9月といえば仲秋の名月。たまには空を見上げて月を眺めるのもいいものです。
ところで、月の模様は昔からさまざまな形に見立てられて来ました。地域によって、カニやライオンなどさまざまですが、日本では餅をつくウサギの姿がポピュラーです。
では、このウサギはどうして月にいるのでしょう?
それにはこんな話があります。
昔、森で旅人が行き倒れていました。
それを見たサルとキツネとウサギは彼を助けようと思って、サルは果物や野菜を、キツネは魚などを集めてきました。
しかし、何も見つけることができなかったウサギは、しばらく考えた後、
「どうぞ自分を食べてください」
と言って、火の中に飛び込みました。
それを見た旅人は、帝釈天の姿に戻り、兎の善行を称えて永遠に月の中に置いてやることにしたのです。
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世界の月の模様(Moonlight −月世界からの報告−)
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