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日本計量新報 2014年11月23日 (3035号)

   

計量計測関連企業2015年3月期第2四半期
国内外ともに計量計測機器市場は堅調

計量計測関連企業の2015年3月期第2四半期決算がそろった。緩やかな回復基調ではあるものの国内外の計量計測器市場は堅調な結果となった。詳細は次の通り。


エー・アンド・デイ

エー・アンド・デイグループの第2四半期連結累計期間における売上高は173億8百万円(前年同期比3.7%増)、営業損失は2億35百万円(前年同期は営業損失1億90百万円)、経常損失は4億15百万円(前年同期は経常損失3億54百万円)、四半期純損失は4億30百万円(前年同期は四半期純損失3億86百万円)となった。
■計測・計量機器事業=日本では、計測・制御・シミュレーションシステム(DSPシステム)が受注も好調で売上を伸ばした。計測機器では受注が堅調に積み上がっているものの売上にいたらず、前年同期比で売上を落とした。計量機器では前第2四半期連結会計期間に発表したウェイトチェッカや金属検出機などの新製品によって売上の上積みがあったものの、計量機器全体での売上は微増に留まった。米州では、計測機器が前年同期を下回ったが、円安のため計測・計量機器全体の円換算後の売上高は微減に留まった。また、原価率の改善や販管費の縮減等によって収益が大きく改善した。アジア・オセアニアでも、特に計量機器は現地通貨ベースで売上が伸び悩んだが、円安で増収となった。この結果、計測・計量機器事業の売上高は104億1百万円(前年同期比7.6%増)、営業利益は86百万円(前年同期は営業損失81百万円)となった。
■医療・健康機器事業=日本では、医療機器・健康機器ともに消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動もあり停滞した。また、原価率の悪化および販管費の増加により、収益が悪化した。米州での健康機器は、前期に引き続いて不調となった一方、欧州での健康機器は、販売施策により売上を伸ばした。この結果、医療・健康機器事業の売上高は69億6百万円(前年同期比1.8%減)、営業利益は5億26百万円(同24.2%減)となった。

オーバル

オーバルグループの第2四半期連結累計期間の受注高は65億35百万円(前年同期比6.7%増)、売上高は57億75百万円(同13.9%増)、利益面では営業損失は8百万円(前年同期は営業損失21百万円)、経常利益は51百万円(前年同期比72.8%増)、四半期純利益は7百万円(前年同期は四半期純損失60百万円)となった。
■センサ部門=国内での液化天然ガス(LNG)などの設備投資増加の影響等により、受注高は34億99百万円(前年同期比9.6%増)、売上高は32億45百万円(同4.1%増)となった。
■システム部門=前年同四半期に引き続き海外大口案件を受注したものの、受注高は17億3百万円(同2.7%減)、売上高は12億32百万円(同52.1%増)となった。
■サービス部門=顧客からのメンテナンス依頼は増加となり、受注高は13億26百万円(同13.7%増)、売上高は12億93百万円(同14.2%増)となった。
■その他の部門=受注高、売上高ともに4百万円(同52.1%減)となった。
(次号以下につづく)

   

日本計量新報 2014年11月23日 (3035号)

   

秋の叙勲

【瑞宝双光章】
▽中舘毅(元製品評価技術基盤機構適合性評価センター所長)
▽竹内弘光((有)竹内大学薬局取締役)

   

日本計量新報 2014年11月23日 (3035号)

   

訃報

恵藤太郎氏恵藤太郎氏
 恵藤計器(株)(千葉県千葉市中央区)の取締役会長、元千葉県計量協会の会長をつとめた恵藤太郎氏が2014(平成26)年11月16日に死去した。92歳。
 通夜は11月21日、告別式は11月22日に千葉県千葉市中央区のクリスタ千葉で執りおこなった。喪主は長男で恵藤計器代表取締役社長の恵藤敏郎氏。
 恵藤太郎氏は、1922(大正11)年生まれ。慶應義塾大学法学部出身。旧制千葉中学出身で元千葉県知事とも同窓であり、政財界にも広い交流があった。

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