計量史をさぐる会2001 |
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も と計量研究所の陳列室に展示されていた史上の計量計測機器をご記憶でしょうか。明治度制の起源と言わ れた折衷尺、藤島常興製作の尺原器、京升や韓国升、大野規周製作の天びんから、近代の浮秤、高温計まで、 歴史を伝える多数の文化財が並んでいました。
時は流れて、計量研究所は、つくば地区に移り、更に本年、電子技術総合研究所その他の機関の関連部署と共 に、あらたな独立行政法人・産業技術総合研究所の計測標準研究部門を構成するに至りました。この間、諸機 関は、計量計測に関する歴史的機器の保存の問題に直面し、協議の末、それらを逐次に国立科学博物館へ寄託 してきました。
一 方、国立科学博物館も、独立行政法人への移行と平行して、日本科学技術黎明期の資料の体系的研究に意 欲を示し、計量計測については、上述の寄託機器のほか広く個人・地方資料館・企業の計量計測機器資料にも 着眼した、広範な実証研究を構想しています。
ここにご案内する「展示と討論の会」は、これらの趨勢に呼応して、国立科学博物館所蔵の新旧さまざまの 計量計測機器を展示する傍ら、識者の解説・所見をベ−スとして、関心をおもちの方々のご発言を誘い出そう とするものです。多数のご参集を期待します。
A :展示と討論の会 1 3 :3 0 〜16 :3 0
会場 国立科学博物館 新宿分館 研修研究館 講堂
〒169- 0073 東京都新宿区百人町3- 23- 1 [ 地図参照]
JR 山手線・新大久保−徒歩8 分/中央線・大久保−北口徒歩6 分参加費(資料代を含む) 1 ,0 0 0 円(当日、会場で申し受けます)
- 内容(詳細は下欄参照)
- 特定6分野の歴史的計量計測機器それぞれ3点を抽出展示し、委嘱した 話題提供者とコメンテイタ−からの発言を基調として討論を展開します。
B :懇親会 1 7 :0 0 〜19 :0 0
会場 サンパ−クホテル(科学博物館からJR 駅方向へ徒歩2 分)[ 地図参照]
参加費 5,0 0 0 円(開会前に会場で申し受けます)
※参加証はお送りしません。満席でご出席いただけなくなった場合にはご連絡します。
A :展示と討論の会 1 3 :3 0 〜16 :3 0
会 場 国立科学博物館 新宿分館 研修研究館 講堂 [地図参照]
参加費(資料代を含む) 1 ,0 0 0 円
開会の挨拶 13 :3 0 〜13 :4 0
- 内容
- 特定6分野の歴史的計量計測機器それぞれ3 点を抽出展示し、委嘱した話題提供者とコメンテイタ−からの発言を基調として討論を展開します。
分 野 | 話題提供者 | コメンテイタ− |
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総 論 | 鈴木一義(国立科学博物館) | 大網功(東洋大学) |
1.長さ計(ものさし) | 沢辺雅二(ミツトヨ) | 藤岡健夫 |
2.体積計(ます) | 鈴木和夫 | 馬場章(東京大学) |
3.質量計(はかり) | 山下喜吉 | 内川恵三郎(日本品質保証機構) |
4.密度計・比重計 | 横田賢次郎(横田計器製作所) | 蓑輪善蔵 |
5.電気計測器 | 松本栄寿(横河電機) | 菅野允 |
6.熱と光の計測器 | 高田誠二 | 小川実吉(横河総合研究所) |
司 会 総論〜3.:山田研治、 4.〜6.:富田徹男
閉会の挨拶
B :懇親会 1 7 :0 0 〜19 :0 0
会 場 サンパ−クホテル(科学博物館からJR 駅方向へ徒歩2 分)[地図参照]
参加費 5,0 0 0 円(開会前に、会場で申し受けます)
会場案内地図
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