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日本計量新報 2014年11月9日 (3033号)

   

2014計量記念日全国大会開く
特別講演は「新幹線50年の安全・安心技術と実績」

11氏に大臣表彰
産業技術環境局長表彰は10氏

経済産業省・計量記念日組織委員会が主催する「2014(平成26)年度計量記念日全国大会」が11月4日、東京都港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイで開かれ、全国から計量計測関係者が多数集まった。大会は計量記念日式典、記念行事、レセプションの3部構成。記念日式典(経済産業省主催)では経済産業大臣表彰(計量関係功労者)と産業技術環局長表彰(計量制度運営等貢献者)の表彰式が、記念行事では「何でもはかってみようコンテスト」と「計量啓発標語」の表彰式が挙行された。特別講演は、曽根悟工学院大学特任教授(鉄道講座の企画・監修担当)による「新幹線50年の安全・安心技術と実績」。


記念日式典のようす■記念日式典で経済産業大臣表彰
 本大会は11月1日の計量記念日を祝って全国の計量計測関係者が集まって相互の交流を深めるとともに、特別講演などで最新の技術情報などを共有し、学術、産業の発展向上に役立てることを目的としている。
 第1部の計量記念日式典では、「経済産業大臣表彰」11氏、「産業技術環局長表彰」10氏への表彰式が挙行された。(表彰者名は前号既報)
 式典の司会は三浦裕幸計量行政室長。来賓を紹介し、岩井茂樹経済産業大臣政務官が経済産業省式辞を述べた。
 来賓を代表して内山田竹志計量行政審議会会長(トヨタ自動車(株)代表取締役会長)が祝辞を述べた。
 岩井政務官が経済産業大臣表彰状を11氏に授与した。片瀬裕文経済産業省産業技術環境局長が、産業技術環境局長表彰状を10氏に授与した。
 受賞者を代表して、小林信治((一社)山形県計量協会会長)氏が謝辞を述べた。
■発展のために尽力を
 岩井政務官は、受賞者にお祝いを述べ、次のようにあいさつした。計量制度は社会の根幹を支える重要な基盤である。科学技術や産業の発展のために計量標準をタイムリーに供給できる制度をつくっていく。日本はメートル条約にも早くから加入し、国際的なルール策定に主導的な役割を果たしてきた。今後も世界の計量制度の発展に貢献していくために、皆様のさらなる尽力をお願いしたい。
■コンテスト、標語の優秀作品・入賞者を表彰
 記念行事では、加島淳一郎計量記念日組織委員会委員長代行((一社)日本計量振興協会副会長)があいさつした。
 小学生から公募していた「何でもはかってみようコンテスト」で、106点の応募のなかから最優秀作品賞1点、優秀作品賞2点、特別賞1点、奨励賞21点が選定され、入賞作・入賞者が表彰された。北森俊行審査委員長が講評した。
【最優秀作品賞】「紙のちがいと強さの変化」(広島県呉市小学5年生河野咲季)
【優秀作品賞】▽「味かくの実験」(宮城県名取市小学3年生村山にこ)▽「体温変化〜ヒヤッとしたとき体温は下がるのか?〜」(茨城県つくば市小学6年生豊田耕大)
【特別賞】「けんこうな体をつくるためにはかってみよう!1日に必要な野菜・ジュースやおかしにふくまれるさとうの量」(福島県福島市小学校2年生山岸いそら、小学校3年生山岸倫太郎、小学校5年生山岸しずく)
 公募した「計量啓発標語」は521点の応募のなかから最優秀作品賞1点、優秀作品賞2点、佳作10点が選定され、入賞作・入賞者が表彰された。
【最優秀作品賞】「安心を 陰で支える 正しい計量」(滋賀県高島市会社員石畝秀高)
【優秀作品賞】▽「計量は 暮らしを守る 見張り番」(福島県福島市小学生安齋佑希将)▽「変わる時代に変わらぬ計量の大切さ」(新潟県新潟市地方公務員橋立英樹)
(次号以下につづく)

   

日本計量新報 2014年11月9日 (3033号)

   

関東甲信越地区計量団体連絡協議会開く
10月23日(木)、新潟県の「四季の宿・みのや」で

2014(平成26)年度関東甲信越地区計量団体連絡協議会が、新潟県の当番で、10月23日(木)、新潟県西蒲原群の「四季の宿・みのや」で開催された。約230名が参加し、計量功労者表彰式を挙行、各都県提案の4つの議題を討議した。記念講演は、谷田千里(株)タニタ代表取締役社長による「『計(は)・測(か)・量(る)』〜『健康をはかる』から『健康をつくる』へ〜」。懇親会を開催して交流した。
 同協議会は、年に一度、関東甲信越地区の計量協会と計量士会の会員が集まり、計量に関する諸問題を討議するとともに、相互の交流を深め、親睦促進をはかっている。協議会のようす
 討議された各都県提案の議題は次のとおり。
▽議題1:産業技術環境局における計量行政室の改組の狙いと今後の展開について((一社)東京都計量協会)▽議題2:軽微な修理(計量法施行規則第10条)及び簡易修理(計量法施行規則第11条)の見直しについて((一社)新潟県計量協会)▽議題3:適正計量管理事業所の計量士について(東京計量士会)▽議題4:JISB7611非自動はかりの改訂進捗状況について。
 議題1は、三浦裕幸経済産業省計量行政室長が、資料を使いながら、「基準・認証を取り巻く状況」を説明した。他の議題に関しては、参加者が意見を述べるとともに、三浦計量行政室長、小谷野泰宏(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門法定計量科長、河住春樹(一社)日本計量協会専務理事がそれぞれ回答した。(詳細次号以下)

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