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日本計量新報 2015年4月19日 (3053号)

   

(株)エー・アンド・デイ
日本アビオニクス(株)の計測事業を取得

7月1日付で譲り受け
製品種類、顧客基盤の拡充見込む

(株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3-23-14、古川陽社長)は、日本アビオニクス(株)(東京都品川区西五反田8-1-5、秋津勝彦社長)から同社の計測事業を7月1日付で取得する。


エー・アンド・デイが取得する日本アビオニクスの計測事業は、ひずみ量や圧力、加速度などの物理量を電気信号に変換し、波形記録やデジタルデータとして記録する計測製品、システムの開発・販売。
 エー・アンド・デイは、日本アビオニクスの計測事業を譲り受けることにより、同社が扱う計測機器製品の種類や顧客基盤の拡充が見込めることから、日本アビオニクスと交渉していた。日本アビオニクスは、計測事業をエー・アンド・デイへ譲渡することにより、経営資源を集中させ、今後の同社の事業の成長発展をはかっていく。
 両社の会社概要は次のとおり。
■(株)エー・アンド・デイ
【社名】株式会社エー・アンド・デイ
【所在地】〒170-0013、東京都豊島区東池袋3-23-14
【代表】代表取締役執行役員社長古川陽
【設立】1977(昭和52)年5月
【事業内容】電子計測器、産業用重量計、電子天びん、医療用電子機器、試験機その他電子応用機器の研究開発、製造、販売
【東証1部】7745
■日本アビオニクス(株)
【社名】日本アビオニクス株式会社
【所在地】〒141-0031、東京都品川区西五反田8-1-5、五反田光和ビル
【代表】代表取締役執行役員社長秋津勝彦
【設立】1960(昭和35)年4月
【事業内容】情報システム、接合装置、赤外線サーモグラフィ、工業計測機器、ハイブリッドIC、プリント配線板
【東証2部】6946

   

日本計量新報 2015年4月19日 (3053号)

   

(一社)日本分析機器工業会、(一社)日本科学機器協会
15年分析機器・科学機器遺産を募集

(一社)日本分析機器工業会と(一社)日本科学機器協会は、「分析機器・科学機器遺産」の募集を開始した。募集期間は4月1日から5月21日。
 両会は、日本で創出された分析技術/分析機器や科学機器および、日本国民の生活・経済・教育・文化に貢献した分析技術/分析機器や科学機器を文化的遺産として後世に伝えることを目的に、「分析機器・科学機器遺産」の認定制度を導入し、継続的に実施している。2012年度から始まったこの認定制度は、今回で4回目となる。遺産の候補を両団体の会員企業を始め広く一般からも募集している。今回の認定数は10件程度。
 2015年9月2日から開催される「JASIS2015」で認定式と展示(実物もしくはパネル展示)をする(募集サイトのURL:http://goo.gl/VVeflr)。
【問い合わせ・提出先】(一社)日本科学機器協会事務局(担当:岡田)=電子メールokada@sia-tokyo.gr.jp

   

日本計量新報 2015年4月19日 (3053号)

   

島津製作所
高機能デジタルX線一般撮影システム「RADspeed Pro EDGE package」発売

(株)島津製作所(京都市中京区西ノ京桑原町1、中本晃社長)は、デジタルX線一般撮影システム「RADspeed Pro EDGE package」(ラドスピードプロエッジパッケージ)を、発売した。RADspeed Pro EDGE package
 同製品は、従来品の高い操作性と充実した被ばく低減機能を受け継ぎつつ、1回の断層撮影で任意裁断高さの断層画像を提供する「トモシンセシス」、軟部組織画像と骨組織画像を生成する「デュアルエナジーサブトラクション」、全脊椎・全下肢をカバーする長尺画像を提供する「長尺撮影」の各種アプリケーションを搭載することができるシステムで、富士フイルム(株)のFPDおよびコンソールを採用するとともに、同社独自のトモシンセシス専用ワークステーションを備えており、従来の単純撮影に加えて、これらのアプリケーションを用いることでさらなる診断能の向上に寄与する。
【特長】▽診断能に優れた多彩なアプリケーションに対応@トモシンセシス=1回の直線断層走査で複数枚のデジタル断層画像を簡単・短時間で得られ、また任意の高さで断層面を何度も再構成できるため被ばく線量を低減でき、フレキシブルな検査が可能になる。Aデュアルエナジーサブトラクション=単純X線写真に加えて軟部組織画像と骨組織画像をそれぞれ生成できるので、肺がんなどの胸部の診断に有用。B長尺撮影=新たに開発したX線撮影テーブルで、120cm(当社従来機比40cm長)の臥位長尺撮影を可能(立位スタンドでは最長160cmの長尺撮影が可能)にした。特長であるX線管保持装置がX線撮影スタンドまたはテーブルと連動する機能、画像の自動結合機能を受け継いでおり、長尺画像を簡単に得られる。▽並行処理を可能にするトモシンセシス専用ワークステーション=トモシンセシスの画像再構成専用の画像処理ワークステーション「サイドステーションRAD」を備えており、トモシンセシス画像再構成中でも撮影用コンソールで次の撮影検査を実行できるため検査スループットの向上が期待できる。
【価格】8000万円〜(税別、システム構成により異なる)

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