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直面のフォローアップ委員会対策としてドタバタと意見を聞いてもらうため
の行動に終始しましたが、このことが政治的な目標である以上致し方ないものと
考えます。
しばらくは8月末のフォローアップ委員会対策向けの行動になると思います
が、これ以降の会運営につきましては、幹事の方を中心に十分な議論の上のコン
センサスが必要になると考えております。
懇話会(質量計のアッセンブリィー事業者を中心にする情報ネットワーク)
の組織運営は幹事の自発的な意志によって行われるものであり、その意味では懇
話会は幹事のボランティア活動によって支えられているものです。
幹事自らの止むに止まれぬ思いがあってこそ成り立つ組織(あるいは情報ネ
ットワーク)でありますが、幹事の活動は「人のためにやってやっている」と思
うようになったらその時点で失格ということになります。
厳しいようですが一応は他にそれなりに受け皿になる組織がある中での、懇
話会の活動ですからそのように考えなくてはいけないと思います。
現実的な問題としては質量計の届出製造事業者、届出修理事業者あるいは型
承製造事業者のすべてに、計量法令と必要な計量経営情報が届けられる体制にな
っているかといえば、この情報伝達体制が計量業界において確立されていません
。
日本はかり工業会にすべての事業者が加入できるかといえばこれは無理なこ
とですし、加入を強制する権限は誰にもありません。また工業会の中では事業規
模と形態により利害が対立することもあり、必ずしも共通の利益が実現しにくい
ところがあります。
日本計量協会に加盟している地計協には質量計の事業者の部会のようなもの
がありますから、行政は「指導」ということでここにそこそこ手厚い支援をすべ
きでありますが、地方自治体の計量行政の能力の「後退」傾向からこれが不十分
な状況です。願わくば地方自治体の計量行政部局が発憤するか体制を強化するか
して、十分な業者支援をしてもらいたいものです。
また日本計量協会、地計協ルートを最大限に利用して製造・修理・販売の各
事業者に必要にして十分な計量に関する法令と経営情報が伝達される仕組みを作
り上げることです。
懇話会は精神的な繋がりで出来あがっている組織であると言えるので、リー
ダーの精神性が何よりも重要な意味を持つと思います。
情報の収集については多くの同業の仲間の協力なくしては十分なものとはな
りません、この纏め(文書化)と保管と更新と提供という、情報ネットワーク機
能が真に機能するためには、センター機能を果たすリーダーグループの強烈な目
的意識なくしては不可能であると思います。
文句を言うために一時的に集まるのは易いことですが、目的を達成するため
に努力を続けるのは至難なことです。
元気に頑張ったあとには倦怠感が襲うものです。一部の幹事の方はあるいは
ガックリきているかも知れません。今後とも人のためということも大事ですが、
自分のために計量に関する法令を含む必要な経営情報と知識の収集と経営マイン
ドの陶冶に努めて頂いたら如何でしょうか。
どんな機会かをとらえて幹事会を開いて頂いたら如何でしょうか
1996 .6.29
日本計量新報社 横田俊英
〒101 東京都千代田区神田駿河台3−3 五明館ビル
電話03−3295−7871 FAX03−3295−7874
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