製品評価技術基盤機構(NITE)は2020年5月29日、新型コロナウイルスに有効な界面活性剤の第2弾を公表した。
前回有望であると判断された塩化ベンゼトニウム(0・05%以上)、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0・01%以上)について、新型コロナウイルスに対して有効と判断された。
これにより、有効と判断された界面活性剤は次の7種となった。
▽直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0・1%以上)
▽アルキルグリコシド(0.1%以上)
▽アルキルアミンオキシド(0・05%以上)
▽塩化ベンザルコニウム(0・05%以上)
▽塩化ベンゼトニウム(0・05%以上)(5月28日追加)
▽塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0・01%以上)(5月28日追加)
▽ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0・2%以上)
NITEのwebサイトで公表している「効果が確認された界面活性を含む洗剤等のリスト」(2020年5月29日版)は、今後も最新の情報に更新していく。
今回の検証により、新型コロナウイルス対策のための家庭や職場における消毒方法の選択肢がさらに広がることが期待できる。
NITEは、第4回「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」を5月28日に開催し、新型コロナウイルスを用いた候補物資の有効性評価のための検証試験の結果について2回目の検討をした。
その結果、前回の委員会で新型コロナウイルスに対して有効であると判断された住宅・家具用洗剤等に使われる5種の界面活性剤に加え、新たに2種の界面活性剤が新型コロナウイルスに対して有効であると判断された。
NITEは、経済産業省の要請を受け、新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすため、消毒方法の有効性評価を進めている。このため、5月1日から国立感染症研究所、北里研究所とそれぞれ新型コロナウイルスを用いた共同検証試験に着手している。
「次亜塩素酸水」については、今回の委員会では判定に至らず、引き続き検証試験を実施することとされた。
「次亜塩素酸水」は、従来から新型コロナウイルス対策として物品の消毒に使用することが推奨されている「次亜塩素酸ナトリウム」とは別のもの。
NITEは、これらの界面活性剤による身近な物の消毒に関する「ポスター」を用意している。
オーバルは、セイコーインスツル(以下SII)と、販売店契約を締結した。
今後、オーバルはSIIの正規販売店として、同社の無線センサーネットワーク「ミスター省エネ」を活用した無線ソリューションの提供を開始する。また、オーバルは、ミスター省エネに対応した専用無線流量計も開発しており、近日販売開始を予定している。
オーバルは、創業当初より流量計の製造・販売に加え、工業向けのシステムソリューション事業を幅広く展開していた。昨今、工業分野においては「省エネ」・「省人化」・「安心安全」・「予兆保全」などを実現すべく、IoT技術によってモノづくり環境を合理化しようとする流れが加速しており、その基幹技術として多様な現場情報を手軽に収集できる無線ソリューションのニーズが高まっている。
SIIが提供する「ミスター省エネ」は、昨今注目される920MHz帯を使った無線ネットワーク製品で、外部電源不要(内蔵電池で10年駆動)かつバラエティに富んだ無線センサー群や拡張性の高さを強みとしており、これまでに多くのビル・商業施設などに導入されている。これにオーバルが長年培ったシステム開発技術・現場対応力が加わることで、付加価値の高い工業向け無線ソリューションの提供が期待される。
今後もオーバルとSIIは、モノづくり環境のスマート化に貢献するソリューションを創出していくとともに、互いに異なる強みを持つ両社の相乗効果により、新たな市場への展開も図っていく。
愛媛県の地場の計量機器企業として活躍している「共同計器(株)」は、2020年4月1日に新社屋を竣工させ移転した。
共同計器新社屋
新住所は、愛媛県新居浜市磯浦町16番11号。電話、FAXは変わらない。
共同計器は、昭和24年創業し、質量計の設計・製造・販売・検査・修理まで、一貫した流れをつくりあげ、豊富な経験と実績は、業界でも屈指のもの。
近年は、質量計のみにとどまらず、自動省力化システムの開発、圧力計の検査修理業務、また長さ計をはじめとする各種測定機器の検査・修理・販売等、計量業界における確固たる地位を築いてきた。また、平成20年には同社キャリブレーション・サービス・センターが、JCSS事業者(質量)として登録されたことで、質量計における設計・製造から校正まですべてのサービスを網羅している。
理化学研究所(理研)とダイキン工業の連携組織である「理研BDR−ダイキン工業連携センター」は、室温28℃でも湿度を55%以下に保てば快適性が向上し、さらに40%以下であれば疲労も軽減できることを実証した。
これは、2017年から取り組んでいる快適で健康な空間づくりに向けた共同研究において、夏季のオフィス環境における快適性や疲労の改善に有効な温度・湿度の検証によるもの。
省エネの観点からオフィス空調の設定温度を高めにすることが推奨される一方で、多くの人が蒸し暑さを感じ、作業効率の低下や疲労の蓄積を感じているといわれている。
温度・湿度が人に与える影響については、これまでおこなわれてきた検証の多くが「快適性」といった心理的な評価によるものだった。
そこで今回の試験では、ヒトの「疲労」への影響に着目し、心理的評価に加え、心拍変動から推定される自律神経活動などの生理的評価も分析し、複合的な側面から検証をした。
経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3省共同で、「令和元年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)を作成し、2020年5月29日、閣議決定された。
「令和元年度ものづくり基盤技術の振興施策」は、ものづくり基盤技術振興基本法(平成11年法律第2号)第8条に基づく、政府がものづくり基盤技術の振興に関して講じた施策に関する報告書。
今回のものづくり白書では、新型コロナウイルス感染症の拡大、米中貿易摩擦、地政学リスクの高まり等、不確実性が常態化し、サプライチェーンの再編など大きな変化を迫られている中で、日本の製造業がとるべき新しい戦略を提示する。
具体的には、予測困難な環境の激変に対し、企業が迅速かつ柔軟に対応する能力である「企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)」こそが、これからは決定的に重要になることを明らかにしている。
その上で、この「ダイナミック・ケイパビリティ」を高めるためには、デジタルトランスフォーメーションの推進、設計力の強化、人材強化が必要であることを示した上で、その具体的な方策を、数々の事例とともに論じている。
新光電子は、2020年5月開催の株主総会で、5月25日付役員人事を決定した。(○印は新任)
【代表取締役社長】森井俊秀
【取締役】▽小竹富雄▽勝田昇○池田裕二
【監査役】中西宜之
経済産業省は2020年5月28日、各地域の経済の動向を把握するために、地域ごとの生産や個人消費、設備投資等に関する経済指標を取りまとめ、「地域経済産業の動向(3月)」を公表した。
本動向は、3月時点での各地域ごとの統計をまとめたもの。
鉱工業生産指数(季節調整値・前月比)は北海道、四国、九州など3地域で上昇し、東北、関東、東海、近畿等6地域で低下した。
小売業6業態の販売額(前年同月比)は8地域すべてで減少した。
日本品質保証機構(JQA)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、受講者の皆さまおよび当機構職員の健康・安全面を第一に考慮した結果、2020年6月21日までに予定されているすべてのISOセミナーを中止している。
これに伴なって、ISO入門セミナーの開催中止期間中、登録組織さま向けに公開している過去に開催したISO入門セミナー(ライブ配信)のアーカイブ動画を一般公開している。
JQAは、一般公開期間をISO入門セミナーの開催中止期間中としていたが、2020年6月22日から再開するISO入門セミナーは、感染拡大防止策を講じ、規模を縮小しての再開となるため、当面の間、一般公開を継続することにした。
公開動画を利用するには、配信コンテンツ一覧から希望するコンテンツの申し込みをする。(https://www.jqa.jp/service_list/management/topics/topics_ms_295.html)
【問い合わせ先】JQAマネジメントシステム部門企画センターカスタマーリレーション部企画課=電話03―4560―5757、電子メールms-suishin@jqa.jp
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、6月実施予定の「はかり」の定期検査(集合検査:公民館・役所等へはかりを持込して行う検査)は、延期することとなりました。
対象となる皆様には多大なるご迷惑をお掛けしますが、感染拡大防止のためにご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、新たな検査日程等が決まり次第、当協会より検査通知のはがき及びホームページにて改めてご案内させていただきます。
【6月:該当区域】東根市、天童市、尾花沢市、新庄市新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、主任計量者試験準備講習会(例年6月に実施)は中止といたします。
5月25日に改正新型インフルエンザ等特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除されました。
計量検定所では、彩の国「新しい生活様式」安心宣言を遵守しながら業務を進めてまいります。
つきましては、解除後の対応について下記のとおりお知らせいたします。
1、検定については、受検希望が集中することが予想されます。受検希望を提出していただき、調整させていただきますので、ご協力をお願いいたします。(なお、既に申請を受け付けている検定を優先して受け付けます。)
2、定期検査(集合検査)については、6月9日の鳩山町から計画通り実施します。また、定期検査(巡回検査)については、6月1日から実施します。
3、計量証明検査(一般)については、6月1日から実施します。
4、窓口での各種申請のために来所される場合は、事前に電話予約をお願します。また、なるべく郵送などをご利用いただきますようお願いいたします。
5、計量相談につきましては、電話、メール、WEBサイトからの問い合わせをお願いいたします。
新型コロナウイルス検出試薬キット
上記以外の検証試験については、結果が得られ次第速やかに公表する予定。
オムロンヘルスケアは、体温計の生産体制を強化する。新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組み等によるグローバル規模での日常における検温需要の高まりに対応するため。
2020年10月から国内の生産拠点である松阪工場で電子体温計の生産ラインを増設し、国内向けの商品供給を強化する。
同社ではこれまでも新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の導入にともなう検温需要の高まりに対し、体温計を増産し商品供給量を拡大してきた。現在でもグローバル規模での検温需要は拡大し続けており、今後もこの傾向は継続すると見込まれるため、国内生産拠点である松阪工場(三重県松阪市)での体温計の生産を開始し、商品の安定供給を目指す。
現在の生産工場であるオムロン大連(中国大連市)の生産ラインをベースに、安全性や耐久性、省人化、高速性を追求した新たな生産ラインを構築し、松阪工場では年間最大300万本を供給する。
電子体温計 MC-687
今回、新たに増設するラインは電子体温計の主力機種である「MC―687シリーズ」を生産する。同機種は約15秒の予測検温と実測検温の両方が可能な体温計で、年間の国内向け体温計出荷量のうち約40%を占める主力機種。
日本品質保証機構(JQA)は、「JQAマネジメントシステム登録の公表と登録マーク使用の手引き」の改訂版(20.04C7501084)を発行した。
主な改訂内容は次のとおり。
3―3登録マークの印刷およびウェブサイトへの掲載:JAB認定シンボルはJQAメンバーズサイトからのダウンロードに変更。
3―4■製品輸送用の大箱等:FSSC22000の登録マークは表示できないことを記載。
4―3個別の使用条件
<認定シンボル>
(1)JAB認定シンボル(JAB:公益社団法人 日本適合性認定協会):認定シンボルの変更
<その他のマーク>
(4)FSSC22000マーク:Cマーク表示ができない梱包材料に容器、大箱も含むことを明確に記載。
5―1文言での公表
■個別包装・製品が充填された容器・付帯情報(取扱説明書・保証証書等)・製品輸送用の大箱:FSSC22000の登録の公表は容器・付帯情報・大箱もできないことを明確に記載。
5―3IMS(統合マネジメント)および統合プログラムについて:IMS(統合マネジメント)を削除
6.取り下げ、取消し、一時停止、登録範囲の縮小時の処置
■登録の取り下げ・取消し:@登録の公表の停止を記載。
■登録の一時停止:登録の公表の停止を記載。
この変更に従い、「JQAマネジメントシステム登録の公表と登録マーク使用の手引き」も、同様の改訂をした。
【問い合わせ先】マネジメントシステム部門審査事業センター審査技術部=電話03―4560―5660
岡山県計量協会は、岡山県計量管理センター建屋の老朽化に伴い移転した。
移転先は総務部・受託事業部と検査事業部それぞれ別事務所となる。
検査事業部は2020年年4月1日、総務部・受託事業部は2020年5月18日から新事務所で事業を開始した。
【総務・受託事業部】〒701―1221、岡山市北区芳賀5301(工業技術センター敷地内)、電話086―286―8950、FAX086―286―8952、電子メールokakei-info@keiryou.or.jp
【検査事業部】〒702―8045、岡山市南区海岸通2丁目1―40―7、電話086−362−7401、FAX086―362―7402、電子メールokma@mx1.tiki.ne.jp
産業技術総合研究所(産総研)環境創生研究部門、同物質計測標準研究部門、防衛大学校地球海洋学科、国立環境研究所地球環境研究センター、気象庁気象研究所は、東海大学代々木キャンパス内の観測タワー上での大気中の二酸化炭素(CO2)と酸素(O2)の高精度観測から、代々木街区での人間活動によるCO2排出量を、使用された化石燃料の種類ごとに評価する手法を開発した。
都市ガス消費、石油消費、人間呼吸におけるO2とCO2の交換比(OR)大気観測から都市のCO2排出量を化石燃料種別に評価する。(発表資料から)
この手法は、産総研が開発してきた大気中O2濃度の100万分の1の超高精度計測と、主に森林CO2吸収の評価で用いられてきた鉛直CO2輸送量の計測を、都市部での観測に応用したもの。
消費する化石燃料の種類によりO2とCO2の交換比(Oxidative Ratio:OR)が異なるため、都市のCO2排出のORを超高精度観測から導出し、CO2排出量を起源別に定量化できる。
今回の手法は、近未来にゼロエミッション技術が都市域に大規模導入された際に、その削減効果を実環境計測に基づいて検証する技術になると期待される。
▽0022、一般財団法人日本軸受検査協会試験所:長さ、硬さ
▽0107、株式会社エー・アンド・デイ校正室:質量、力
▽0119、日本電気計器検定所九州支社:時間・周波数及び回転速度、電気(直流・低周波)
▽0190、大阪精密機械株式会社歯車測定センター:長さ
▽0225、公益財団法人医用原子力技術研究振興財団線量校正センター:放射線・放射能・中性子、電気(直流・低周波)
▽0274、アズビル京都株式会社校正グループ:流量・流速
▽0022、一般財団法人日本軸受検査協会試験所:硬さ
アドバンテストは、半導体に関する市場調査会社VLSIresearch社(米国カリフォルニア州サンノゼ)が発表した、2020年半導体製造装置メーカー顧客満足度調査結果で、10点満点中9・5点を獲得し、半導体製造装置メーカー顧客満足度第1位となった。
同調査は、1988年から毎年実施され、顧客からのフィードバックが得られる業界随一の調査。
今年は、半導体メーカーの98%、サブシステムユーザーの85%から回答があった。調査では「サプライヤーとしての実績」「顧客サービス」「製品性能」の3つのキーファクターに基づく14項目で装置メーカーを評価、格付けしている。
同社は全項目で自己最高点を記録し、半導体試験装置部門で第1位、半導体製造装置全体の部門でも第1位を獲得した。両部門ともに5つ星の評価で、同社は半導体試験装置の「THE BEST Suppliers」と半導体製造装置(ラージサプライヤー)部門の「10 BEST Suppliers」の受賞は32年連続となる。
イシダは、2020年5月7日に、公式Twitterアカウントを開設した。(https://twitter.com/ishida_PR)
【旭日小綬章】▽矢澤英人(74、(一社)日本科学機器協会会長、(株)ダルトン取締役会長)
東京大学・東北大学・大阪大学・東京工業大学・KEK・SPring―8/JASRIの共同研究チームは、大型放射光施設SPring―8および放射光実験施設フォトンファクトリー(PF)を利用して、火星コアの主要構成物と考えられている液体鉄―硫黄合金の音速を、火星コアの環境に相当する20万気圧2000度という高圧高温の極限条件下で精密に測定することに成功した。
従来、地球物理学的観測や火星隕石の研究から、火星には液体鉄―硫黄合金でできたコアの存在が示唆されていた。しかし、これまで内部探査がなされてこなかったため、火星内部の構造や化学組成に関しては未だよくわかっていない。
現在、NASAによる火星内部探査機インサイトが設置した地震計による内部構造探査が進行中で、すでに火震(火星の地震)を観測している。火星コアを通る地震波を観測することができれば、その地震波速度を知ることができる。
13万気圧における、鉄−10wt%硫黄合金(Fe80S20)の超音波信号とX線画像(発表資料から)
本研究グループは、火星コア物質とされている液体鉄―硫黄合金の音速(地震波速度)を実験室で測定することに成功した。川井型マルチアンビルを使った高圧実験に、超音波パルス法と、SPring―8やPFの強力な放射光X線を組み合わせることで、高圧高温下における音速の精密測定が可能になる。しかし、技術的な課題も多くあることから、この手法による液体鉄合金の音速測定は従来8万気圧以下に限られていた。
本研究グループは、高圧実験技術と超音波測定技術の高度化を進めた結果、これまで不可能だった火星コア最上部に相当する20万気圧という極限環境下においても、高精度で液体鉄合金の音速を測定することに成功した。その結果、火星コア条件(約20〜40万気圧)の大部分で、硫黄含有量によって液体鉄―硫黄合金の音速がほとんど変わらないことが明らかになった。
これにより、火星コアが液体鉄―硫黄合金の場合、その地震波速度は硫黄量に関わらず今回の測定値と一致する必要がある。
一方、火星探査で得られる火星コアの地震波速度が本測定結果と異なる場合、シリコンや酸素など別の不純物の存在を意味する。シリコンと酸素は火星のマントルの主要元素であり、火星が微惑星の衝突によって大規模に融解した場合、両元素はコアにも取り込まれる。
近未来の火星コア探査と実験室での液体鉄―シリコン・酸素合金の音速測定の組み合わせにより、火星コア中のシリコン・酸素の存在、さらには火星がかつて巨大衝突を経験したかどうかを検証することができる。
現在JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、火星衛星探査計画MMX(2020年代前半打ち上げ予定)を進めており、その目的の1つが、火星の2つの衛星フォボスとダイモスの起源の解明であり、その有力な仮説が巨大衝突起源説(月の成因と同じ)である。
本研究そして今後の研究の成果は、火星やその衛星の起源とも深く関わっている他、MMXミッションとも密接な関連がある。
【黄綬褒章】▽島田敏和(52、イシダ滋賀事業所)
イシダのグループ会社の日新電子工業八王子工場が新築移転し、5月7日から業務を開始した。
▽1、承認番号:第K208号2、名称:東洋ガスメーター株式会社3、住所:富山県射水市本江2795番地4、特定計量器の種類:ガスメーター
▽1、承認番号:第L202号2、名称:東洋計器株式会社3、住所:長野県松本市和田3967―104、特定計量器の種類:水道メーター
東京大学の廣瀬敬教授らの研究チームは、桑山靖弘特任助教、熊本大学の中島陽一助教らを中心に、大型放射光施設SPring―8を利用して、地球の液体金属コアの主成分である液体鉄の密度を、100万気圧4000度という、コアの環境とほぼ同じ超高圧高温の極限条件下で決定することに成功した。
地球の中心には固体金属の内核(深さ6370km〜5150km)、その外側の液体金属の外核(深さ5150km〜2890km)があり、2層構造になっている。ともに超高圧高温下(外核は、圧力136万気圧以上、温度約4000度以上)にある。これまで、液体鉄の密度は観測される外核のそれよりもおよそ10%大きいとされてきた。
外核の密度が液体鉄よりもかなり小さいということは、外核には鉄に加えて軽い元素(水素や酸素など)が大量に含まれていることを意味している。この軽元素の種類や量を特定することにより、地球の成り立ち、具体的には地球を作った材料物質や、コアがマントルから分離した時の状態を知ることができる。しかしそれには、純鉄との密度差を正確に理解する必要があった。
研究チームは、今回、SPring―8のビームラインBL10XUにおいて高強度X線集光に取り組むことにより、超高圧高温下における液体鉄のX線回折データを測定した。また、これまでとは全く異なるアプローチの分析手法を開発することにより、超高圧下における液体鉄の密度の精密決定に成功した。
さらに、ビームラインBL43LXUにおけるX線非弾性測定結果と合わせることにより液体金属コアの全領域にわたる温度圧力条件での液体鉄の密度を明らかにした。
今回得られた超高圧下の液体鉄の密度は、地球の外核の密度に比べて約8%大きいことがわかった。
内核の密度のことまで考えると、従来有力な不純物とされてきた酸素ではこの密度差を説明することができないため、水素など他の軽元素の存在が示唆される。これは、地球科学で第一級の問題とされてきたコアの化学組成の見積もりに向けた大きな一歩になる。
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産総研計量標準総合センター(NMIJ)はwebページに「大人も子供も学べるコーナー」を開設した(https://unit.aist.go.jp/nmij/info/enjoy/)。
国際単位系(SI)から工作まで、大人も子供も「計量」、「はかる」を学べるコンテンツを集めている。
新型コロナウイルスの影響で、テレワークによる在宅や、学校の休校で子どもたちが家にいるなかで、気軽に「計量」、「はかる」を学んでもらおうというもの。
このページの内容は、個人での使用および教育・研修での使用など、営利目的でなければ、許諾の必要はなく使用できる。
国際単位系(SI)やNMIJの技術、「はかる」に関する工作や実験などの動画やページをまとめている。
▽SIの定義改定について、わかりやすく解説
▽『国際単位系(SI)基本単位の定義改定と計量標準 付録:SI文書第9版(2019)日本語版』(PDFファイル)
▽日本国キログラム原器紹介(産総研公式、4分15秒、2017/11/5)
▽貫原器紹介(産総研公式、1分34秒、2017/11/5)
▽1分解説:超高精度平面回路計測技術により300GHz帯で印刷配線の性能を評価(産総研公式)▽時空位相シフト法による高精度位相解析技術(産総研公式)
▽1分解説:全ての光を吸収する究極の暗黒シート(産総研公式)
▽1分解説:ミリ波帯高速無線通信の拡大を牽引する材料計測技術を開発(産総研公式)
▽1分解説:光子一つが見える「光子顕微鏡」を世界で初めて開発(産総研公式)
▽1分解説:透過電子顕微鏡画像から結晶欠陥を容易に検出する技術を開発(産総研公式)
▽1分解説:固体と液体の界面での原子の動きをリアルタイムに観察(産総研公式)
▽産総研LINK:農産物の水分量を、切らず、つぶさずわずか1秒で簡単に計測(産総研公式)
▽貫原器紹介(産総研公式)▽日本国キログラム原器紹介(産総研公式)
▽サンプリングモアレ法の計測原理と応用例(産総研公式)
▽インフラ点検ロボットに搭載できる高エネルギーX線非破壊検査装置を開発(産総研公式)
▽第4の灯りLED−新しい灯りに新しい明るさの基準を−(第48回産総研サイエンスカフェ、産総研公式)▽同じ白色の灯りでも本当は違う!?第48回産総研サイエンスカフェ番外編(産総研公式)
▽日々の線量を記録できる個人向け放射線積算線量計▽高精度リニアエンコーダ校正装置
家庭でも教育現場でも利用できる、「はかる」に関するオンラインコンテンツを集めている。
「はかる」は身の回りにたくさんある。学校では、身長・体重測定をする。給食を作るとき、食品の重さや体積をはかったりする。テスト時間を測ったりもする。自分たちで測るだけでなく、身の回りの品物の多くは、大きさや機能を測られてから手元に届いている。
実は身近な「はかる」。自分で実験したり工作したり、また読んだりして、実感してほしい。
「はかる」、計量標準に関連するコンテンツを集めた。
▽紙ノギスを作ろう!使ってみよう!=ものの大きさを精密に測ることができる「ノギス」を紙で作ってみよう。
▽光無線通信=懐中電灯の光を使って声を届ける装置の作り方と実験を紹介する。
▽光ファイバー=光無線通信で作った装置を使い、送信機と受信機の間を光ファイバーで接続することによって、同じように声を伝えることが出来るかどうか、実験をしてみよう。
▽手作り温度計にチャレンジ!=目盛りのついていない温度計に温度目盛りをつけてみよう。
▽LEDとELを光らせよう=発光ダイオードの点灯装置を作って、発光ダイオードを光らせて見よう。また、シート状のELを光らせる実験をしよう。
ほかにも、産総研公式サイト「サイエンス・タウン」に、子供向けコンテンツがある。
「はかる」ってなんだろう?身長や体重をはかったり、時間をはかったり、人は日々、何かをはかって生活している。「はかる」ってなにかな?を解説したページを集めた。
《世の中の基準を創って守るために》
▽化学の世界の調律師!?1億分の1の世界に挑む!
▽日本の明るさ標準を作ろう
▽世界でいちばん正確な1秒!テクノロジーと「不確かさ」とのあくなき闘い
▽人間の耳に合わせた国際基準?新しい「等ラウドネス曲線」が世界の音の評価基準に!
【問い合わせ先】産業技術総合研究所計量標準総合センター計量標準普及センター計量標準調査室=電子メールnmij-info-ml@aist.go.jp
エー・アンド・デイは、2020年5月12日に予定していた2020年3月期決算発表を延期し、決算説明会は中止した。
新型コロナウイルスの感染拡大にともなう世界各国での外出制限等の措置や緊急事態宣言下での従業員の感染リスク低減と安全確保のため、同社は在宅勤務強化等の対応を実施しているが、これにより国内外の決算手続きおよび監査業務の一部に遅れが生じることが見込まれるため。機関投資家・アナリスト向けの決算説明会の中止は、来場者の安全を考慮したため。
延期後の決算発表日は、2020年5月20日(水)を予定している。
決算説明資料は完成次第、同社のwebサイト(https://www.aandd.co.jp/)に掲載する。
島津製作所は、新型コロナウイルスの治療薬候補である6つの既存薬に対応する安定同位体試薬を発売した。この製品は液体クロマトグラフィー質量分析計(LC―MS)向け試薬。治療薬・体外診断薬ではない。
開発・製造は同社のグループ会社である仏Alsachim SAS (ALC社)が手掛け、日本国内の販売は同じくグループ会社で分析機器部品・消耗品を取り扱う島津ジーエルシーが担当する。
安定同位体試薬とは「化学的性質は同じながら質量数の異なる原子」である安定同位体で標識化された試薬。
質量分析計を用いて定量分析をする際の内部標準物質として頻繁に使われている。近年、欧米の病院など臨床現場では、液体クロマトグラフ質量分析計(LC―MS)による「血中薬物モニタリング(TDM)」が盛んである。
製薬企業や研究機関による医薬品開発でも、治療効果や副作用と血中の薬物濃度の関係を調べる際に、LC―MSによる定量分析で安定同位体試薬が用いられる。
新型コロナウイルス治療薬の開発は、人類にとって急務となっている。現在、世界各地の製薬会社は開発済みの薬の転用によって、開発期間の短縮を目指している。国内でも厚生労働省が5月7日に新型コロナウイルス感染症の治療薬としてエボラ出血熱の治療薬(一般名:レムデシビル)を特例承認した。
ALC社は2020年3月にレムデシビルやインフルエンザ治療薬(一般名:ファビピラビル)などの薬剤濃度測定に用いる安定同位体試薬を開発し、主に欧州で販売を始めていた。
島津製作所は、「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」の趣旨に賛同し、発起人として宣言に参画した。
新型コロナウイルス感染症の蔓延をくい止めるためには、業界の垣根を越えた、治療薬、ワクチン、医療機器、感染防止製品等の開発および製造を、産官学が連携し、従来の常識や固定観念にとらわれないスピードで進める必要がある。
もし特許権、意匠権、ソフトウエアプログラムの著作権その他の知的財産権が、これらの開発および製造の障害となるのであれば、権利者が保有する知的財産権の権利行使をしない事を宣言することが、迅速かつ最善の開発および製造を可能とし、また倫理的にも必要であると考える。
われわれは、新型コロナウイルス感染症の診断、予防、封じ込めおよび治療をはじめとする、新型コロナウイルス感染症のまん延終結を目的とした行為に対しては、一切の対価や補償を求めることなく、我々が保有する特許権・実用新案権・意匠権・著作権の権利行使を一定期間おこなわないことを宣言する。
▽「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」の詳細=https://www.gckyoto.com/covid19
島津製作所は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年5月11日(月)に予定していた、2020年3月期決算発表を延期した。
延期後の決算発表日は、2020年5月20日(水)を予定。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一部の海外連結子会社の決算業務および監査手続きに遅れが生じている。そのため、当初予定していた2020年5月11日に決算発表をするのは困難と判断した。
島津製作所は、移動型のX線撮影装置を増産している。新型コロナウイルス感染症の肺炎診断のためで、ひっ迫する医療現場を支援する。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の中、X線検査室への移動が制限される感染症患者の肺炎診断のため、病棟やICU(集中治療室)で利用できる回診用X線撮影装置の需要が急増している。
この装置は、検査が必要な患者のベッドサイドまで装置を移動させて、その場でX線撮影し、約2秒後には本体モニタに画像を表示させて、医師の診断を支援する機器。
患者の容体の把握、人工呼吸器装着の必要性の判断などに、利便性の高い回診用X線撮影装置が有用であると考えられている。院内ネットワークへの画像転送も可能。
この回診用X線撮影装置は、入院可能な病院の多くに設置されているが、一般の患者の診断のためにも日常的に使用されるため、感染症患者専用に導入したいというニーズが世界中で高まっている。
島津製作所は、医療現場の要求に早急に対応するため、この装置の可能な限りの増産ができるようグループをあげて取り組んでいる。
エー・アンド・デイ(A&D)が、2020年5月2日放送の、テレビ東京系列6局ネットで放映されるテレビ番組「知られざるガリバー」で紹介された。
同社の森島泰信代表取締役執行役員社長へのインタビューを中心に、電子天びんなど、A&Dが手がけるさまざまな「はかる」事業を紹介しながら、A&Dが「ガリバー」であることの秘密が紹介された
【番組名】知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜
【番組概要】このガリバーたちが、日本を元気にする。日本には世界に誇る、知る人ぞ知る企業が数多くある。そんな優れた企業の姿にスポットを当て鋭く迫っていく!
【放送日】毎週土曜日、18時〜18自30分
【放送局】テレビ東京系列6局ネット(テレビ東京、テレビ北海道、テレビ愛知、テレビ大阪、テレビせとうち、TVQ九州放送)
島津製作所は、新型コロナウイルスの感染を判断するPCR検査を支援するため、全国の都道府県と政令指定都市などの地方衛生研究所に「新型コロナウイルス検出試薬キット」のサンプル1キット(100 検体分)を、申し込み制で無償で提供する。
「新型コロナウイルス検出試薬キット」は、PCR検査における検体からのRNA抽出・精製作業を省略できる試薬キット。検査に要する人手を大幅に削減でき、2時間以上要していたPCR検査の全工程を約1時間に短縮する。人為的ミス防止にもつながると期待されている。
【地方衛生研究所関係の問い合わせ先】https://www.an.shimadzu.co.jp/bio/reagents/covid-19/eiken.htm
【その他の問い合わせ先】https://www.an.shimadzu.co.jp/bio/reagents/covid-19/contact.htm
愛知時計電機と大阪ガスは共同で、ガス管の気密・漏洩検査に用いるデジタル圧力計の新機種「デジタルマノメータWM-1000」を開発した。2020年5月から発売。
デジタル圧力計は、ガス管の圧力の測定およびその変化を表示・記録することで、低圧ガス管の気密および漏洩の検査をする機器。
この製品は、圧力の測定記録をデジタル化することで、従来品と比べ、現場・事務所での管理業務を削減できる。
また、コンパクト化などにより利便性が向上するとともに、正確な日時と場所の記録により気密・漏洩検査のトレーサビリティを向上させることが可能となる。
【特長】
▽圧力測定記録のデジタル化による業務効率化=本製品の圧力センサとタブレットをBluetooth通信で連携させることで、デジタル化した圧力測定記録をタブレットに送信し、タブレットでの電子保管が可能。
▽コンパクト化などにより利便性を向上=プリンタレスにより、従来品と比べ、容積で約60%減、重量で約30%減のコンパクト化を実現。立掛型デザインを採用することで設置しやすさを追求し、液晶画面はバックライト表示機能を新たに追加することで暗所での画面の見やすさを向上。
▽気密・漏洩検査のトレーサビリティの向上=気密試験結果について、日時の記録に加え、タブレットを使ったGPS(全地球測位システム)位置情報の取得、カメラ機能によるメーター番号の自動読取や現場写真登録の機能により、圧力測定場所を記録することができる。
日本精密測定機器工業会は、2020年5月19日にホテル椿山荘東京で開催予定の通常総会を中止し、書面開催・審査とする。新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため。
顕彰・従業員表彰式、懇親パーティーも中止する。
2020年5月18日(月)から、岡山県計量管理センターは、工業技術センター内へ移転し、業務を開始する。
タクシーメーターの装置検査等についても、移転先で実施する。
【新所在地】岡山県産業労働部産業企画課計量管理班=〒701−1296、岡山県岡山市北区芳賀5301、岡山県工業技術センター内
【電話番号等】電話086―286―9620、FAX086―286―9630
不確かさセミナーワーキングループと日本計量振興協会は、東京・新宿区の日本計量会館で、7月14日(火)に「第10回質量測定に特化した不確かさセミナー」を、翌7月15日(水)に「第3回分銅校正技術セミナー」を開催する。
精密な質量測定は、高機能の新薬や新材料の開発・製造、大気や水質の汚染監視による環境保全など幅広分野に適用され、安全で安心な人間社会の発展に貢献している。ここで重要性が日増しに高まっている質量測定技術について、その測定結果には定量的かつ客観的な信頼性いわゆる「不確かさ」を付与することが求められている。このような状況に対応してセミナーを開催する。
「質量測定に特化した不確かさセミナー」では、不確かさ評価の基本的な原理を学び、液体と粉体の質量測定を具体例として、国家質量標準へのトレーサビリティを確保した測定結果の不確かさの評価法を習得する。
2016年の第1回開始以来、これまでに9回のセミナーが開催され、多数の参加者から好評を得ている。
「分銅校正技術セミナー」は、質量測定に係わる多くの関係者からの開催要望を受け、また、ISO/IEC17025の改正に伴った分銅校正業務体制の再構築に資するために開発された。
精密質量計測と不確かさ分野における経験豊富な講師から、JIS B7609 分銅:2008に即した分銅校正法の解説があり、グループ演習によって分銅校正の不確かさ評価法に対する理解を段階的に深めることができる。
いずれのセミナーも、質量測定における世界的に共通な尺度の信頼性評価を可能とし、測定担当者や分銅校正要員の力量向上に役立てることができる。
【日時】2020年7月14日(火)、9時〜17時
【会場】日本計量会館3階(〒162―0837、東京都新宿区納戸町25―1)
【内容】田中秀幸氏(産総研)監修による「不確かさに関連する用語」、「不確かさ評価の原理」、「JCSS校正証明書の活用方法」、「空気浮力の補正」、「液体の質量測定の不確かさ」、「粉体の質量測定の不確かさ」について、グループ演習を通して、「バジェット表作成」や「不確かさを付与した報告」等を学び、最終的に「質量測定値に不確かさを付与する」を目指すセミナー。修了者にはセミナーの受講証書を発行。
【参加条件】▽表計算ソフト(エクセル)または関数電卓が扱える人▽演習時に使用する関数電卓またはPCをご持参できる人
【参加費】3万円
【募集人数】12名(先着順、定員になり次第締切)
【講師】▽植木正明(元産業技術総合研究所)▽加藤毅(日本食品分析センター)▽渡部 新一(計測自動制御学会力学量計測部会)
【申込方法】件名を[7月14日不確かさセミナー参加申込]とし、氏名、所属、住所、連絡先(電話・電子メール)、「PC持参」または「関数電卓持参」を明記
【日時】2020年7月15日(水)、9時〜17時
【会場】日本計量会館3階(〒162―0837、東京都新宿区納戸町25―1)
【内容】@分銅校正の概要(主として講義)=▽質量校正の原理:関連規格、実験式、協定質量▽比較方法:多点比較、等量比較、分銅の組合せ比較、分量校正法▽特性評価:表面性状、磁気特性、分銅の体積▽改正17025対応:依頼内容の明確化(7・1・1)、結果の妥当性確保(7・7・1)などA分銅校正の不確かさ評価(主としてグループ学習)=▽概要説明:校正手順の決定、モデル式、フィシュボーンチャート、バジェット表▽ばらつきの評価:四つの標準不確かさ(測定過程、参照分銅、空気浮力、質量比較器)▽合成標準と拡張不確かさの計算:有効自由度、包含係数▽結果の報告:証明書の様式例、規格適合性の表明
【参加条件】▽不確かさ評価の初心者でない人(質量測定に特化した不確かさセミナーを修了した人が望ましい)▽表計算ソフト(エクセル)または関数電卓が扱える人▽セミナー当日、演習時に使用するPCまたは関数電卓を持参できる人
【参加費】3万円
【募集人数】12名(先着順、定員になり次第締切)
【講師】▽植木正明(元産業技術総合研究所)▽渡部新一(計測自動制御学会力学量計測部会)
【申込方法】件名を[7月15日分銅校正技術セミナー参加申込]とし、氏名、所属、住所、連絡先(電話・電子メール)、「PC持参」または「関数電卓持参」を明記
いずれのセミナーも不確かさセミナー事務局まで。
【申込先】不確かさセミナー事務局(渡部新一)=電子メールy.watabe@dune.ocn.ne.jp
【申込期限】2020年6月26日(金)
7月の両セミナーの開催については、6月末頃までの新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、本年11月ごろに延期とさせていただくこともございますので、予めのご了承をお願いいたします。
守隨本店は、2020年4月22日(水)で、同社の大阪出張所を閉鎖した。経営合理化策の一環。
大阪出張所の業務は今後本社営業1課と広島営業所が引き継ぐ。
▽大阪出張所=〒561―0872、大阪府豊中市寺内2―1―8ハイツジロー102、電話06―6151―3662、担当エリア:大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県
▽本社営業部営業1課=〒454―0059、愛知県名古屋市中川区福川町3―1、電話052―361―1511、担当者:武田、斉藤、主な引き継ぎエリア:大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
▽広島営業所=〒733―0004、広島県広島市西区打越待ち16―10リバージュ山下102、電話082―962―1169、担当者:宮原、主な引き継ぎエリア:兵庫県
「計量計測データバンク」web記事 2020年6月版
「計量計測データバンク」web記事 2020年5月版