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日本計量新報 2015年10月4日 (3075号)

   

地域計量協議会、各地で
東北・北海道、中国四国、関東甲信越、近畿など

各都道府県提出議題を討議
講演会、懇親会も実施

秋は、計量関連の各地域協議会が開かれる。協議会は各県提出議題を討議し、懇親もはかる。今年は、東北・北海道計量大会は10月8日(木)、青森県青森市で開催。中国四国計量協会連絡協議会は10月16日(金)、広島県広島市で。関東甲信越地区計量団体連絡協議会は10月23日(金)、東京都で。近畿計量大会は11月27日(金)に兵庫県神戸市で開催される。中部7県計量協議会は7月に開催済。


東北・北海道計量大会、東北6県北海道計量協会連合会総会

2015(平成27)年度東北・北海道計量大会、第64次東北6県北海道計量協会連合会総会は、10月8日(木)、青森県青森市の「青森国際ホテル」で開催される。
 各県が持ち回りで開催しており、本年度は青森県の当番。計量大会は、功労者表彰が挙行され、大会記念事業発表、大会宣言がある。
 総会は、前年度総会状況を報告し、各道県協会が提案する議題を討議する。総会の後、青森市文化観光交流施設のねぶたの家ワ・ラッセを見学する。

中国四国計量協会連絡協議会

15(平成27)年度中国四国計量協会連絡協議会は、10月16日(金)、広島県広島市の「ホテルグランヴィア広島」で開催される。当番県は広島県。
 各県提案議題を討議し、計量関係功労者表彰式も開催する。
 提案議題は、@マイナナンバー(社会保障・税番号)制度に対する対応について、A計量士の育成について、B次期開催県について。
 講演は、武田克己氏(マツダ(株)R&D技術管理本部主幹)による「マツダの自動車開発と今後の求められる技術」。

関東甲信越地区計量団体連絡協議会

15(平成27)年度関東甲信越地区計量団体連絡協議会は、10月23日(金)、東京都の「浅草ビューホテル」で開催される。約200名が参加する。当番は東京都((一社)東京都計量協会、東京計量士会)。関東甲信越地区の計量協会と計量士会(計量士部会)による合同開催。
 表彰式があり、各都県からの提案議題を討議する。
 記念講演は、北野大氏(淑徳大学人文学部教授、同大学東京図書館長、工学博士)による「安全・安心な社会を目指して—化学物質と家庭の安全」。

近畿計量大会

15(平成27)年度近畿計量大会は、11月27日(金)、兵庫県神戸の「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」で開催される。当番府県は兵庫県。
 近畿計量協議会会長感謝状を贈呈する。
 提案議題の「計量関係団体の抱える課題について」を協議する。
 記念講演は、沖本智昭氏(兵庫県立粒子線医療センター院長)による「絶対わかる! 陽子線治療と重粒子線治療」。

   

日本計量新報 2015年10月4日 (3075号)

   

計量のひろばNo.58
計量士を特集

計量記念日にあわせて(一社)日本計量振興協会が毎年発行している、計量啓発パンフレットの「計量のひろば」。A4判3つ折り、両面カラー印刷。コンパクトで、配布に適した形をしている。計量記念日ポスターと同じ、世界的に有名なウサギの女の子のキャラクターの「ミッフィー(miffy)」を使ったデザインで、ポスターとの統一性をはかっている。
■計量士を解説
 今回の特集は、適正な計量の確保に重要な役割を果たしている「計量士」。計量の世界では有名だが、「計量士とは」と聞かれるとなかなか一言では説明ができない。「計量のひろば」では、そんな計量士に焦点を当てて、8つの項目で、わかりやすく解説している。
 前提として「計量士制度の沿革」を説明。1952(昭和27)年に計量法が施行され、資格者としての計量士国家試験は53(昭和28)年から実施されている。
■計量士とは
 @では、国家資格であることが明記されている。「計量法では、計量に関する専門的な知識と技術を有する者に計量土の国家資格を与え、計量器の検査、その他の計量管理に係る分野の職務を担当させ、計量法の円滑な施行と適正な計量の実施の確保に寄与させること、としています」として、目的と国家資格の専門技術者であることが明記されている。A〜Gの項目は、次の通り。
 A計量管理とはB計量士の登録者数C計量士の活動内容の例D計量士の資格を取得するにはE計量士国家試験(受験資格は特別ありません。)F計量士国家試験の合格率G計量士の職務範囲。
 「C計量士の活動内容の例」では、「一般計量士」「環境計量士(濃度関係)」「環境計量士(騒音・振動関係)」別に標準的な活動例が示されている。「D計量士の資格を取得するには」では、「計量士の資格を取得する方法は、2つの方法があり、国家試験コース〈計量士国家試験に合格し、かつ実務経験その他の条件を満たし登録〉と資格認定コース〈(国研)産業技術総合研究所の教習の課程を修了し、実務経験などの所定の条件を満たして計量行政審議会が認め、登録〉があります」との説明が。「G計量士の職務範囲」はどうしても専門的な説明になるが、写真やマークも使いながら「一般計量士」と「環境計量士」の職務範囲をそれぞれ説明している。
 昨年の一般公募の「計量啓発標語」の優秀作品や、「何でもはかってみようコンテスト」の優秀作品も掲載している。
 「計量のひろば」は4万5000部作成。全国の計量協会や計量行政機関、計量関連機関などへ配布した。

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