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日本計量新報 2014年10月26日 (3031号)

   

2014年8月の計量計測機器生産額
電気計測器254億円、分析機器160億円
精密測定機器は77億円

経済産業省が公表した2014年8月分の生産動態統計確報によると、計量計測機器の生産額のうち、電気計測器254億円(工業会統計)、分析機器160億円、精密測定機器は77億円となった。電気計測器は前年同月比5.8%増、分析機器は同12.2%増、精密測定機器同19.1%増。


電気計測器は生産動態統計では239億円

電気計測器の2014年8月の生産額は生産動態統計確報では239億3500万円。(一社)日本電気計測器工業会の統計では、254億1200万円となる。金額の違いは両者で集計項目が異なるためで、放射線測定器と環境計測機器を電気計測器に含めるかどうかの違い。
■電気計器は51.9%増
 電気計器は41億5000万円(前年同月比51.9%増、以下かっこ内は前年同月比)。
【内訳】(1)指示計器2億9300万円(12.3%減)(2)電力量計38億5700万円(60.8%増)
■電気測定器は109億円
 電気測定器の生産額は108億7100万円。
【内訳】(1)電圧・電流・電力測定器9億2400万円(2.3%減)(2)波形測定器5億600万円(15.0%増)(3)無線通信測定器19億1800万円(554.6%増)(4)半導体・IC測定器47億3300万円(19.3%減)(5)伝送特性測定器6100万円(1.7%増)(6)測定用記録計・データ処理装置4億8000万円(5.5%増)(7)その他の電気測定器22億4900万円(3.4%増)
■工業用計測制御機器は89億円
 工業用計測制御機器は89億1400万円(6.0%減)である。
【内訳】プロセスオートメーション(PA)用計測制御機器89億1400万円(6.0%減)
■放射線測定器は5億円
 放射線測定器は4億8300万円(9.9%減)。
■環境計測機器は3.4%減
 環境計測機器は9億9400万円(3.4%減)。

医用測定器は0.5%減

医用測定器は65億6700万円(0.5%減)である。生産数量は37万5965台(27.0%減)。
(次号以下につづく)

   

日本計量新報 2014年10月26日 (3031号)

   

東北・北海道計量大会開く
放射線測定器の法規制、使用指針など討議

大会のようす2014(平成26)年度東北・北海道計量大会、第63次東北六県北海道計量協会連合会総会が、(一社)北海道計量協会の担当で、10月9日、札幌市の「ホテルさっぽろ芸文館」で開催された。
 大会は、(一社)北海道計量協会本郷嘉彦副会長が開会を宣言、物故者へ黙祷した。土谷令次(一社)北海道計量協会会長があいさつした。計量功労者9名を表彰した。記念事業を実施し、(福)北海道社会福祉協議会に業務用デジタルベビースケール2台を寄贈した。大会宣言をし、茶木拓治副会長が読み上げた。
 来賓を代表し、三浦裕幸経済産業省計量行政室長、阿部啓二北海道経済部次長、長谷川利雄札幌市市民まちづくり局市民生活部長、河住春樹(一社)日本計量振興協会専務理事があいさつした。閉会宣言は本郷嘉彦副会長。
 第63次東北六県北海道計量協会連合会総会を開催した。土谷(一社)北海道計量協会会長があいさつした。土谷会長を議長に、各道県から提案された議題を討議した。次期開催地は青森県に決まり、大会旗を引き継ぎ、西秀記(一社)青森県計量協会会長があいさつした。
 記念講演は、千石涼太郎(ノンフィクション作家・エッセイスト)氏による「ホスピタリティが地域と職場を変える」。歓迎レセプションで交流を深めた。翌10日は希望者による視察研修を実施した。
 総会は各道県提案の議題を討議した。放射線測定に関する3つの議題は一括審議した。福島県、山形県から放射線測定器の法規制等の要望が出された。正確な放射線測定器の確保に関するガイドラインを作成すべきとの提案が、宮城県、山形県から出された。自動はかりに関する規制の要望も出された。三浦裕幸計量行政室長や産総研の根本一法定計量室長などが、現在の国の各省庁、産総研などが実施している施策や、現状認識などを説明した。

計量功労者(敬称略)

▽東北システム(株)▽小林誠▽笠原秀▽斎藤稔▽北日本計量器(株)▽紺野道昭▽小松剛▽楠美秀一▽岩塚晃一

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