日本計量新報 2008年5月18日 (2724号)より掲載私の履歴書 鍋島 綾雄 日東イシダ(株)会長、(社)日本計量振興協会顧問、前(社)宮城県計量協会会長 |
目次31 社団法人化50周年を祝う 2766号戦後宮城県計量協会を設立した当時の諸先輩は相当の社会的地位もあり先見の明もあって、設立5年目に早くも協会の社団法人化に成功されている。最近、指定定期検査機関の指定を受けるために社団法人化の出来ていない協会が法人化の為に大変苦労されたと聞くが、その点宮城県は立派な先輩を持ち我々後輩は幸せであった。 2006(平成18)年に協会は丁度創立55周年・社団法人化50周年を迎えることになった。私は会長を引退する最後の仕事としてこの50周年記念式典の開催を理事会に提案したところ、盛大に開催して私の引退の花道にすべしという理事会の温かい賛同を得た。 2006(平成18)年6月2日に開催した記念式典には村井知事も忙しい日程を繰り合わせて出席頂き、更に知事に付き合って梅原仙台市長も出席された。又、薮内計量行政室長と宮本仙台市経済局長(経済産業省から仙台市へ出向)が同期の友達でお互いに連絡を取り合って出席して頂くという幸運に恵まれた。お二人は懇親会にまで付き合って頂き、同じテーブルで懐旧談に興じて居られた。 更に飯塚日計振会長ご自身にもご出席戴いたが、同席された梅原市長が奇しくも経済産業省時代の上司と部下という関係で久し振りの再会を喜ばれ、しばし歓談の時を過ごされたようである。 この種の会としては珍しく知事・市長・計量行政室長・日計振会長の4人ともご本人が揃って出席してくれ、協会としては光栄の至りで私としても大変嬉しかった。 東北6県・北海道の協会長さん専務理事さんを初め全国から主要メーカーも多数参加頂き、成功裏に終わることが出来た。 このような形で23年間の会長生活の最後を飾れたことはこの上ない幸せで不思議な運命の巡り会わせに感謝している。 |