日本計量振興協会 第6回定時総会開く |
日本計量振興協会は、第6回定時総会を、5月25日、東京都港区のインターコンチネンタル東京ベイで開催した。鍋島孝敏氏が会長に就任した。2016(平成28)年度調査研究委員会成果発表会を開催した。計量功労者42氏を表彰した。懇親会を開催し、交流を深めた。
■議案を承認
総会は、秦勝一郎常務理事が司会。故川田裕郎元会長に黙祷した。石蔵副会長が開会の辞、鍋島副会長があいさつした。
総会は、第1号議案2016(平成28)年度事業報告(河住春樹専務理事報告)、第2号議案同収支決算報告(加藤総務部長報告)を、質疑を経て原案どおり承認した。
議案審議では、計量士国家試験受験者のための計量管理にかかわる新教材について、また計量士国家試験準備講習会と同直前講習会の実施内容について、質問があり、事務局から詳細な説明があった。穀類の計量管理については今後対策を講じていくと回答した。
計量記念日ポスター作製の進捗状況と同実行委員会ついて質問があり、事務局からは6月末に開催する委員会に提案するため選考材料を準備していると報告があった。
第3号議案は役員の変更。東京計量士会は小林悌二氏、埼玉県計量協会は金井一榮氏、京都府計量協会は黒田晋一氏、兵庫県計量協会は卷野和子氏、日本計量証明事業協会連合会は石原清史氏への交代が了承された。
報告事項は3つ。16(平成28)年度公益目的支出計画実施報告、17(平成29)年度事業計画、同収支予算。
臨時理事会を開催し、楠会長が怪我のため会長職を辞退することとなったと河住専務理事から報告があり、鍋島孝雄氏が会長に就任した。楠会長は理事となった。肥田副会長が閉会の辞。
■調査研究委員会の成果発表
16(平成28)年度調査研究委員会成果発表会を開催し、次の委員会活動の概要を報告した。
▽自動はかりの計量管理に関する課題とその対応策の調査検討報告(報告:金井一榮委員長)▽計量管理システム(ISO10012規格)の調査研究報告(報告:大竹英世委員長〔トヨタ自動車〕)▽2016(平成28)年度中小企業向け測定基礎研修事業報告(報告:池田秀和委員〔計量計測技術センター〕)
■計量功労者表彰式を挙行
計量功労者表彰式を挙行した。鍋島会長が式辞を述べ、計量功労者42氏に表彰状を授与した。受賞者を代表して小林悌二氏(東京計量士会)が謝辞を述べた。
来賓を代表して、吉岡勝彦経済産業省計量行政室長が祝辞を述べた。
■懇親会で交流深める
懇親会の司会は、事務局の小林雄志氏。阿知波正之副会長があいさつ。来賓を代表して、保坂伸経済産業省産業技術環境局大臣官房審議官が祝辞を述べた。
乾杯の発声は、臼田孝産業技術総合研究所計量標準総合センター長。交流を深め、安孫子初監事が中締めをした。