2019年日本
圧力計温度計工業会新年賀詞交歓会
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年頭のあいさつをする西野寧一会長
年頭のあいさつをする西野寧一会長
年賀交歓会のようす
日本圧力計温度計工業会は、2019(平成31)年年賀交歓会を、1月10日の午後、東京都千代田区六番町の主婦会館プラザエフで開催した。
西野寧一会長が次のとおり年頭のあいさつをした。
当業界においては、水俣条約の水銀使用禁止の影響を受け、水銀充満圧力式指示温度計が全廃されることにより、一昨年8月にJIS B 7549液体充満圧力式温度計を制定、JIS B 7529蒸気圧式指示温度計を37年ぶりに改正、JIS B 7528水銀充満圧力式指示温度計が廃止されました。また、当工業会の工業会規格の充満式温度計及びバイメタル式温度計 JPT 2302 : 2011 の改定を技術委員会を中心に行っております。
以前から水銀は極力使用しないよう鋭意努力しており、水銀充満圧力式指示温度計につきましては、気体充満圧力式指示温度計への代替え・切り替えが完了しております。2020年をめどに全廃するよう徹底しておりますので、水銀充満圧力式指示温度計をご使用のユーザー様におかれましては、非水銀温度計への切り替え推進のご理解・ご協力を重ねてお願いする次第です。
ただ、水銀の特性を最大限生かし、過酷な使用環境条件(高温・高圧・高粘度な測定体の圧力を測定)において圧力計測を行う特殊計器である高温用ダイアフラムシール式圧力計測器と、圧力計を製造するにあたり校正・検査を行う水銀基準液柱型圧力計につきましては、製造・販売・使用は水俣条約の適用外となりました。
機械式圧力計・金属製温度計は産業界になくてはならないマザーツールであり、主なるユーザー層は、一般産業機械をはじめ油圧機器、空圧機器、建設機械、石油化学プラント、電力プラント、空調設備、高圧ガス関連、半導体製造装置、鉄道車両等広範囲のユーザーで圧力、温度の監視に使用されており、産業界においてはなくてはならない製品であり、多品種、堅牢安価、電源不要で長年に亘りご愛顧を頂いております。お客様の安全・安心を守る重要な計測器でございます。今後共、信頼性の高い製品をタイムリーにお客様に提供し、安全・安心及び信頼性を向上し、お客様製品の高品質維持のお役に立てていることを自負し、今後とも努力をしてまいります。
本年も当工業会の会員企業にとって魅力ある団体として、有益な情報をよりスピーディに共有し健全な活動が図れるよう注力してまいりたいと考えております。
来賓代表の祝辞があった。乾杯で交歓に入り、参加者は新年の門出を祝った。
日本圧力計温度計工業会役員
年賀交歓会のようす
来賓あいさつする山本龍夫経産省製造産業局産業機械課課長補佐
来賓あいさつする森中泰章産総研計量器試験技術グループ長
乾杯前にあいさつをする堀井茂計工連専務理事
堀井氏の音頭で乾杯
締めのあいさつをする吉川憲司副会長