計量計測データバンク「日本計量新報」特集記事計量関連団体 年頭所感(2015年一覧)>【日本光学測定機工業会会長】異分野技術も取り入れて

2015年 計量関係団体 年頭所感

異分野技術も取り入れて

日本光学測定機工業会会長 大木裕史

大木裕史 明けましておめでとうございます。2015年の年頭にあたり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。当工業会は今年で創立56周年を迎えますが、これもひとえに会員各位をはじめとする多くの皆様の工業会への温かいご支援とご協力の賜物と、深く感謝しております。
 昨年を振り返りますと、国内では消費税の増税と急激な円安、火山の噴火や大規模な土砂崩れによる自然災害はまだ記憶に新しく、さらに世界規模ではアフリカにおける病気の蔓延が地球的リスクとなることを実感させられた年でありました。一方で日本国際工作機器見本市JIMTOF2014は過去最大規模となり入場者数も2012年を大きく超え、多くの方が市場の胎動を感じとられたのではないかと思います。とくに3Dプリンタが切り拓きつつあるAdditive Manufacturingの世界は測定機にとっても新たな飛躍の機会につながるのではないでしょうか。
 こうした背景のなかで、多くの技術がクロスオーバー化しています。光学測定機もその例に漏れません。最先端のものづくりを支える測定機技術において、日本のお家芸ともいえる光学技術の基盤の上にさらに多くの新たな技術を積み上げ、異分野の技術も積極的に取り入れていかねばならない時代になっています。当工業会ではつねに最先端技術を維持し、その情報を共有するため各種セミナー、工場見学、光計測スクール、光計測シンポジウムなど多くのイベントを通して皆様のご期待に応えていく所存でございます。
 本年も、当工業会へのご指導ご支援を心よりお願い申し上げます。

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