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私の履歴書 蓑輪善蔵(日本計量史学会会長)                 

佐原で造り酒屋の分家の長男として生まれる

祖父母の思い出

 祖父との思い出は、冬は居間の炬燵に、夏はテーブルを前に同じ場所に座っていて、子供達はその傍には寄り付けませんでしたが、小学校に入学する前に祖父と2人で、当時向島区隅田町に住んでいた「みの」の嫁ぎ先坂井家を訪ねたことがありました。

 祖母とは幼稚園に入るまで天気がよければ幼稚園の庭や、小野川の土手で遊び、菩提寺の日蓮宗浄国寺に併設されている清正公のお祭りの日(毎月23日)に太鼓を叩きに行ったり、天理教につれていかれたことなどがありました。

 佐原の家を整理した時の遺品などを見ると祖父母は信心深かったように思えます。浄国寺に今も残る二体の浄行菩薩は由兵衛と善吉の寄付したもので、わが家にはこの浄行菩薩や不動明王などの掛軸が残っています。この頃の話でしょうか、浄国寺のお上人が私の顔を見て「この子は親、子に縁の薄い子だ」と言ったとか。 

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