ノーベル物理学賞受賞者が講演
国際計量記念日にちなみ開催
(財)日本規格協会と独立行政法人産業技術総合研究所計量標準総合センターは「国際計量標準シンポジウム2001」を、5月18日、東京・千代田区のJAホールで開催する。テーマは「競争の前提としての計量標準」。このシンポジウムは、日本が提唱して決まった、メートル条約の締結を記念した国際計量記念日(5月20日、World
Metrology Day)にちなんで毎年開催されている。
シンポジウムでは、近年の計量標準をめぐる状況の大きな変化や、国際貿易の推進や産業発展の基盤としての計量標準の重要性を解明する。計量機関における品質保証やトレーサビリティ、測定の不確かさ評価、計量標準の相互承認や、校正ビジネスの世界的展開、各国・企業での取組などを各分野の第一人者がわかりやすく解説する。1985年にノーベル物理学賞を受賞したK.
von Klitzing博士が、計量標準とノーベル賞と題して講演する。
【日時】5月18日(金)、10時〜17時
【会場】JAホール(JAビル9階)=東京都千代田区大手町1−8−3
【プログラム(同時通訳付き)】
▽国立研究所の再編と新しい計量標準の開発・供給体制(仮題)=小野晃(産業技術総合研究所計測標準研究部門長)
▽通信総合研究所における標準研究の現状と展望(仮題)=森川容雄(通信総合研究所標準計測部長)
▽現場にみる測定の不確かさのマネジメント=横井克己(アジレント・テクノロジー(株)計測標準部長)
▽計量標準とノーベル賞=Prof. Dr. K. von Klitzing('85ノーベル物理学賞受賞者、前マックスプランク固体物理研究所長、ドイツ物理工学研究所(PTB)顧問)
▽計量標準と標準物質(仮題)=Prof. Dr. R. Kaarls(国際度量衡委員会事務局長、前オランダ計量研究所(NMI)所長)
▽韓国の計量標準と校正制度(仮題)=Dr. Hee Joon Eun(韓国標準科学研究所【KRISS】所長)
▽産業界における計量標準=渥美幸一郎((株)東芝生産技術センター所長)
▽まとめ=伊藤章(経済産業省産業技術環境局知的基盤課長
【主催】(財)日本規格協会、独立行政法人産業技術総合研究所計量標準総合センター
【後援】経済産業省、総務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省、環境省
【参加費】▽一般一万五百円▽維持会員・協賛団体会員九千四百五十円(消費税込)
【申込・問い合わせ先】
(財)日本規格協会普及事業部普及業務係(若園、大熊)
〒107−8440、東京都港区赤坂4−1−24
TEL 03−3583−8004、FAX 03−3583−0462