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日本計量新報 2015年11月8日 (3080号)

   

2015計量記念日全国大会開く
特別講演は「地球規模の計測〜宇宙から地球を測る〜」

15氏・1事業所に大臣表彰
産業技術環境局長表彰は12氏

会場のようす経済産業省・計量記念日組織委員会が主催する「2015(平成27)年度計量記念日全国大会」が11月2日、東京都港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイで開かれ、全国から計量計測関係者が多数集まった。大会は計量記念日式典、記念行事、レセプションの3部構成。記念日式典(経済産業省主催)では経済産業大臣表彰(計量関係功労者)と産業技術環局長表彰(計量制度運営等貢献者)の表彰式が、記念行事では「計量啓発標語」と「何でもはかってみようコンテスト」の表彰式が挙行された。特別講演は、和田弘人国土交通省国土地理院測地部宇宙測地課課長による「地球規模の計測〜宇宙から地球を測る〜」。


記念日式典で経済産業大臣表彰

計量記念日全国大会は、11月1日の計量記念日を祝って全国の計量計測関係者が集まって相互の交流を深めるとともに、特別講演などで最新の技術情報などを共有し、学術、産業の発展向上に役立てることを目的としている。大臣表彰のようす
 第1部の計量記念日式典では、「経済産業大臣表彰」15氏と1事業所、「産業技術環局長表彰」12氏への表彰式が挙行された。(表彰者名は別項の通り)
 式典の司会は三浦裕幸計量行政室長。来賓を紹介し、井上宏司経済産業省産業技術環境局長が林幹雄経済産業大臣の式辞を代読した。
 来賓を代表して内山田竹志計量行政審議会会長(トヨタ自動車(株)代表取締役会長)が祝辞を述べた。
 井上産業技術環境局長が経済産業大臣表彰状を15氏・1事業所に授与した。また産業技術環境局長表彰状を12氏に授与した(関連記事A面)
 受賞者を代表して、黒木光男((有)熊本計器代表取締役)氏が謝辞を述べた。
■発展のために尽力を
 井上産業技術環境局長は、次のように林幹雄経済産業大臣の式辞を代読した。井上宏司産業技術環境局長
 計量制度は社会の根幹を支える重要な基盤である。経済産業省としても水素ステーションに必要となる技術基準をタイムリーに整備することを通じて科学イノベーションを促進していく。また計量制度についても継続的に必要な見直しをおこない、社会ニーズに対応した制度にしていく。我が国の計量制度は関係各位の尽力に支えられていることを本日の計量記念日式典のにおいてあらためて認識した。今後も計量制度の発展に協力をお願いしたい。
■はかってみようコンテスト、標語の優秀作品・入賞者を表彰
 記念行事では、加島淳一郎計量記念日組織委員会委員長((一社)日本計量振興協会会長)があいさつした。
 公募した「計量啓発標語」は916点の応募のなかから最優秀作品賞1点、優秀作品賞2点、佳作10点が選定され、入賞作・入賞者が表彰された。
【最優秀作品賞】「確かめよう 信頼はかる 1目盛り」(神奈川県(株)メジャーテックツルミ八巻由祈子)
【優秀作品賞】▽「身近だけど とっても大切 計量器」(群馬県高崎市立第一中学校1年角野めぐみ)▽「品質は一目一目の心がけ」(京都府(株)島津製作所西垣昭市)
 小学生から公募していた「何でもはかってみようコンテスト」で、124点の応募のなかから最優秀作品賞1点、優秀作品賞2点、特別賞1点、奨励賞19点が選定され、入賞作・入賞者が表彰された。北森俊行審査委員長が講評した。
【最優秀作品賞】「「虫の息」をはかってみよう!」(神奈川県葉山町立上山口小学校5年竹内一翔)
【優秀作品賞】▽「せんぷうきのはねは どのくらいはやく まわっているのかな?」(国立大学法人福島大学附属小学校1年藤東佑和)▽「とくする電池はどれだ」(茨城県つくば市竹園西小学校4年長瀧稀慧)
【特別賞】「容器のちがいと保冷力」(広島県呉市長迫小学校6年河野咲季)
■特別講演
 特別講演は、和田弘人国土交通省国土地理院測地部宇宙測地課課長による「地球規模の計測〜宇宙から地球を測る〜」がおこなわれた。同講演では、宇宙測地技術の役割を説明しつつ、それらの計測結果が近年の位置情報サービスや防災情報など、身近な生活情報の一部として、直接あるいは間接的にどのように利用されているかを紹介した。

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