- 国内外規制動向調査事業
近年、製品の製造、販売にあたっては国内外規制への迅速な対応が求められています。会員ニーズに応える輸出規制、環境規制、EMC、製品安全等に関する的確でスピーディな調査を継続的に実施します。 JEMIMA としての発言力強化のために国内外関連機関との連携を強化し、IEC 等への委員派遣も積極的に推進します。さらに、国際的に通用する人材の育成と確保にも注力していきます。
- 製品安全・EMC に関する事業
国内外の電気計測器・関連製品のEMC及び電気/光安全に係わる各種法律や関連規格の制定・改廃に関る情報を収集し、セミナーなどにより会員企業及び会員外企業にも情報提供します。世界各国の法規制データベースを構築し、会員企業が検索アクセスできるサービスの運用を行っています。
なお、2009年度よりIEC/TC66(計測安全)国際会議へのメンバー派遣を行っており、この分野の取組みを一層強化していきます。 - 輸出管理に関する事業
輸出関連法規などの普及と遵守の徹底を図るため、「安全保障貿易管理説明会」を継続実施します。
輸出管理関連法規の周知・運用支援のための「安全保障輸出管理教本」、「該非判定ガイダンス」や、海外出張時に便利な「ハンドキャリ一手続きマニュアル」を出版するなど、輸出管理業務に寄与しています。 - 環境に関する事業
欧州RoHS指令・WEEE指令への対応、REACH規則の情報収集をはじめ、世界の環際関連規制とその制定状況を継続調査します。
欧州への委員派遣・ロビー活動結果を踏まえてJEMIMAとしての対応指針を明確にし、国内外の関連団体と協同することで、JEMIMAの意見を各国規制・規格の制定に反映させるよう活動していきます。
環境関連規制に関する会員・一般向けと学生向けのセミナーを継続開催します。 - エネルギー・低炭素政策への対応
低炭素社会を目指したエネルギー政策に関する世界の動向を調査・咀嚼し、JEMIMA会員企業の国内およびグローバル・ビジネス展開に資する情報提供を行います。
エネルギー/低炭素化/気候変動に関連する各種規制・国際標準・認証制度の動向調査、情報提供を進めています。また、エネルギー効率を高めるための計測制御技術の検討を行い、国際標準への反映と会員会社のユーザーに対するガイドを発行しています。
スマートグリッドの分野においては、工場とスマートグリッドでエネルギー最適運用を行うための機能と情報を整理し、国際標準へ反映を実施し、情報の発信を行います。 - 機能安全調査・研究
PA・FA計測制御分野における安全計装制御システムの普及・啓発を、ワークショップなどを通して実施しています。また、関連する要求事項についての規格(JIS C 0508、JIS C 0511)の普及活動を行うとともに、対応するJIS 規格の原案作成を行っています。
- セキュリティ調査・研究
インフラ関連の製造業界においても、IT業界と同様にネットワークのオープン化が進んでいます。制御システムセキュリティにおける特有の諸問題を関連団体と連携して調査検討するとともに、情報の発信を行っています。
- 工業用無線技術調査・研究
PA・FA計測制御分野において無線ネットワークの導入が進んでおり、国際標準化動向の把握、電波伝搬の測定、無線関連技術の動向、無線共存の動向などについて調査検討しています。
- 海外事業展開に向けた支援
アジア(中国、台湾など)をはじめ、ヨーロッパ(イギリスなど)の著名な工業会団体・機関と相互協力の覚書締結を積極的に進め、展示会相互参加、セミナー/ワークショップの開催等を通じて、定期的な情報交換を実施しています。
海外危機管理として、海外安全対策マニュアルを準備し、会員の皆様方の安全な渡航を支援しています。
- 製品安全・EMC に関する事業
- 国際標準化推進事業
日本の産業界の技術的先進性を国際的に示し、産業界の発展に結び付けていくためには、IEC・ISO などの国際標準化機関に国際標準規格を戦略的に提案していくことが必須となります。
国際標準化提案活動を推進するため、標準化テーマを議論する場を提供し、国際規格の提案・審議、維持管理、運営をサポートする審議団体機能としての基盤を強化していきます。- 国際標準化推進
国際規格審議機関(IEC、ISO)の日本国内審議の場として経済産業省から委託され、下記の国内委員会を運営するとともに、有識者を国際会議へ派遣し日本の意見を反映させるべく取り組んでいます。
IEC/TC65(工業用プロセス計測制御)
IEC/TC45(原子力計測)
ISO/TC30(管路における流量測定) - IEC/TC65国際標準化推進
IEC/TC65は、会員企業の大部分の製品に対応した規格を扱っています。国内ユーザーの生産効率向上、会員企業のビジネスの発展に、必須の活動になっています。
最近開催されたプレナリ国際会議で
東京(2008年) ホスト国 事務局担当
ジュネーブ(2009年)参加
ソウル(2011年) 参加
オーランド(2012年)参加
ハンブルク(2014年)参加
など積極的な活動を続け、日本からの規格提案をはじめIEC国際規格審議において日本の意見を規格に反映する努力を行っています。
一例として、「工場・プラントとスマートグリッドに関する国際標準化」に関する規格を日本主導で提案し、IEC/TC65/WG17(System interface between Industrial Facilities and the Smartgrid)の国際コンビーナを担って標準化を推進しています。 - IEC/TC45 国際標準化推進
原子力計測・制御分野での国際標準化に貢献しています。安心安全のため、原子力施設と放射線防護の計測に関する規格作りを進めていきます。
- JISとIEC規絡との整合化
工業用プロセス計測制御機器、環境計測機器、放射線計測機器、EMC規格等において、JISとIEC規格との整合を図るための調査、検討、JIS原案作成を行います。
- 国際標準化推進
- 統計事業
ユーザーニーズと市場動向を反映した定量的な調査・分析に基づく中期見通しの作成及び主要機種ごとの分析をプレス発表も含め外部に発信します。また、グローバルな視点での調査・分析を進めていきます。
新しい技術開発やビジネスの創出を目指す事業
- 技術開発テーマの探索事業
会員企業間で関心の高い共通の基盤技術となる技術開発テーマを探索し、その基盤技術を基に会員企業が新しいビジネスを実現するための種を探します。 関連する学会や研究機関、官公庁と意見交換する場を構築し、探索した技術テーマを複数会員企業で共同開発するための支援を行います。
- 電子測定器分野での探索
電子測定器委員会では、ビジネスの新しい方向など電子測定器産業の将来像を視野に入れた活動を行います。
- 技術戦略マップ検討への参画
経済産業省の技術戦略マップにおいて「計測・計量分野」技術戦略マップ検討作業に継続参加し、計測分野の将来技術の検討を行い、技術戦略マップの充実に寄与する中で、会員企業の技術とJEMIMA のプレゼンス向上に努めます。
- 電子測定器分野での探索
JEMIMAのプレゼンス向上を図る事業
- 広報事業
- 展示会事業
- セミナー事業
3つの基盤
- JEMIMA の体制強化
- 委員会活動の活性化
- 会員サービス強化・会員拡大