新製品01

計量計測データバンクINDEXへ  計量新報記事へ  Return to Front Page


INDEX

◆(株)タニタ(息でお酒の飲み過ぎをチェック「ドクターバッカス」)(99年6月13日号)

 (株)タニタ(東京都板橋区前野町一−一四−二、電話〇三−三五五八−八一一一、谷田大輔社長)は、息を吹きかけるだけで血中のアルコール濃度がチェックできるアルコール飲み過ぎチェッカー「ドクターバッカス」を新発売した。

 同器は、新たに開発した高感度の半導体ガスセンサー(特許出願中)により、呼気から血中のアルコール濃度を的確にチェックし、四段階でLCD表示する。

 使い方は、電源ボタンを押し、約五秒待ち、液晶表示にGOのサインが出たら「ピッ」と音が鳴るまで息を吹きかけるだけ。

【仕様】
▽寸法=九七×三〇・四×一七・六<CODE NUM=0101>▽重さ=四八g▽検知方法=半導体ガスセンサー▽カラー=グレー、ダークブルー▽使用電源=アルカリ乾電池単四形二個

INDEXへ戻る


◆(株)島津製作所(薬品管理システム「ケミセキュアPAS14000」)(99年6月13日号)

 (株)島津製作所(京都市中京区西ノ京桑原町一、電話〇七五−八二三−一一一〇)は、事業所や研究機関などで使用されている毒・劇物など薬品の保管管理を厳重・効率的に行える薬品管理システム「ケミセキュアPAS一四〇〇〇」を発売している。

 同器は、毒・劇物をいつ、誰が、どれだけ使用したかを自動記録し、保管庫を自動施錠する。

【特長】

  1. 薬品を取り出す個人を、ICカードにより非接触で識別・管理、
  2. 電子天秤により使用量を全自動・高精度で記録・測定、
  3. ISO一四〇〇〇などに対応できるデータベース機能付。

INDEXへ戻る


◆(株)ブリヂストン(オールステンレス製のロードセル)(99年6月13日号)

 (株)ブリヂストン(東京都中央区京橋一−一〇−一、電話〇三−三五六三−六八一一、海崎洋一郎社長)は、食品や化学品などの生産用タンク(ホッパータンク)の専用計量機器として、取り付けが簡単で防水・防錆性に優れたオールステンレス製の薄型荷重計(ロードセル)「ステンレスロードセルS六シリーズ」を発売した。

【特長】

  1. オールステンレス製により水気や腐食ガスなどの環境下でも使用可能、
  2. 上下固定プレート一体構造と振れ止め固定機構を内蔵したことにより周辺部品の取り付けが簡単、
  3. 防水密閉構造(保護等級IP六七)によりタンク内の高圧洗浄にも対応。

INDEXへ戻る


◆2ch卓上型pH/導電率計=メトラー・トレド(1999年4月18日号)

 メトラー・トレド(株)(大阪市中央区城見一−二−二七、пZ六−六九四九−五九二一)は、日本で初めての二チャンネルによる卓上型pH(ペーハー)/導電率計「MPC二二七」を発売している。

 MPC二二七は、MP二二五(pH計)とMC二二六(導電率計)の特長を持つ新しい測定機器で、pHおよび導電率の同時測定が可能。これら二つの機能により、二台の測定機器を購入しなくてすむため、コスト削減と研究室などでの省スペース化を図ることができる。飲食料品の測定に最適で、スローブ%表示で電極状態を判断する。

 また同器は、一般用途用のMC二二六(導電率計)の標準カーボン製センサに加え、ガラス製センサとガラス製流通セルとともに使用した場合、純水、超純水の導電率の測定ができる。自動的にどのタイプのセンサが接続されているか認識してセル定数を計算するため、使用の前にセル定数を入力する手間が省ける。

 直接の導電率測定の際、同社の自動滴定装置DLシリーズに接続することができる。

【特長】

  1. pHは三点校正、導電率は二点校正、
  2. 十種類の標準液からの選択によるpH自動校正、
  3. 三種類の標準液からの選択による導電率自動校正、
  4. 標準液の自己判断機能付、
  5. 最大三桁の有効数字、
  6. TDS定数の変更可能、
  7. 自動滴定装置DLシリーズにアナログ出力可能、
  8. RS二三二データ出力。
【仕様】
▽pH=〇・〇〇〜一四・〇〇(測定範囲)、〇・〇一(分解能)、±〇・〇一(相対精度)▽導電率=〇・〇〇〜一〇〇〇ms/cm、変更可、±〇・五▽mV=マイナス一九九九〜一九九九、一、±一▽温度(℃)=〇・〇〜一〇〇・〇、〇・一、±〇・四

INDEXへ戻る


◆24ヶ月分のデータを記憶する脂肪計付ヘルスメーター=タニタ(1999年4月11日号)

 タニタ(東京都板橋区前野町一一四二、пZ三三五五八八一一一、谷田大輔社長)は、測った体重と体脂肪率のデータを最大二十四カ月分記憶することができる「タニタ脂肪計付ヘルスメーター(TBF五六〇)」を新発売した。

 同器は、乗るだけで体重と体脂肪率が同時に測れる脂肪計で、家庭用では初めてカレンダー・メモリー機能を搭載し、体重と体脂肪率のデータを最大二十四カ月分記憶できる。

 大型の表示画面を採用し、体重、体脂肪率と肥満の測定が同時に表示される。計測者は五人分登録でき、ゲストモード機能を利用すれば五人以外でも登録なしで測れる。また、アスリートといわれる高度な運動選手用に、専用アスリート・モードが付いている。

 デザインは、直線的なシャープなイメージで、厚さは二九・六と超薄型。体重は、一〇〇まで一〇〇g単位、一〇〇〜一五〇まで二〇〇g単位、体脂肪率は〇・一%単位で計測される。

【特長】

  1. 乗るだけで体重と体脂肪率と肥満判定を同時に測定、表示できる、
  2. カレンダー・メモリー機能搭載で、最大二十四カ月前とのデータ比較が可能、
  3. 厚さは二九・六の超薄型設計、
  4. 体重は一〇〇まで一〇〇g単位、一〇〇〜一五〇まで二〇〇g単位で計測、
  5. 体脂肪率は〇・一%単位で表示、五人分の性別、誕生日、身長をメモリー。

【価格】二万円

INDEXへ戻る


◆マスコンパレータBP、LPシリーズ=ザルトリウス(1999年4月4日号)

 世界のトップランクの天秤メーカーザルトリウスの日本法人、ザルトリウス梶i本社・東京都杉並区上高井戸一―八―一七、第三保谷ビル新館、пZ三―三三二九―三三六六、山口剛社長)は、分銅の校正、検査、調整用の電子式質量比較器(マスコンパレータ)分野においても折り紙付きである。ドイツのザルトリウス社は、ドイツ物理工学研究所(PTB)からドイツ校正サービスセンター(DKD)として認定され、OIMLのEクラスの分銅の供給および校正証明書の発効業務を行っている。

 同社の電子式質量比較器はPTB、DKDに納入され、分銅の検定、校正業務に活躍しており、こうした技術をそのまま商品に盛り込んでいる。質量比較器は、幅広いひょう量域をカバーしていて、関連のアクセサリーも幅広く提供されているので利用する側の立場からは心強い。また各国の政府等の勧告や日本の技術基準に対応した細やかな供給体制と法令対応等のアドバイスもぬかりがない。

 マスコンパレータとして使用するには、キーワードの「五分の一条件」【マスコンパレータに関する計量法令の規定を要約すると、質量比較器として使用できる電気式はかりの基本的な要件は「基準器公差の五分の一以下の目量(アナログ表示のものにあっては目量または感量の十分の一以下)の非自動はかり」ということになる。これは平成八年四月一日施行の改正された基準器検査の規定に基づくもの。質量比較器として使用できる電気式のはかりは、その読み取り限度が、基準器器差検査または調整しようとする分銅(実用基準分銅)の基準器公差相当値の五分の一以下のものでなければならない】をクリアーすればいいわけだが、それなりの機関が本格的な校正業務を行うとなると条件が厳しくなるもの、同社の製品はこうした条件への対応性を備えている。

 同社の製品にはE1クラス分銅対応の超高精度器種から、四月からの実用基準分銅制度に対応したリーズナブルな高性能器種まで幅広く、豊富に取りそろえている。  BP二二一S(ひょう量二二〇g、目量〇・一r)の最大の特長は同社独自のモノリスィックシステム(一体構造ひょう量部)を搭載しているところ。同システムは、メカニカル部分(アルミ合金製)を完全削り出しによって一体構造にしたシステム。メカニカル部分の材質が同一の材料になったことで熱膨張係数が一つの値になり、温度変化による感度ドリフトが最小限に抑えられるようになった。また継ぎ目がなくなったため従来品よりも荷重時のひょう量部の動きがスムーズになり素早いレスポンスが可能となった。安定所要時間も従来品に比較して二十%の短縮を実現している。そのほかセルフキャリブレーション機能を搭載、防塵防水度IP五四を達成している。BP二二一Sは最高の性能と品質、リーズナブルな価格を求めて開発された電子天びん。そのほか、LP三二〇〇D(ひょう量一〇〇〇g/三二〇〇g、目量〇・〇〇一g/〇・〇一g)、LP三四〇〇〇P(ひょう量八s/一六s/三四s、目量〇・一g/〇・二g/〇・五g)、LP六二〇S(ひょう量六二〇g、目量〇・〇〇一g)、LP六二〇〇S(ひょう量六二〇〇g、目量〇・〇一g)などがある。

INDEXへ戻る


◆トータルステーション「フィールドステーションGF-212」=ニコン(1999年4月4日号)

 (株)ニコン(東京都千代田区丸の内三−二−三、пZ三−三二一六−一〇三二、吉田庄一郎社長)は、レーザを使用してプリズムなしでも測距が可能なノンプリズム測距機能を搭載したトータルステーション「フィールドステーションGF−二一二」を発売した。  同器は、プリズムを設置しなくても測距が可能なため、軟弱地盤などの危険な場所や、人が近付くのが難しい場所での測量が可能で、安全性向上に貢献する。

【特長】

  1. ノンプリズム測距機能を搭載、
  2. 同軸型・合焦式のノンプリズム測距機能付、
  3. ノンプリズムモードでほとんどの測量に対応、
  4. さまざまな測量に対応するカード式トータルステーション、
  5. 確実なデータ処理が可能。

INDEXへ戻る


計量計測データバンクINDEXへ  記事INDEXへ戻る  Return to Front Page