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日本計量新報 2014年9月21日 (3026号)

   

関東甲信越地区計量団体連絡協議会
10月23日(木)・24日(金)、新潟県で開催

各都県提案の議題を討議
記念講演は「計・測・量」

 2014(平成26)年度関東甲信越地区計量団体連絡協議会が、新潟県の当番で、10月23日(木)・24日(金)に新潟県西蒲原郡の四季の宿「みのや」で開催される。毎年約200名が参加し、計量功労者表彰式を挙行、各都県提案の議題を討議する。記念講演は、谷田千里(株)タニタ代表取締役社長による「計・測・量」。懇親会を開催して交流する。24日は、希望者の参加で、研修見学会と親善ゴルフ大会が実施される。


新潟県の当番で開催

昨年の会議のようす関東甲信越地区計量団体連絡協議会は、関東甲信越地区の計量協会と計量士会が合同で、各都県が持ち回りで開催している。今年は新潟県((一社)新潟県計量協会〔金井哲郎会長〕、同計量士部会〔大平岳男部会長〕)の当番で開催する。
 同協議会は、年に1度、関東甲信越地区の計量協会と計量士会の会員が集まり、当面する計量に関する諸問題を討議するとともに、相互の交流を深め、親睦促進をはかっている。 【写真】昨年の会議のようす
【期日】10月23日(木)・24日(金)
【場所】四季の宿「みのや」(新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2927−1、電話0256−94−2010)
【参加予定人数】220名
【主催】▽関東甲信越地区計量協会連絡協議会▽関東甲信越地区計量士連絡協議会
【開催担当協会】(一社)新潟県計量協会
【会議方式】全体会議方式
【スケジュール】▽受付12時30分〜13時20分▽運営要領説明13時30分〜13時40分▽表彰式13時40分〜13時50分▽連絡協議会13時50分〜16時10分▽記念講演16時25分〜17時25分=演題「計・測・量」(谷田千里(株)タニタ代表取締役社長)▽懇親会18時30分〜20時30分▽10月24日(金)(希望者)=研修見学会、親善ゴルフ大会

各都県提案議(順不同)

【東京計量士会】適正計量管理事業所の計量士
(提案理由要旨)近年、流通業界においては計量士による計量管理が、危機的な状況になっている。
 計量士会で、計量士を派遣していたが、人員が足りなくなる場合、計量器の管理、商品量目の点検等細かく契約を交わして、計量管理を請け負うようなことができれば危機を乗り越えられるのではないかと思う。他県の状況はいかがか。
【(一社)東京都計量協会】産業技術環境局における計量行政室の改組の狙いと今後の展開
(提案理由要旨)本年7月1日付で産業技術環境局の組織変更、計量行政室の役割範囲の拡大・集中が図られたが、より具体的に目的と今後の展開の方向、また、基準認証政策課の役割とそのなかでの室の位置などご説明いただきたい。またこの後、国と地方の計量行政の役割分担と権限の変更等はありうるのか。
【東京計量士会】JISB7611非自動はかりの改定進捗状況
(提案理由要旨)昨年の協議会で産総研よりていねいな説明があり、期待するところは2015(平成27)年度初頭から、改定されたJISの省令引用が実現することなのだが、この間の原案審議の過程で重力加速度の表記、検定用表示装置等新たに課題となった点、今後その運用にあたっての留意すべき点などあったらスケジュール等を含めご開示いただければと考えている。
【(一社)新潟県計量協会】簡易修理(計量法施行規則第11条)および軽微な修理(同第10条)の見直し
(提案理由要旨)1993(平成5)年の新計量法が施行されて以降、電気式はかりについての簡易修理および軽微な修理については見直しがおこなわれていない。
 電気式はかりの現状は、精度の高いはかり(H級、1級、2級)等については、キャリブレーションを実施して使用するよう取扱説明書に記載されているものが多い。
 内蔵分銅付きはかりはツマミまたはキー操作等による調整方法が記載されており、使用者が調整しながら使用することが推奨されていることから軽微な修理としなければならないと思われる。
 外部分銅を用い、キー操作等によりキャリーブレーション(校正)をするものは器差調整と解釈されるものと思われる。これらの行為は、現計量法では計量法に抵触するのではないかと思われる。
 これらの行為は、封印等は破棄せず簡単に調整でき、器差調整が正確にできることからして簡易修理としても問題がないものと思われる。
 これらは一例であるが、電気式はかりについては、軽微な修理、簡易修理について抜本的に見直す必要があるものと思料される。これらについての見直しを計量行政室に強く要望する。
 日計振でこれらについて検討する委員会を立ち上げ素案を作成し、計量行政室に提言していただけるよう要望する。

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