計量新報記事計量計測データバンク会社概要出版図書案内
   
   

日本計量新報 2014年10月5日 (3028号)

   

(一社)佐賀県計量協会がJCSS校正事業者に
計量協会では初めての登録

(一社)佐賀県計量協会が、9月11日付で、計量法校正事業者登録制度(JCSS)の、分銅とおもりの登録事業者になった。全国の計量協会として初めての登録。


分銅とおもりの校正を実施

JCSS登録証(一社)佐賀県計量協会のJCSS登録番号は0316。登録区分は質量で、校正する計量器の種類は、分銅とおもりである。恒久的施設でおこなう校正を実施する。
 計量法校正事業者登録制度(JCSS)は、計量法関連法規およびISO/IEC17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項)の要求事項に基づいて校正を実施する技術能力を校正事業者力が持っていることを、製品評価技術基盤機構(NITE)理事長名で登録するシステム。
 JCSSに登録することにより、同協会は校正結果の信頼性を国家計量標準までさかのぼれるJCSS校正証明書を発行できることになった。
 同協会がJCSS校正を実施する計量器の種類と校正範囲、最高測定能力は次のとおり。分銅では校正範囲1mg〜20kgまで、最高測定能力は0.0067mg〜34mg(信頼の水準約95%、協定質量の校正)。おもりは、1mg超〜20kg未満、最高測定能力は0.010mg〜39mg(同)。
【URL】http://www.iajapan.nite.go.jp/jcss/pdf/jigyousya_f/D0316.pdf
【問い合わせ先】(一社)佐賀県計量協会業務課=〒849−0932、佐賀県佐賀市鍋島町八戸溝119番地、電話0952−31−1411、FAX0952−31−0082

   

日本計量新報 2014年10月5日 (3028号)

   

第23回日本NCSLI技術フォーラム
11月5日(水)、大田区産業プラザPiOで

日本NCSLI(早川和己会長)は、「第23回日本NCSLI技術フォーラム」を11月5日(水)、東京都の大田区産業プラザPiOで開催する。
 日本NCSLI技術フォーラムは、計量・計測標準、校正・試験ラボ関係者による研究・校正・試験等に関する技術・管理の発表・交流の集まりとして、1992年から毎年開催されている。計量・計測に関しての最新情報等が得られる絶好の機会として活用できる。
 日本NCSLI(National Conference of Standards Laboratories International - Japan)は、計量・計測標準、計測器校正、試験・計測分野の技術と管理を進歩させることを目的に、会員のボランティアにより技術フォーラムの開催を中心に活動をしている団体。
【日時】11月5日(水)(講演会:10時〜16時45分、懇親会:17時〜18時30分)
【場所】大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田1−20−20)4Fコンベンションホール(http://www.pio-ota.net/access/
【参加費】4000円(当日払い、学生割引あり)
【申し込み方法】申込専用電子メールアドレスへ必要事項(http://www.ncsli-j.org/j/forum.html参照)を記入し、件名を「NCSLI参加申込」として申し込む。
申し込み用電子メールforum2014"at"ncsli-j.org("at"を@に変えてお送りください)
【申し込み締切】10月31日(金)
【問い合わせ先】事務局=電子メールoffice"at"ncsli-j.org("at"を@に変えてお送りください)
【プログラム】▽あいさつ=早川会長(日本NCSLI)▽NMIJにおける量子電流標準実現に向けた取り組み=中村秀司(産業技術総合研究所)▽高精度マルチメータのリニアリティ自動校正=小谷野信一((株)サンジェム)▽Fluke5730Aの技術的な特徴について=渡辺茂((株)TFFフルーク社)▽交流短時間大電流測定の国際比較試験と不確かさ評価=木田順三((株)日立製作所/日本短絡試験委員会)▽高周波減衰量の巡回比較試験結果報告=渡辺英夫((株)日立製作所/JEITA計測トレーサビリティ専門委員会)▽真空計の校正と不確かさ=長谷川清孝(日本品質保証機構)▽ひずみ校正器(BN100A)及び指示装置(DMP40)のJCSS校正−ひずみ計測で用いられる交流電圧比標準−=堤晋太郎(日本電気計器検定所)▽繰り返し測定を省略した場合の不確かさ評価=新沢陽介(アズビル(株))

   

日本計量新報 2014年10月5日 (3028号)

   

計測自動制御学会(SICE)
SICE2014開催

(公社)計測自動制御学会(仲田隆一会長)は、国際会議、SICE Annual Conference 2014 in Sapporoを2014年9月9日(火)から12日(金)まで4日間、北海道大学工学院(北海道札幌市北区)で開催した。
 荒天の影響もあったが内外から約700名(うち海外からは127名)が参加し、400件を超える論文発表があった。
 本会議では、ハルビン工業大学のGuang-Ren Duan教授やカリフォルニア大学リバーサイド校のJay A. Farrell教授、(株)東京精密の松本弘一氏、坂本登名古屋大学准教授による、計測・制御・システムに関わる最新の技術や産業界への応用を紹介する基調講演があった。
 10日(水)には、(一社)日本電気計測器工業会が主催するフォーラムも開催され、「計測と制御で作る未来の地球」をテーマに活発に討議された。
 会期中、SICE WEEKなど市民との交流も実施された。
 次回SICE2015(実行委員長:申鉄龍上智大学教授)は、2015年7月28日から30日、中国浙江省杭州で開催される予定。

※日本計量新報の購読、見本誌の請求はこちら


記事目次日本計量新報全紙面
HOME
Copyright (C)2006 株式会社日本計量新報社. All rights reserved.