神奈川県計量協会
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神奈川県計量協会は「2019(平成31)年新春賀詞交歓会」を、1月17日、横浜市のメルパルクYOKOHAMAで開催した。
司会は、橋本千晴専務理事・事務局長。谷本淳副会長が開会の辞を述べた。
谷本副会長
林博樹会長があいさつした。
林博樹会長
来賓紹介があり、来賓を代表して、立石えり子神奈川県計量検定所長(写真別項)と村松コ治日本計量振興協会常務理事(写真別項)があいさつした。
乾杯の発声は、大黒常雄副会長。
大黒常雄副会長
交流を深めた。
中締めは、加藤雄志副会長。
加藤雄志副会長
林会長は次のようにあいさつした。
協会の課題として次のようなものがある。計量制度の見直しを協会としてどのように利用、活用していくのか。計量士の職域の拡大などにどう繋げるか。計量に関する啓発普及でどのように理解を深めてもらうか。協会組織の維持拡大をどうはかるか。
このように難題が山積みであるが、みんなで取り組むことにより、さらに一歩がふむ出せる年にしたい。
立石計量検定所長は次のように述べた。
立石計量検定所長
今年は、5月20日にSI基本単位の4つの定義が改定される。また来年はオリンピック・パラリンピックでスポーツの計測が注目される。このように、計量の重要性をアピールする絶好の機会が到来していると感じている。
計量検定所も昨年、新しいパンフレットを作成した。またユーチューブに、計量意識の啓発のために、「動画もしもシリーズ(タクシーメーター編)」を公開した(https://www.youtube.com/watch?v=e1eQql8Ohnc)。
また、2月23日、8時30分〜、FMヨコハマの「KANAGAWA Muffin(神奈川マフィン)」という番組で、計量の大切さをアピールする内容で放送される。1月25日には「改善工夫事例発表会」が開かれる。
計量行政を、皆様と協力して推進していく。
村松日計振常務理事は次のようにあいさつした。
村松日計振常務理事
日計振はISO80000の量と単位の規格のJIS化を担当している。キログラムの定義の改定により「プランク定数」をJISにも取り込んでいく。改定はナノテク産業などにとっては事業発展のチャンスになる。また、一般の計量に関しては何も変わらないということで安心できる。
指定検定機関に関しては昨年の9月と12月に検定管理責任者の講習が実施された。これから事業者が申請していくことになる。リスク管理などが重要であるので相談にのっていきたい。
2月22日に「全国計量士大会」を福岡市で開催する。160名の参加を予定していたが現在190名以上の参加申込がある。指定検定機関や自動はかりに関する関心が高いので内容的にも皆様の期待に応えたい。
神奈川県計量協会は、全国でも珍しい公益社団法人。平成30年3月31日現在で会員数は240名。
計量機器工業部会、計量管理研究部会、適正計量推進部会、計量士部会、普及部会などを通じて事業を展開している。指定定期検査機関としても活動している。