ホトトギス |
このところしきりに裏の林でホトトギスが啼きます。
ホトトギスの啼き声をよく「特許許可局」と表現しますが、私の耳には「トッキョ キョキャ キョク」と聞こえます。「テッペン カケタカ」と聞こえる人もあるそうです。
ホトトギスは「卯の花の匂う垣根に 早も来て啼きぬ」野鳥なのですが、その啼き声の「トッキョ キョキャ キョク」は風情に欠けます。人の気を引く啼き声に生まれた野鳥の代表格ですね。仲間で親分格のカッコウは、よくとおる声で「カッコウ カッコウ」と初夏から夏中、野山や高原でひねもす啼き続けます。
カッコウは声のする方に目を向けると、羽根を下げ尾を振り上げて啼いている姿を見つけることができるのですが、ホトトギスの場合は啼いている場所の特定が難しいのです。ホトトギスは夜にも啼きますし、朝早くにも啼きます。もちろん主に昼に啼くのです。夜に啼く野鳥にヨタカがあり、「キョ キョ キョ」というヨタカの啼き声は、ホトトギスと音程が同じで、頭の音を取ってしまうとよく似ています。野にはもう夏鳥が渡ってきており、にぎやかに合唱をはじめました。
5月最後の週末に今年初めての鮎釣りに静岡県清水市の興津川に出かけました。地元のNHKテレビが来ていて私が釣り上げた16センチ(メートル)の綺麗な若鮎をビデオにおさめていましたが、その日の夜9時前の地元放送で私の釣り姿とともに若鮎がテレビに出ました。感激です。
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