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7/7/2002
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甲斐 鐵太郎 |
北海道の高い山はは8月まで春です、本州の上高地も7月はまだ春です |
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北海道の高い山はは8月まで春です、本州の上高地も7月はまだ春です
（モクレンの芳香は鼻先に持ってくると頭がくらくらするほどに強烈です）
（桜の花が4月から7月にかけて２０００メートル級の山に登っていくように、ツツジも桜を追いかけて山を登ります）
3月に農道のコンクリートの割れ目で花を咲かせていたスミレが5月の中旬になってもいまなお元気です。別の茎が花を咲かせているのかもしれません。
梅の花が咲いたと思ったら桜がこれに追いついて一緒に花を付けておりました。甲府盆地では桃の花が梅と桜と一緒に咲きました。安曇野の波田町では梨の花がこれに加わります。
長野県小布施町の岩松院付近の果樹園では桃の花が5月の連休の時に満開でした。岩松院わきの桃畑では花に向かってモーツァルトの楽曲をスピーカーで浴びせておりました。
飛騨の高山では朴歯を干したものを売っております。朴葉は殺菌作用が強いため古来から食材を包むことに用いられてきました。乾燥した朴歯は火に強いため味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌、朴葉焼きの材料として用られます。朴歯の大きな葉は食器代わりに便利なため日本では古くからこれに食物を盛りつけるなど大いに利用してきました。高山に出かけると駐車場を利用する酒屋さんの裏庭でも朴歯を干しておりました。
朴歯を生み出すホオノキはモクレン科の落葉高木で、日本全国の山林に見られ、樹高30m、直径1m以上になるものもあります。
桜が終わると間もなく朴木（ホオノキ）に白いモクレンの花が咲き始めます。モクレンの芳香は鼻先に持ってくると頭がくらくらするほどに強烈です。
新緑が鮮やかに山野に広がったところで白い大きなモクレンの花が咲き始めると、気が早いのですが初夏になったなと思うのです。
手の届くところに咲いているモクレンの花を手折って庭に設置したプレハブの書斎に生けてくつろいでいると、何とも仕合わせな気分になります。
長野県長門町の学者村の知人の別荘に5月3日に行ったら新緑の木立の中に桃色のコブシの花が咲いておりました。
これから夏に向かって山ツツジやレンゲツツジなどツツジの花が次々に咲いていきます。桜の花が4月から7月にかけて２０００メートル級の山に登っていくように、ツツジも桜を追いかけて山を登ります。
春よ来い、そして来た春を追いかけて日本中を旅するのです。北海道の高い山はは8月まで春です。本州の上高地も7月はまだ春です。上高地には沢渡でバスかタクシーで乗り換えて入りますが、小梨平まで散策に出かけると森林浴を満喫できます。
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