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国立科学博物館所蔵の歴史的計量計測機器を展示
千点越す技術史的価値ある資料
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日本計量史学会、(社)計測自動制御学会力学量計測部会、産業考古学会、東京産業考古学会、技術史教育学会、(社)日本計量振興協会の共催による「計量史をさぐる会2001」が10月13日午後、東京都新宿区の国立科学博物館新宿分館で開かれ、約80名が参加した。国立科学博物館の協力で同館所蔵の歴史的計量計測器が展示され、関連する6分野で解説・討論を実施した。
国立科学博物館所蔵の「計量」資料の中心は計量研究所から寄贈された資料。1000点を超える資料が同館に所蔵されている。今回のさぐる会ではこれらのなかから、折衷尺、京枡、天びん、浮ひょう、標準抵抗器、シックス最高最低温度計、高温度計など18種類の歴史的計量計測器を展示した。関連する6つの計量計測器分野でディスカッションした。話題提供者とコメンテーターは次のとおり。
▽総論=鈴木一義(国立科学博物館)/大網功(東洋大学)▽長さ計(ものさし)=沢辺雅二(ミツトヨ)/
藤岡健夫▽体積計(ます)=鈴木和夫/馬場章(東京大学)▽質量計(はかり)=山下喜吉(山下製衡所)/内川恵三郎(日本品質保証機構)▽密度計・比重計=横田賢次郎(横田計器製作所)/
蓑輪善蔵▽電気計測器=松本栄寿(横河電機)/菅野允▽熱と光の計測器=高田誠二/小川実吉(横河総合研究所)
さぐる会の後援は(株)日本計量新報社。