===夏季特集 第3集===
2001年8月12日(2410号)■平成13年度東北・北海道計量大会(8月2日・青森市)
都道府県ごとに組織されている計量協会など計量関係団体は、適正な計量の実施を確保するための諸施策を実施することを通じて、地域住民の福祉と経済文化の発展に寄与することを目的としており、このため計量検定所と職務を分掌して活動し、大きく社会貢献してきた。
計量協会は計量ボランティア組織といってよく、これまでは「計量思想の普及・啓発」を活動理念として、行政機関の直接活動だけでは成果を上げにくい啓発事業等を精力的に実施してきており、実質上「計量福祉」の充実のため行政機関と車の両輪として活動してきた。
平成13年度東北・北海道計量大会は、以上のような計量協会の使命を確認し、今後の活動について互いに励まし合うために役立っている会合である。
ねぶた祭りと三内丸山遺跡を見る
8月2日、青森市で開催された平成13年度 東北・北海道計量大会には、東北・北海道の6県・1道の計量協会関係者300名が参加した。行事は@東北・北海道計量大会、A東北六県北海道計量協会連合会総会、B特別講演、C視察研修からなる。@の東北・北海道計量大会は、君が代斉唱、平成12年度会員物故者への黙祷、来賓と招待者の紹介、東北六県北海道計量協会連合会長挨拶、功労者表彰、大会記念事業発表と青森県福祉事業団への機器贈呈、大会宣言、来賓祝辞の順に進行した。Aの東北六県北海道計量協会連合会総会は、昼食を挟んで午後から開催され、各県提案の議題を協議した。Bの特別講演の講師は、日本最大の縄文遺跡である三内丸山遺跡の発掘を指揮した青森県教育長の岡田康博氏で、同氏は縄文人が現代人の生活に通じる生活様式を持っていたことを遺跡資料等から説明した。Cの視察研修は、夜にねぶた祭りを見物、翌日に三内丸山遺跡を視察した。
大会宣言
計量制度は、企業経営の合理化、一般社会における正確な計量の確保、科学振興の促進等において重要な基盤となる社会の制度であります。東北・北海道の計量に係わるものが一堂に会し、計量の基本の使命感を旨とし、「くらしを守る確かな基準……計量・計測」「二十一世紀の明るい未来・世道の根幹……計量・計測」をスローガンに掲げ、これが達成のため最大の努力を重ねていくことを決意し、本大会の名において宣言します。(要約)平成13年8月2日
東北・北海道計量大会
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