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2002/12/26
日刊 日本計量新報(日刊 計量計測データバンク)
世界最長のシベリア鉄道、ついに全線電化
世界最長の鉄道として知られるロシアのシベリア鉄道(モスクワ―ウラジオストク間約9300キロ)の電化工事が、着工からほぼ73年ぶりに完了し、極東沿海地方のルジノ駅で25日、記念式典が開かれた。
露鉄道省によると、シベリア鉄道は1929年に電化工事に着手。ソ連消滅後、中断されていた工事が99年に再開し、最後まで未電化のままだった極東スビヤギノ―グベロボ両駅間175キロの工事がこのほど終わった。全線電化により、列車のスピードアップに加え、貨物積載量も倍近くに増えるという。
露政府は、シベリア鉄道と朝鮮半島縦断鉄道の連結構想実現を韓国や北朝鮮に働きかけるとともに、シベリア鉄道のインフラ整備を急いでいた。