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北陸電力が実証実験
スマートメーター活用した電気・ガス・水道の共同検針

 北陸電力は、2018年12月から、エヌ・ティ・ティテレコン、水道業界各社(水道メーターメーカー、関連機器メーカー、水道業務代行業者)とともに、電気・ガス・水道の共同検針実現に向けた実証試験を開始する。

 実証試験では、同社とエヌ・ティ・ティテレコンが、ガス・水道遠隔検針サービスの提供に向け、石川県金沢市等の北陸地域の顧客宅や同社が構築した検証環境で、電気・ガス・水道の各システムの連携試験を実施する。

 水道業界各社は水道スマートメーター普及に向けて、総合動作試験による低コスト化の検討をするとともに、取得データの「見える化」による付加価値の検討、水道業務コスト低減の検討をする。

 この実証試験で得られた知見や課題を通じて「電気・ガス・水道の共同検針の実現」と「水道のスマートメーター化およびデータ活用」を目指す。

 北陸電力は、今後、電気・ガス・水道の共同検針に留まらず、温度・水位センサーをはじめとするセンシングへの活用を見据えた検討を実施して、IoT(Internet of Things)技術活用による顧客のさらなる利便性向上を目指すとしている。

 実証実験に参加する水道メーターメーカーおよび関連機器メーカーは、東洋計器、愛知時計電機、アズビル金門、柏原計器、大豊機工ほか(計7社)。水道業務代行業者は、第一環境、インテックほか(計3社)。
 

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