得た意見をもとに、開発した。
【商品の主な特長】
@「質量(mg)モード」により、「液体」と「固体の試料」の混合作業が容易に=日本初の質量モード機能を採用。液体、固体ともに質量の単位を使用することで、密度計算をする必要がなくなった。環境温度を常に気にしたり、温度変化がおきるたびに計算をしなおすなどの手間から解放される。
A「ユーザーCAL(校正)機能」により、いつでも正確な容量の注入が可能=数値がずれていた場合、その補正値を直接入力するだけで簡単に修正(校正)ができる。
B連続5時間、3000回作業しても疲労を感じない低重心設計=疲労感・重量感の低減を徹底的に追及。グリップ部の握りやすくし、吸引・排出ボタンを親指ではなく、人差し指の位置に配置。また、重量感の解決のため、可能な限り重心を下げることで、実際に手に取った時に「軽い」と感じられるような設計にした。
C手動式ピペットユーザーの買い替え需要を強く意識した価格設定=価格は3万8000円(税別)。手動式ピペットに近い価格を実現し、現手動式ピペットユーザーの買い替え需要の取り込みをはかる。
【その他商品の特長・機能】
▽落下による液晶ディスプレイ破損を防ぐラバー製の「耐衝撃アダプタ」を装備▽吸入・排出スピードの簡単設定機能(各自5段階のスピードの設定が可能)▽充電用USBインタフェースの装備により、充電中でも使用可能▽簡単に設定できる動作モード(例:通常分注、連続分注、混合、システム設定)
【商品概要】
▽商品名=電動マイクロピペット MPAシリーズ▽型名=「MPA−10」、「MPA−20」、「MPA−200」、「MPA−1200」▽全長=約280mm▽最大分注回数=約1800回(フル充電、標準モード〔吸引・排出スピード最速設定〕にて)▽質量=約150〜170g(電池含む。型により異なる)▽本体価格=3万8000円(税抜)▽URL=http://www.aandd.co.jp/adhome/products/analytical/mpa.html
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日本計量新報 2014年4月20日 (3007号)
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計量研修センター
計量行政新人教習の申し込みを開始
(独)産業技術総合研究所計量標準管理センター計量研修センターは、特別教習「計量行政新人教習」の申し込みを開始した。
この教習では、都道府県や特定市の計量行政の新人を対象に、計量法や計量行政の概要を学ぶ。
東京と大阪の2会場で、5月中下旬に3日間の日程で実施される。
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