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日本計量新報 2014年9月28日 (3027号)

   

島津製作所の電波暗室を認定
ISO/IEC17025規格のEMC認定試験所に

製品信頼性の向上に寄与
世界72の地域と国で有効なEMC認証試験報告書を発行

(株)島津製作所(中本晃代表取締役社長)クオリティセンターに建設していた電波暗室が、EMCセンターとして、試験所の能力を認定する国際規格のISO/IEC17025を取得した。


(株)島津製作所は、2013年12月に竣工した、製品の品質向上のための拠点として製品開発や不具合解析に必要な各種評価・解析設備や機能を備えたクオリティセンターに自社製品のEMC認証試験を実施するための10m法大型電波暗室を設けている。同暗室が(公財)日本適合性認定協会(JAB)からISO/IEC17025(試験及び校正を行う試験所の能力に関する一般要求事項)規格を取得した。10m法大型電波暗室
 これにより、同社は世界72の地域と国で有効となるEMC認証試験報告書を自社内で発行できることになった。
■スタッフはEMC技術者認定資格取得
 同社では、正確な測定を担保するため、EMC認証試験に従事するスタッフ全員が、EMCの技術、スキルを認定するグローバルなEMC技術者認定資格であるiNARTEを取得している。
 従来は外部施設を利用していたEMC試験が自社内でに実施でき、初期段階からEMC対策の検討がしやすくなったことにより、開発期間の短縮につながる。EMC試験にかかるノウハウを蓄積することで、会社全体でのEMC技術レベルが向上する。
■EMCの重要性が増加
 電気・電子機器や無線機器、情報通信システムなどは、自らが発生する電磁波が周辺の機器に影響をおよぼさず、かつ周辺からの電磁波を受けても誤作動や停止を起こさない耐性を有するという電磁両立性(EMC)が求められている。近年、これに対する規制がグローバルに強化されており、EMCの重要性はますます増加している。

   

日本計量新報 2014年9月28日 (3027号)

   

東北・北海道計量大会
10月9日、北海道札幌市で開催

2014(平成26)年度東北・北海道計量大会は、北海道の当番で、10月9日(木)、札幌市の「ホテルさっぽろ芸文館(旧北海道厚生年金会館)で開催される。大会は計量功労者を表彰する。記念事業を実施し、大会宣言をする。第63次東北六県北海道計量協会連合会総会を開催し、各県から提案された議題を討議する。記念講演は、千石涼太郎(ノンフィクション作家・エッセイスト)氏による「(仮題)ホスピタリティが地域と職場を変える」。歓迎レセプションで交流を深める。翌10日は希望者による視察研修を実施する。
■約200人以上が結集
 東北・北海道計量大会および東北六県北海道計量協会連合会総会は、東北・北海道の各道県計量協会が持ち回りで当番県となって主催し、年に1度、計量関係者の交流を深めるとともに、各県が提案する、計量や事業遂行に関する喫緊の問題を討議する。約200〜230名ほどが一堂に会する、東北・北海道地区の計量関係者にとって重要な会議である。
■大会記念事業を実施
 計量大会を記念し、記念事業を実施する。
■大会宣言
 東北・北海道計量大会は、計量関係者としての使命感と決意を大会で宣言する。
■各道県からの提案議題を討議
 東北六県北海道計量協会連合会総会は、各道県提案の放射線測定や自動はかりの規制など5つの議題を討議する。
■講演
 講演は、千石涼太郎(ノンフィクション作家・エッセイスト)氏による「ホスピタリティが地域と職場を変える」。
■年に1度の交流
 会議後、歓迎レセプションおよび交流会を開催し、情報交換や交流を深める。
■視察研修
 翌10月10日(金)は、視察研修(希望者)を実施する。

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